歯磨き直後でも口臭が強い!?考えられる原因と対処法

歯磨き 2019.12.27
歯磨きは大切な習慣ですが、歯磨きをしっかりすれば口臭が消えるとは限りません。 歯磨き直後でも口臭がある場合には、一体なにが原因なのでしょうか。 口臭のさまざまな原因、口臭チェック方法、有効な対処法などをお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

歯磨き直後でも口臭!?原因は?

歯磨きによって、歯や歯ぐきの汚れが落ちていれば口臭は消えると思われるかもしれませんが、臭い続ける場合もあります。

なぜなら口臭の原因は1つではないからです。

歯磨き直後でも口臭が消えないと悩んでいるなら、まずは「なぜ口臭があるのか」ということを知る必要があるでしょう。

〈口臭の原因〉

・虫歯や歯石

虫歯や歯石があることで、口内の細菌が増えたり、虫歯の空洞の中に食べかすが入ったりして臭うことがあります。

こうした状態になると、口臭を軽くするためには歯科に行くことが望まれます。

・ドライマウス

唾液が少ないことが原因で口臭が発生することもあります。

・歯周ポケットが深い

歯と歯ぐきの間の溝が深くなると、そこに細菌が住み着いて臭いが発生することが多いです。

・舌の汚れや舌苔

舌の表面に汚れが溜まるのも臭いの原因になります。

・生理的な原因

起床時、空腹時には唾液の分泌が減り口臭が強くなることがあります。

また、女性であれば生理中、あるいはその前後に臭いが気になるときもあります。

加齢によるホルモンバランスの乱れが原因で起こることもあるでしょう。

さらに、内科系の原因で口臭が起こることもあるようなので、歯科だけでなく内科、耳鼻咽喉科などに行くことが根本的な解決になることもあります。

歯磨き直後に調べてみよう!口臭チェック方法

歯磨き直後でも口臭が気になる方は、上記のいずれかに当てはまる状態なのかもしれません。

歯科に行って見てもらう以外にも対処法はあるので後述しますが、その前に口臭のチェック方法をご紹介します。

実はそれほど強い臭いがあるわけではなく、「気にしすぎ」のこともあるので、客観的にチェックできる方法を試してみましょう。

●舌をチェック

舌の表面に白っぽいものがついているのを見たことはあるでしょうか。

舌苔は必ずしも強い口臭の原因というわけではありませんが、日頃からチェックしておくことをおすすめします。

舌苔が普段よりも厚い、舌の色が白すぎるなどと感じたら、ティッシュやガーゼで舌をやさしくこすり取り、ニオイをかいでみましょう。

●ビニール袋でチェック

小さめのビニール袋に息を吹き入れ、少し待ってからニオイをかいでみましょう。

●手を舐めてチェック

手を舐めて、少し待ってからニオイをかいでみてください。

●デンタルフロスでチェック

使用したデンタルフロスのニオイをかぎます。

奥歯のほうで使ったものをチェックしてみましょう。

●口臭測定器(口臭チェッカー)でチェック

家庭用の口臭チェッカーは2,000円~4,000円程度で販売されています。

これなら客観的に確認できますが、すべての商品で精度が統一されているわけではないようです。

口臭の解決のために歯医者さんを頼ろう

歯磨き直後にデンタルフロスを使っても口臭が消えない場合、歯医者さんで相談してみるといいでしょう。

「歯が痛い」、「詰め物がとれた」など特別な事情がなければ行かない方も多いと思いますが、定期的に受診することをおすすめします。

歯石の除去、初期虫歯のチェック、歯ぐきの状態確認など、さまざまなケアができます。

口臭についても客観的に確認してもらえますし、アドバイスをしてもらえるので、ぜひ行ってみてください。

歯医者さんに行く前には、歯磨きをしっかりして、できる限りキレイな状態にしてから見てもらいましょう。

食べかすや磨き残しがある状態では、歯に対する意識が低いと思われても仕方ありません。

歯と歯ぐきの間やかみ合わせ、歯と歯の間など細かいところも時間をかけて丁寧に磨き、デンタルフロスで歯間の汚れを除去してください。

その後にマウスウォッシュなどでケアするといいでしょう。

舌のケアで口臭を改善

ここまで、「舌に付着している汚れが口臭の原因になることもある」とお伝えしてきました。

舌のケアは自宅でもできます。

歯磨き後に、舌苔を軽くこすって落とすだけです。

ただし、歯ブラシなどでゴシゴシとこすってはいけません。

刺激が強すぎて舌が傷つくおそれがあります。

舌が痛むほか、味覚に異変を感じる場合もあるので、舌の磨きすぎには注意してください。

完全に取り除き、舌を赤くするのではなく、軽く拭き取るようにしましょう。

やわらかいガーゼ、ハンカチなどを人差し指に巻き、やさしく拭きます。

スプーンの裏側を使い、舌の表面をなでる方法もあります。

表面のネバつき、ぬめりを取り除くイメージです。

簡単な舌のケアが終わったら、ブクブクうがいをしておしまいです。

舌をケアするタイミングは、朝食後がおすすめです。

朝は口臭がきつくなる時間ですし、1日が始まる前にケアをしたほうが気持ちがいいでしょう。

もちろん夜でもかまいません。

食べた直後ではなく、少し待ってからケアするといいでしょう。

食べた直後には、消化を助ける唾液が多く分泌されているからです。

歯磨き直後の口臭を軽減するために!歯ブラシにも注意

歯磨き直後に口臭が気になる方は、下記のことにも注意してみてください。

●歯ブラシの交換頻度

歯ブラシの毛先が開いていなくても定期的に交換するようにしましょう。

一見キレイに見える歯ブラシでも、長期間使用しているものには雑菌が多いです。

雑菌がたくさんいる歯ブラシで磨いても汚れをうまく落とすことはできません。

最低でも一ヶ月に一度は交換しましょう。

衛生的に保管することも重要です。

また、一ヶ月経過していなくても、毛先が開いていたら交換してください。

毛先が崩れた歯ブラシでは汚れが落ちにくく、磨き残しにつながります。

●自分に合った歯ブラシ選び

歯と歯ぐきの状態に合った歯ブラシを使用しましょう。

例えば、歯ぐきがデリケートな状態なら、やわらかめの歯ブラシを選びます。

歯ぐきのマッサージ効果にこだわった歯ブラシ、歯を白くする効果にこだわった歯ブラシなどいろいろとあるので、自分に合ったものを選んでください。

デンタルリンスで口臭を予防しよう

●デンタルリンスを使う

デンタルリンスには、うがいだけで使う洗口液と、歯磨き時に使うタイプがあります。

洗口液は、虫歯予防や口臭予防の効果があり、歯磨き直後に使うといいでしょう。

一方、液体歯磨きとして使うものは、歯磨き前に口に含みます。

適量を口に入れてブクブクうがいをしてから歯を磨くのです。

液体歯磨きのメリットは、歯の表面を傷つけにくいことです。

ペーストタイプに含まれていることが多い研磨剤がないので、デリケートな歯に適しています。

ただ、着色汚れの除去効果は期待できません。

また、デンタルリンスにはいろいろなタイプがあります。

歯医者さんで口の状態を見てもらうと、適したものを教えてもらうことができるでしょう。

体質的にアルコールが苦手な方は、ノンアルコールのデンタルリンスを使ってください。

口臭をゼロにするのは難しい

口臭の主な原因は細菌の繁殖ですが、他にも考えられる原因はあります。

口臭をすべて消すのは難しいですが、やわらげることはできるでしょう。

舌のケア、歯磨き方法の見直し、歯ブラシチェック、デンタルリンスの使用など、自分でできる限りのことをしても臭いがきついようでしたら、歯医者さんで相談することをおすすめします。

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