ミョウバンの高い消臭効果とは?靴や足の臭いを消し去ろう!

ミョウバン 2019.05.02

靴によっては通気性のよくないものもあるため、靴のなかの湿度が上がり「臭いが気になる」という方は多くいらっしゃることでしょう。

1日中履いた靴を脱いだ際に、ムワっと臭いが鼻につくと気分もよくないものです。

そこで、今回は靴や足の臭いを消すために、ミョウバンを使った消臭方法をご紹介します。

ミョウバンの性質や、靴や足の消臭以外での活用方法もお伝えしますので、ぜひ参考になさってください。

靴の消臭にミョウバンがいい!その理由は?

ミョウバンは、スーパーや薬局などでも販売されていることもあり、比較的手に入れやすいものといえます。

ミョウバンの使用用途は「漬物などを作るときに使われるもの」という認識がある以外にも、一部の方の間では「消臭効果が期待できるもの」として知られています。

しかし、なぜミョウバンは消臭効果が高いといわれているのかご存知ですか?

それは、強い臭いであるアンモニアなどのアルカリ性の性質を中和してくれ、酸性に傾けてくれるからです。

ちなみに、薬局などでも見かけることの多い制汗スプレーですが、こういった製品のなかにもミョウバンが使われているものもあるといいます。

他にも、ミョウバンは強い臭いであるアンモニアなどのアルカリ性を酸性に傾ける際に、雑菌の繁殖が制御されるだけでなく、殺菌してくれる効果があるといわれれているのです。

このようなことから考えると、ミョウバンを使えば、靴から漂う嫌な臭いを消し去ることができるかもしれませんね。

靴の消臭をするためにミョウバン水を作ってみよう!

ミョウバンは、高い消臭効果と制菌効果が期待できることが分かったところで、靴にサッとかけて消臭ができるミョウバン水の作り方をご紹介します。

最初に、用意するものをお伝えします。

・焼きミョウバン 15グラム
・水道水を入れたペットボトル 500ミリリットルのもの
・漏斗(あったら便利かもしれません)

それでは、早速作り方をお伝えしましょう。

①水が入ったペットボトルの飲み口から焼きミョウバンを入れます。

この時に、漏斗があると入れやすくなります。

②ペットボトルのキャップを閉めて、数回振って混ぜます。

③冷蔵庫のなかに入れて、1日程度放置します。

④完全にミョウバンが溶けたら完成です。

もしも溶けていなかったら、さらに数時間冷蔵庫のなかで放置してください。

これで、ミョウバン水の原液ができ上がりますが、使用する際は、この原液を水道水で10倍程度に薄めましょう。

さらに、このミョウバン水を靴に使用する方法もお伝えします。

①ミョウバン水の原液を水道水で10倍程度に薄め、小さなスプレーボトルなどに入れます。

②臭いが気になる靴のなかにスプレーし、靴のなかを完全に乾燥させます。

また、靴を履く前には、足の裏にもスプレーするとより効果が期待できるといいます。

足の裏にスプレーしたあとは、濡れたまま靴を履くのではなく、乾燥してから履くようにしましょう。

ミョウバン水にアロマをまぜて消臭の力をアップさせよう!

靴の臭いが気になるのであれば、ミョウバン水を使ってみるとよい効果が得られます。

また、でき上がったミョウバン水のなかに、もうひと手間を加えるとさらに高い消臭効果が期待できるといいます。

そのひと手間とは、エッセンシャルオイルをまぜるというものです。

エッセンシャルオイルというのは、植物のなかから芳香物質のみを抽出したもので、100%天然のオイルです。

エッセンシャルオイルは、ラベンダー・ローズマリー・ティーツリー・ユーカリなどさまざまな香りがあり、エッセンシャルオイルによっては殺菌効果が期待できるものもあるといいます。

そういったエッセンシャルオイルを、ミョウバン水のスプレーのなかに1滴垂らし使用すると、ミョウバン水単体で使うよりも高い効果が得られるかもしれません。

ちなみに、エッセンシャルオイルとは別にアロマオイルもありますが、アロマオイルの場合は100%天然ではなかったり、合成の香がまざったりしていることもあります。

アロマオイルは「身体に直接使っても大丈夫」というように書かれているものであれば問題ありませんが、そうでない場合はそういった目的のために作られていないといいます。

そのため、ミョウバン水のスプレーにまぜるものは、エッセンシャルオイルを選んでいただくと間違いないでしょう。

ミョウバン水ができあがるのを待てない時はどうしたらいい?

これまで、靴の嫌な臭いを消臭するために、ミョウバン水の作り方からその使い方などをお伝えしましたが、場合によってはミョウバン水を作るまでの時間を待てないこともありますよね。

例えば、外出前ぎりぎりになって靴が臭うことに気がついた時などです。

そういった場合は、ミョウバンを直接靴のなかにふりかけてしまうのも1つの方法です。

焼きミョウバンは、粒の大きい結晶のようになっていますが、これを粉になるように砕きます。

そして、それを臭いのする靴のなかに大さじ1程度ふりかけて、いつも通り靴を履くだけです。

しかし、この方法は靴や靴下にミョウバンがついたままになってしまうので、あくまでも緊急の処置として捉えて行ってください。

また、靴を履き終わったら靴底に付着したミョウバンを綺麗に拭き取り、靴下もしっかり洗濯しましょう。

ミョウバン水で靴の臭いの元である足も洗おう!

靴の臭いをミョウバンで消臭できたとしても、足から嫌な臭いが漂っていれば意味のないものになってしまいますね。

そこで、靴だけではなく、足湯にミョウバンを入れて足の臭いをすっきりさせてみませんか。

【用意するもの】

・左右の足が入る程の大きさの容器
・40度くらいのお湯
・ミョウバン水
・タオル

【やり方】

①両足が入るくらいの大きさの容器にお湯を入れます。

湯量は、大体くるぶしが隠れる程度がいいでしょう。

②お湯に対して1/10程の量のミョウバン水を入れ、軽くまぜます。

③両足を浸けて、10分から15分くらい待ちます。

④タオルで足の水気をしっかりと拭き取って終わりです。

この方法は、足の臭いがすっきりと消えるだけでなく、足湯をすることによってリラックス効果も得ることができます。

ミョウバン水を他のことに活用しよう!

足や靴の臭いを消臭する以外にもミョウバン水は、いろいろなことに使うことができます。

そのなかでも、お勧めしたいミョウバン水の活用方法をいくつかお伝えします。

1、皮脂の臭い対策

耳の後ろ・小鼻・脇・背中などは、皮脂が多く分泌されやすい箇所であるため、臭いが気になることもありますよね。

そんなときにもミョウバン水は有効とされており、スプレーをすると臭いが緩和されることもあります。

2、発汗を抑える

ミョウバンには、消臭効果と制菌効果が期待できるとお伝えしましたが、それ以外にも制汗作用があるともいわれているのです。

ミョウバンの制汗作用に関してのメカニズムはまだはっきりと分かっていませんが、効果を実感されている方もいらっしゃるようです。

3、ニキビの予防

ミョウバンの制菌作用によって、ニキビの原因菌とされている「アクネ菌」を減らしてくれる効果も期待できるといいます。

これら以外にも、ミョウバンはさまざまなことに活用されているといいます。

日常的にミョウバンを活用しよう!

スーパーなど身近なお店で手に入れることができるミョウバンですが、消臭効果が期待できることが分かりました。

冷蔵庫のなかで数時間放置をするだけで簡単にミョウバン水は作れるので、靴や足などの臭いが気になる方は、ぜひ作って試してみてください。

それ以外にも、皮脂による臭い対策や、ニキビの予防としても効果があるといわれているので、積極的に普段の生活で取り入れていきたいですね。

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