入園前に!歯ブラシホルダー付きコップ入れ袋の簡単な作り方
歯ブラシ 2019.04.22歯ブラシコップ入れがなぜ必要なのか
幼稚園・保育園では、お弁当、おやつを食べた後に、歯磨き、うがいをする習慣があります。
その時に使用する歯ブラシとコップを入れるコップ入れ用袋は、ほとんどの家庭が手作りのコップ入れを用意し、もたせます。
また、歯ブラシコップ入れのほかにも、レッスンバッグやお弁当袋、上履きや着替えを入れる袋等、手作りで用意できるものが多く、作り方ガイド等が出版されているほどです。
既製品を購入するのではなく手作りのもので揃えたい場合は、作り忘れることがないよう、確認しながらそろえてあげましょう。
ちなみに、コップは落としても割れない、電子レンジ対応のものがおすすめです。
コップと歯ブラシは子供と一緒に選ぶ、もしくは、子供の好きなキャラクター、イラストでそろえておくのも一つの手段です。
一目見て自分のものだと分かり、気に入って使ってくれます。
歯ブラシコップ入れの簡単な作り方
歯ブラシコップ入れには、コップを立てて入れられるマチ付きのものとマチのないタイプがあります。
簡単なコップ入れは、マチのないタイプになります。
まずは、こちらのコップ入れから挑戦してみましょう。
【用意するもの】
・横20cm×縦50cmの布
・50cmの細めのひも
・ミシン
・裁ちばさみ
・ものさし
・ひも通し
(以下あれば助かるもの)
・チャコペーパーもしくはチャコペン
・待ち針
布を選ぶ時は、上下関係のない図柄がベターです。
柄に合わせてカットするのは手間がかかりますので、全体的に図柄が配置されているデザインのものを選びましょう。
次に、作り方ですが、布を中表にして半分に折ります。
半分に折った布は口になる方を上に置き、チャコペンで両サイドから1cm内側の場所に印を付け、まずは片側を上までミシンで縫います。
もう片側は、開けやすくするために余裕をもたせますので、上から8cmほど開けたところから下までを縫います。
上の部分は、両側に開く形にしますので、コの字に片側からもう片側へと縫っていきます。
続いて、ひもを通す場所を作ります。
この作り方ではここが一番難しいところですので、ここを乗り越えれば、後は簡単です。
上から2cm、1cmの場所に印を付け、裏側に三つ折りになるように折り込みます。
折り込んだところを端から端まで縫います。
最後にひもを通し、裏返して完成です。
マチ付きの歯ブラシコップ入れに挑戦
マチ付きの歯ブラシコップ入れ袋は、マチのないコップ入れ袋にマチを付けるだけです。
マチはコップの大きさに合わせてサイズを変えられますので、マチのないコップ入れ袋が出来上がったら、コップを入れてみて、マチの大きさを決めましょう。
では、マチの縫い方ですが、裏返しにしたコップ入れ袋を両端の縫い目が中央にくるように置き、縫いしろを広げ、軽くアイロンをかけます。
アイロンをかけない場合は、手で縫い目を広げ、上から軽く押さえておきましょう。
この時のコップ入れ袋の状態は、削った鉛筆を反対にしたような形状です。
下に三角形の尖った部分ができますので、三角形の底辺になる部分が7cmになる部分で、三角形を上に折り込み、印を付けます。
反対側も同様に折り込み、印を付けます。
印を付けた部分をミシンで縫い、三角形の尖った部分を手縫いで止めれば、表に返して完成です。
この作り方であれば、ミシン初心者でも、裁縫が苦手な方でも、1時間ほどで作ることができます。
ミシンを使用しない作り方
家庭にミシンがない、裁縫道具がそろわない時は、ミシンや針を使用しない作り方でコップ入れ袋を作りましょう。
まず、お近くの手芸店、もしくは通販ショップ等でコップ入れ袋の型紙と布用ボンド、もしくはアイロンテープを手に入れましょう。
ちなみに、コップ入れ袋の型紙は時期、ショップにもよりますが、入園準備を始める季節になれば、サービスのひとつとして、手作り用の型紙が何種類か用意されています。
その中から、歯ブラシとコップを入れる袋の型紙がありますので、布用ボンドやアイロンテープを購入する際、忘れずにもらっておきましょう。
では、作り方ですが、アイロンテープを使った作り方をご説明します。
準備した型紙に合わせて布を切ります。
コップを入れる部分の両端にアイロンテープに貼り付け、片方ずつアイロンを当てます。
白い紙をはがすと粘着できるようになっていますので、慎重に布と布を合わせ、上から軽くアイロンを当てて、布を接着させます。
作業は、接着、折る、接着の繰り返しです。
ひもを通す部分は、はみ出さないように布にアイロンテープを貼り、スムーズにひもが動くよう、少し余裕をもたせた部分で接着させます。
裏返して、ひもの端を結べばできあがりです。
コップ入れ袋の作り方の基本
歯ブラシコップ入れ袋は、子供が毎日幼稚園や保育園にもっていくものです。
手作りですから、既製品のような仕上がりを目指すのは難しいかもしれませんが、綺麗な仕上がりになるよう、基本だけは押さえておきましょう。
綺麗な仕上がりの作り方の基本は、2つ。
1つは、布の裁断です。
手芸店でカットしてもらった布は、裁ちばさみでカットしますので、ジグザグになるようなことはありません。
しかし、急いでカットしてもらった場合、少し斜めになっていることも少なくありません。
まずは買ってきた布をテーブルに広げ、布を横20cm×縦50cmの大きさにまっすぐにカットすることから始めましょう。
2つめは、ミシンで縫う場合ですが、返し縫を忘れずにしましょう。
縫いっぱなしではほつれてしまいますので、必ず返し縫を行います。
作り方の基本としては些細なことですが、長く愛用してもらうにはこの基本が大切です。
布の選び方
歯ブラシコップ入れは、子供が毎日使うものですから、いつも清潔な状態でもたせてあげたいもの。
布を選ぶ時は、洗濯しやすく乾きやすい素材のものを選びましょう。
手芸店にはオックス生地はじめ、ブロード生地、シーチング生地等、様々な生地が売られていますが、おすすめはオックス生地です。
洗濯しやすく、乾きやすい上に低価格です。
歯ブラシコップ入れ袋であれば、300円前後で作れます。
お弁当袋とコップ入れ袋をおそろいにしたいからという理由でキルティング生地を購入する方もいらっしゃいますが、手作り初心者にはおすすめできません。
キルティング生地はオックス生地に比べ厚みがある分、作り方に手間取る分だけ時間がかかる上、洗濯した際、乾きにくいというデメリットもあります。
時短手作りでも愛情たっぷり
歯ブラシコップ入れ袋は、手作り初心者でも簡単に作ることができます。
布の選び方、ミシンを使用した作り方、ミシンを使用しない作り方を分かりやすくご説明しました。
お好みのデザインの布を手に入れたら、ゆったりとした気分で作り始めましょう。
歯ブラシコップ入れ袋は、布をカットし、ミシンで縫うだけの作業ですが、目の前の作業に集中できる気持ちがなければ上手く作れません。
子供が楽しみにする園生活の第一歩を、手作りの歯ブラシコップ入れ袋で応援してあげましょう。