ミドル脂臭対策は女性にも必要!臭わない女性になるためには
加齢臭 2019.10.27女性にも対策が必要なミドル脂臭とは?
他人を不快にさせているかもしれないミドル脂臭は、汗に含まれる乳酸が常在細菌によって代謝分解されてできる「ジアセチル」が原因です。
ミドル世代の男女なら誰もが臭わせている可能性があるため、女性だからと言って臭っていないと思ってはいけません。
ミドル脂臭は古い油のような臭いがし、後頭部周辺から発生するのが特徴です。
自分の臭いは感じにくく後頭部から臭いを発しているということから、他人には臭っているのに自分では気づかないことがあります。
また、ミドル脂臭は、枯草のような臭いがする加齢臭よりも臭いがキツく感じる場合があります。
ミドル世代なら、ミドル脂臭を自覚していてもいなくても臭い対策は行っていたほうが良いかもしれません。
自分での臭いが気になるようであれば、家族などに臭っていないか、臭っていればどこの部分が臭っているのか確認してみると良いでしょう。
また、後頭部からの臭いが特徴なことから、枕の臭いをかいで確認するのもひとつの方法です。
対策の前に!ミドル脂臭と女性ホルモンの関係を知ろう
ミドル脂臭の対策をする前に、女性ならミドル脂臭と女性ホルモンの関係を知っておきましょう。
女性ホルモンには、汗や皮脂を調整する働きがあります。
そのため、女性ホルモンが体を満たしているうちは、ミドル脂臭の心配はないと言えるかもしれません。
しかし、ミドル世代になると女性ホルモンはだんだんと減っていき、男性ホルモンが優位になります。
今までは女性ホルモンによって汗や皮脂が抑えられていたのが、男性ホルモンが優位になることによって汗や皮脂を調整できなくなり、ミドル脂臭が気になるようになってきます。
女性の場合、女性ホルモンの減少に伴って男性ホルモンは増加し続けることが分かっていますので、臭いが変化してくることは当たり前のことなのかもしれません。
若い女性にミドル脂臭対策は必要なし?!若い女性がいい匂いの理由
若い女性が何となくいい匂いがするのには、それなりの理由があります。
それは、女性には若い年代で発している甘い匂いがあるからです。
その甘い匂いは、ラクトンC10・ラクトンC11という成分であることが分かっています。
そして、その匂いは30代から徐々に減少していき、ちょうどミドル脂臭を感じるミドル世代の頃にはなくなってしまうようです。
もともと若い女性特有の甘い匂いであるラクトンC10・ラクトンC11がミドル脂臭の抑制にもなっているかもしれません。
また、ラクトンC10・ラクトンC11は女性らしさや若々しさなどを上げる効果があると言われていますので、この成分が十分にある若い女性が、女性らしく若々しさに溢れているのは当然だと言えるでしょう。
女性ホルモンの減少と共に、甘い匂いを発するラクトンC10・ラクトンC11の減少により、ミドル世代の女性には臭いを発する可能性が高くなっています。
年齢的にも臭っていて不思議はないミドル世代の女性には、臭い対策は必須なのかもしれません。
汗から発生するミドル脂臭!入浴で良い汗をかこう
ミドル脂臭は汗から発生しますので、対策として良い汗をかくことが大切です。
こちらでおすすめしたいのは、入浴で汗腺を鍛えることです。
湯船につかってゆっくり汗をかくことによって、質の良い汗をかくことができるようになるでしょう。
毎日シャワーで済ましているような女性は、湯船につかって汗をかく習慣をつけてください。
普段汗をかきにくいような方は、次にご紹介する手足をお湯につける入浴法がおすすめです。
43度くらいの熱めのお湯を湯船の半分くらいまで入れ、ひじから下とひざから下を10~15分ほど温めます。
続けることによって、自然な汗をかけるようになるはずです。
仕事であまり動かないような方や、ストレスが多いような仕事の方は、このような部分的な手足の入浴法によって、全身の汗腺が鍛えられることでしょう。
手足の部分浴の後はぬるめのお湯を足し、半身浴か全身浴をしてみてください。
毎日行えれば、効果は2~3週間くらいで感じられるようですので、ぜひ試してみてください。
きちんと食事は摂れてる?ミドル脂臭には食生活の改善も
ミドル脂臭を軽減したいのであれば、食生活の改善も大切です。
ミドル脂臭対策をしたい女性は、普段の食生活に問題ないか確認してみましょう。
動物性たんぱく質が多いような食生活は、野菜不足が考えられます。
野菜には、ビタミン・食物繊維・カリウムなど体に必要な栄養素が多いですので、積極的に取り入れるようにしましょう。
また、普段の食事が脂質が多くなりがちな人は、和食など脂分を使いすぎないような食事を摂るよう心がけると良いでしょう。
他には、腸内環境を整えると言われている乳酸菌を含む食品もおすすめです。
ヨーグルトや乳酸飲料を毎日の食事に摂りいれると良いでしょう。
ビタミンCの摂取には、緑黄色野菜や果物がおすすめです。
水溶性のビタミンCは、生で摂取すると良いでしょう。
ビタミンEの摂取には、植物油やゴマ・アーモンド・ピーナツがおすすめです。
食物繊維は、ゴボウや切り干し大根・大豆・きなこに豊富に含まれています。
カリウムはバナナ・メロン・アボガドなどの果物や、ほうれん草・さつまいも・大豆などの豆類に多く含まれています。
ミネラルは、わかめやのりなどの海藻類に豊富でしょう。
シャンプーの仕方は合ってる?ミドル脂臭の臭いの元へ対策をしよう
ミドル脂臭は後頭部からの臭いですので、女性でも臭いの元への対策が大切です。
こちらでは臭いの元への対策として、シャンプーの仕方を確認していきましょう。
【シャンプーの仕方】
◯ブラッシングをする
ブラッシングは髪の毛についた汚れなどを最初に取り除き、髪の毛のほつれもなくします。
◯予洗いする
髪の毛をシャンプーで洗う前に、シャワーだけでしっかりと洗いましょう。
予洗いによって、大部分の汚れをあらかじめ流すことができます。
◯シャンプーで洗う
シャンプーを手に取ったら、泡立ててから髪の毛につけてください。
よく泡立てることによって髪の毛の摩擦を減らし、毛穴もしっかり洗うことができます。
◯よくすすぐ
シャンプーを頭皮や髪の毛に残さないために、しっかりとすすぐことは大切です。
シャンプーの時間よりも多くし、髪の毛全体にまんべんなくお湯が行き渡るようすすぎましょう。
◯トリートメントをつける
頭皮につかないようトリートメントを髪の毛につけます。
髪の毛を保護することによって、頭皮環境も守っていきましょう。
◯乾燥させる
髪の毛の水分をタオルで優しく吸い込んだら、ドライヤーで乾燥させます。
ドライヤーは近づけすぎず、根元から乾かすように使いましょう。
ミドル世代の女性はミドル脂臭対策を行おう
ミドル世代の女性はミドル脂臭がある可能性がありますので、対策が必要なことが多いです。
ミドル脂臭は、女性ホルモンの減少や、若い女性が持つ甘い匂いであるラクトンC10・ラクトンC11の減少により臭うようになります。
ミドル脂臭対策には、入浴によって良い汗をかくこと、バランスの良い食生活、適当なシャンプーの仕方があります。
臭わないためにも、できることから対策を行ってみてください。