バスタオルの臭いには重曹がおすすめ!その理由と使用方法
バスタオル 2019.08.16バスタオルから嫌な臭いが!まずはお湯で取り除いてみよう
バスタオルのイヤな臭いを取るには、漂白剤や重曹、酢など、さまざまな方法がありますが、もっとも手軽な方法はお湯につけこむことです。
臭いの原因となっている雑菌は20~40℃で繁殖するとされているため、それ以上の温度のお湯につけこむことで雑菌の繁殖を抑えることができます。
用意するものは、バスタオルが十分に入るバケツのみです。
家にない場合は100円ショップに行き、大きめのバケツを買っておきましょう。
そのバケツにバスタオルを入れ、50℃以上のお湯をたっぷりと注いだらそのまま10~15分ほど放置します。
その際、お湯が冷えないように、蓋になるものをかぶせておきましょう。
つけこむ時間は臭いの強さにもよりますが、長くても30分を目途にしてください。
お湯は、時間が経てば徐々に冷えていきます。
20℃まで冷えてしまうと雑菌が繁殖しやすい温度になり、繁殖しやすい環境をつくってしまうことにもなりかねません。
これでは、つけこんだ意味がありません。
この方法でも臭いが取れない時は、次は少量の重曹を加えてチャレンジしてみましょう。
嫌なバスタオルの臭い!重曹で取り除く方法
何度洗濯しても臭いが取れないバスタオルには重曹を追加してみましょう。
初めて使用する人にとっては、重曹とは何のことなのか、どうやって使用するものか、身体に害はないのかと不安になるものですよね。
重曹の正式名称は、炭酸水素ナトリウムです。
重炭酸ソーダとも呼ばれますが、研磨作用をはじめ、中和作用、膨張作用、消臭作用、吸湿作用などの働きをもつ、人体に無害な物質です。
バスタオルの臭いには重曹のもつ消臭作用、中和作用が役に立ちます。
使用方法は、いつもの洗剤にプラスして洗濯機を回すだけです。
「これだけで臭いが取れるの」と不思議に思うかもしれませんが、水30リットルに対し、大さじ3杯ほどの重曹を入れるだけで臭いが抑えられます。
ただし、強い臭いがあるバスタオルには、水よりもぬるま湯がおすすめです。
重曹が溶けやすくなったり洗剤との混ざりも早くなるため、効果的に洗濯をすることができます。
毎日重曹を入れることはありませんが、家族が多い、汗っかき、乾きにくい素材のバスタオルを使っている時は、2~3日に一回、最低でも一週間に一回は重曹を入れることをおすすめします。
臭い除去だけでなくバスタオルをふんわり仕上げに!クエン酸が大活躍!
毎日の洗濯に、重曹やクエン酸を上手に使用している人も多いと思います。
中でも、クエン酸には洗濯物を柔らかくする作用、殺菌、および消臭作用ほか、洗濯槽内のカビ除去作用があることが知られており、積極的に使用している人も少なくありません。
柔軟剤として使用するクエン酸の量は、水50Lに対しクエン酸50ccです。
洗濯槽のカビを除去する時は洗濯槽を満水にした後、8~10分の1のクエン酸を加え、標準モードで回します。
しばらくそのまま放置したら、もう一度水を満水にして洗濯機を回します。
カビ掃除はこれで完了ですが、黒カビや繊維のくずなどが排水に流れ出ず、洗濯槽の中に付着している場合は手ですべて取り出しておくことを忘れないようにしましょう。
次に、消臭として使用する場合ですが、洗濯機の中に直接入れるわけではありません。
例えば、バスタオルの臭いが気になる時は、そのバスタオルが入るバケツに水を入れ、水量の10%ほどのクエン酸を入れ、軽く手で混ぜてからバスタオルを浸します。
浸す時間は30分間です。
そして、いつものように洗濯機で回すだけです。
重曹とクエン酸の関係
バスタオルの臭い対策には重曹がおすすめですが、メリット、デメリットの両面があります。
まずメリットですが、毎日使用しても身体に影響はありません。
また、ドラッグストアなどで安価な価格で売られているため経済的な負担も大きくありません。
反対にデメリットですが、白いバスタオルを使っている人は特に要注意です。
重曹を使用すると徐々に黄ばみが発生するため、真っ白の状態を保つには漂白剤が必要になります。
それから、重曹はアルカリ性なので、そのまま使い続けるとバスタオルの繊維が固くなり、肌を痛めてしまう恐れがあります。
繊維のごわつき、肌荒れが気になる人はクエン酸をプラスしましょう。
クエン酸のもつ中和作用がバスタオルを柔らかくし、ふんわりと仕上げてくれます。
それでも柔らかくならない時は干し方、脱水の強さを変えてみましょう。
おすすめはバスタオルを干す時、両手でバスタオルの端をもち、パンパンと2~3回振ってから干すことです。
振ることで繊維が立ち上がり、ふんわりとした柔らかさをキープできます。
重曹で臭いを消す!さまざまな方法を紹介
バスタオルの臭い対策には、重曹がおすすめです。
洗濯する際、重曹を入れて回すだけでバスタオルに付いたイヤな臭いを消すことができますが、ほかの洗濯物にその臭いが移らないかと不安に思う方も少なくありません。
臭い移りが気になる時は、電子レンジやお鍋を活用しましょう。
まず、もっとも手軽に消臭対策できる電子レンジを使った方法です。
臭いのあるバスタオルを水で濡らして軽く絞り、ラップでくるみます。
それをそのまま電子レンジへ入れて、1分ほど加熱します。
加熱したバスタオルは熱いので、取り出す時は十分に注意してくださいね。
それを洗濯機に入れて、ほかの洗濯物と一緒に回せば、イヤな臭いは消えます。
ただ、綿製以外のものだと相性が悪いので避けましょう。
次にお鍋を使う方法です。
お鍋で湯を沸かし、その中に丸めたバスタオルを入れます。
煮込む時間は10~20分です。
取り出す際は熱くなっていますので、電子レンジ同様、注意が必要です。
菜箸、もしくはトングなどでバスタオルを押さえ、お鍋の湯を徐々にシンクに流します。
5分の1ほどの湯量になったら、そのまま洗濯機へ入れて、ほかの洗濯物と一緒に回しましょう。
電子レンジ、お鍋ともに加熱後すぐ行動することが大切です。
温度が冷めてしまうと、雑菌が繁殖しやすくなります。
熱いうちに洗濯機に入れて洗濯するのがポイントです。
重曹と漂白剤でシミを解消!
小さなお子さまがいると白いバスタオルやタオル、洋服などに食べこぼしが付着しシミになることがあります。
シミには衣類用漂白剤がおすすめですが、それでも落ちない汚れには重曹とのダブル使いで解消しましょう。
漂白剤はイヤな臭いを取り去り、シミ汚れをスッキリと落としてくれる洗濯には欠かせないものですが、毎日使用していると洗濯物の繊維が固くなり、ごわごわになることがあります。
そのごわつきを解消してくれるのが柔軟剤ですが、小さなお子さまにはその香りがきつく感じることがあるため、使用には注意が必要になります。
そんな時に活用したいのが、重曹です。
重曹は洗濯物を柔らかくしてくれる柔軟作用があり、安全性の高いものですので毎日の使用が可能です。
では、シミ汚れの落とし方についてですが、要らない容器に漂白剤と重曹を同量ずつ入れ、廃棄予定の歯ブラシで混ぜてペースト状にします。
そのペースト状のものをシミが気になる場所に直接つけ、1時間ほど放置します。
その後、いつものように洗濯するだけです。
バスタオルの臭いは重曹がおすすめ
バスタオルのイヤな臭いを取る方法についてご説明しました。
重曹の保管場所ですが、重曹は粉末ですので湿気、水気のある高温多湿の場所を嫌います。
密閉できる容器に入れて蓋を閉め、風通しのよい場所で保管しておきましょう。