バスタオルの臭いの原因って何?臭いの改善方法もご紹介

バスタオル 2019.03.30

バスタオルを洗濯し、しっかり乾いていたとしても、いざ使うと嫌な臭いがしたことはありませんか。

せっかくお風呂でさっぱりしたのにも関わらず、バスタオルが臭うと不快な気持ちになりますよね。

また、体に臭いがついてしまうのではないか、と心配になる方もいることでしょう。

そこで今回は、バスタオルから漂う嫌な臭いの原因についてお話しし、その改善方法もお伝えします。

バスタオルから嫌な臭いが!考えられる原因

しっかりバスタオルを洗濯したつもりでも、いざお風呂上りにバスタオルを使用すると、嫌な臭いがすることがありますが、なぜなのでしょうか。

その臭いのもとは、バスタオルの繊維に繁殖した「雑菌」そのものではなく、雑菌が繁殖する際に放出する物質によるものが原因です。

この雑菌は、人間の粘膜に棲みつくバクテリアで、人間から出る汗や皮脂などを栄養にして繁殖を繰り返しているといわれています。

そのことから考れば、バスタオルについた皮脂や水分は雑菌の栄養となり、繁殖ができる格好の場所といえます。

他にも「バスタオルに残った汚れ」「お風呂の残り湯の利用」なども臭いの原因となります。

また、一度雑菌が繁殖してしまうと、洗濯してもしぶとく残り繁殖を続けてしまうのです。

それでは、臭いのしないバスタオルに戻すには、どのようにしたらよいのでしょうか。

熱湯でバスタオルの臭いの原因を取り除こう!

バスタオルの嫌な臭いの原因が分かったところで、その臭いを取り除く方法をいくつかお伝えします。

バスタオルの臭いを取り除くために最初にご紹介したいのが、「熱いお湯のなかに浸けておく」という方法です。

「バスタオルの臭いを取り除くためには、煮沸しなければならない」と、大きな鍋でタオルを「煮洗い」する方もいらっしゃいます。

しかし実際は、50度程度のお湯でも十分なのです。

浴槽のお湯を50度程度の高温に設定できるのであれば、浴槽にお湯を張り、そのなかにバスタオルを入れます。

そして、1~2時間放置していつも通り洗濯をすると、あの嫌な臭いをきれいに取り除くことができます。

この方法であれば漂白剤などは使用せず、高温のお湯のみなので、バスタオルの繊維を傷つけることもなくおすすめです。

しかし、浴槽のお湯の温度が高温にできない場合は、台所などで高温に沸かしたお湯を浴槽に溜めなければならないので、少々不便かもしれませんね。

その場合は、次の方法を試してみるのもよいかもしれません。

臭いがするバスタオルを電子レンジでチン!?

「自宅の浴槽のお湯の温度が高温にできない」という方は、何度も台所でお湯を沸かして浴槽に入れるのは手間が掛かるので、電子レンジを活用してみるとよいでしょう。

①洗濯前のタオルを水で十分に濡らし、軽く絞る。

②サランラップでタオルをクルクルと包む。

③500wの電子レンジで、1分くらい温める。

④レンジから取り出したら、ラップを外していつも通り洗濯する。

洗濯前のバスタオルを濡らしてレンジで温めるだけで、簡単に臭いの原因を取り除くことができます。

しかし、電子レンジで温めたバスタオルはかなりの高温となるので、やけどをする危険性があります。

電子レンジから取り出す際は、十分に注意してください。

それから、乾いたバスタオルを電子レンジに入れて温めてしまうと、バスタオルが燃えてしまうことがあります。

電子レンジに入れる際はバスタオルを必ず、すみずみまで濡らしてからにしてください。

他にも、「その都度ラップを使うのは勿体ない」という方は、バスタオルが入るサイズのレンジ用のビニール袋を「バスタオル用」として用意しておくとよいでしょう。

アイロンを使って臭いの原因を取り除こう!

普段、よくアイロンがけをするという方は、アイロンをバスタオルの消臭に役立ててみるのもよいでしょう。

やり方は簡単で、洗濯が終わったあとの濡れたバスタオルに、160度から200度程度の温度でアイロンがけするだけです。

タオルが乾燥するまでしっかりアイロンかけすると、臭いの原因を取り除くことができます。

また、もし仮にバスタオルが生乾き状態であったとしても、アイロンの熱で乾燥させることもできるので、あの生乾きの嫌な臭いも防ぐことができます。

アイロンの熱を上手く利用し、雑菌の繁殖を未然に防ぎましょう。

この方法を行う際も、アイロンの熱によってタオルの水分が蒸発し、高温の湯気が出ます。

やけどをなさらないように、十分に気をつけて行いましょう。

バスタオルの臭いを防ぐためにできること

これまで、いろいろなバスタオルの臭いを取り除く方法をお伝えしましたが、バスタオルに極力臭いを発生させないためにできることは、どんなことがあるでしょうか。

●洗濯ものを溜め込まない

最初にお伝えしたいことは、洗濯ものを溜め込まないことです。

洗濯機のなかは湿度が高く、そこに衣類が入っていると密閉された空間ができあがり、雑菌が繁殖しやすくなります。

そのため、洗濯ものは風通しのよいところで保管し、洗濯直前に洗濯機に入れるようにしましょう。

また、使用済みのバスタオルなど、濡れているものをすぐに洗濯しない場合は、一度干して乾燥させておくと雑菌が繁殖しにくくなります。

それから、洗濯機のなかに衣類を入れ過ぎないことも大切です。

衣類が多すぎると、臭いの原因である雑菌の栄養でもある「汚れ」を取ることが難しくなり、繁殖しやすい環境をあたえてしまうことになります。

●洗剤をよく溶かす

洗剤をよく溶かしてから使用するのも大切です。

洗濯する前にあらかじめ洗剤と水を入れて置き、しばらく水と洗剤のみで洗濯機を回しておくと、上手く混ざってくれます。

また、洗剤がしっかりと水に溶けていると、洗剤が本来持つ洗浄能力を発揮しやすくなり、雑菌の栄養である「汚れ」をしっかり落としてくれるでしょう。

洗濯の習慣をチェック!バスタオルの臭いは干し方で変わる

●干す間隔をあける

他にも、バスタオルや衣類の間隔はあけて干すことも、臭いを防ぐ方法といえます。

洗濯もの同士の隙間を広くすることで、風通しがよくなり、乾燥を助けます。

また、衣類やバスタオルの濡れている時間が短くなれば、雑菌の繁殖を防ぐことにも繋がります。

しかし、天気の悪い日や梅雨時期などは、部屋で干すことが多いですね。

部屋干しをする場合は、衣類やバスタオルに扇風機で風を送り、部屋に湿気を溜めないためにも部屋の換気をよくしましょう。

●洗濯したものをすぐに干す

繰り返しますが、雑菌は湿度の高い所を好むため、洗濯が終わったらできるだけ早く干すようにしましょう。

しかし「夜に洗濯機を回して、朝に干す」というような場合は、洗濯が終わってすぐに干すことは難しいですね。

「洗濯ものがすぐに干せない」というような場合には、最後の脱水をせず、水のなかにそのまま入れておくようにして、朝に脱水をして干すようにすると嫌な臭いがつきにくくなります。

こういったことを意識して洗濯をするようにしましょう。

嫌な臭いの原因となる雑菌を繁殖させないためにも、洗濯の習慣を見直して防ぐことが大切です。

バスタオルの嫌な臭いは取り除くことができる

雑菌のいない清潔なバスタオルを、気持ちよく使いたいですね。

もしもバスタオルから嫌な臭いがするのであれば、今回ご紹介した、臭いを取る方法を試してみてはいかがでしょうか。

また、臭いを発生させないためにも、「洗濯ものを溜め込まない」「洗剤をよく溶かす」「干す間隔をあける」「洗濯したものをすぐに干す」などを意識されるとよいでしょう。

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