歯磨きが手軽にできる電動歯ブラシ!選び方やおすすめは?
歯磨き 2020.06.29毎日の歯磨きを電動歯ブラシで手軽に!まずは種類を知ろう
ヘッドを振動させて手軽に歯磨きができる電動歯ブラシは、虫歯や歯周トラブル、歯の着色汚れなど、さまざまな口腔環境に対応できるオーラルケアアイテムといえ、その高い機能性は時代が進むにつれさらに進化しています。
とはいえ、次々に新たな電動歯ブラシが登場すると、それだけ購入者は目移りしますし、一体どれを選べば良いのか頭を悩ませてしまうでしょう。
しかし、せっかく購入するのであれば、後悔することのないような自分に合った電動歯ブラシを選びたいものです。
では、どのように電動歯ブラシを選べば良いのでしょうか。
まず、電動歯ブラシ選びでは、いきなり商品から選ぶのではなく、その「種類」を知ることが大切です。
電動歯ブラシの種類には、主に3つの駆動式があり、回転式・音波式・超音波式と分けることができます。
それぞれの特長については次項で見ていきますが、これらは歯や歯肉の健康状態、プラーク(歯垢)の付着具合といったユーザーの口腔環境によって選び方が変わってきます。
つまり、どれを選んでも同じというわけではなく、自分の口腔環境に合わせた種類を選ぶことがおすすめされるのです。
電動歯ブラシの種類とは?主に3つの駆動式
では、電動歯ブラシの種類を詳しく見ていきましょう。
①回転式
多くの方がイメージする「電動歯ブラシ」といえ、内蔵されたモーターにより、ヘッドが高速回転することで食べカスやプラークを除去していきます。
ブラシの形には「四角型」と「丸型」があり、四角ブラシは歯周ポケットのケア(歯周トラブル)に、丸いブラシはプラーク除去(虫歯予防)を優先したい方に向いています。
また、回転式は初期から存在する電動歯ブラシの元祖で、歯磨きをしている感覚が特に強いでしょう。
歯磨き後の爽快感を求める方にはおすすめのタイプです。
②音波式
音波振動(3~4万Hz/分)によって水流を発生させることで、歯に付着したプラークや食べカスを取り除きます。
また、音波振動の最大の特徴は、細菌同士のつながりを断ち切ることで、プラークが付着しにくい口腔環境を維持してくれます。
直接プラークを取り除く回転式に比べると、歯肉に配慮されたタイプといえます。
③超音波式
超音波振動(100~150万Hz/分)によって高いプラーク除去効果が望めることに加え、より強力に細菌同士のつながりを破壊します。
3つの中でも特にプラークが付着しにくい口腔環境に導く電動歯ブラシといえます。
ただ、他と比べて振動は細かく繊細なため、手磨きと同じように自分でブラッシングをする必要があります。
また、振動によって歯磨きの爽快感を求める方には物足りないと感じるかもしれません。
オールマイティーな歯磨きを求める方におすすめ!多機能搭載の電動歯ブラシ
前項では、電動歯ブラシの種類について詳しくご説明してきましたが、やはりどれがおすすめかは一概にいえず、その人の用途によって変わってくるでしょう。
ではここからは、口腔環境別におすすめする電動歯ブラシをそれぞれご紹介していきましょう。
最初にご紹介するのは、オールラウンドでプロフェッショナルなオーラルケアが実現できる電動歯ブラシです。
【フィリップス:ソニッケアー ダイアモンドクリーン スマート HX9911/05】
参考価格:23,638円(税込)
こちらは音波式の中でも特に人気のある電動歯ブラシで、高いプラーク除去効果に加えて、歯周トラブルに悩むオーラルケアなど、さまざまな口腔環境に応じたモードが搭載されています。
ブラッシングモードは以下の4つで、プロフェッショナルなオーラルケアが実現できます。
①クリーン:基本の歯磨き
②ホワイトプラス:歯の黄ばみやステイン汚れ
③ガムヘルス:デリケートな歯茎のマッサージ
④ディープクリーンプラス:心地良い振動でプラークを除去
また、こちらの商品の大きな特徴は、さらに便利な多機能が搭載されているという点です。
まず、電動歯ブラシは、歯に押し当てる力加減が強くなりがちで、歯や歯肉を傷つけるケースも少なくありません。
しかし、こちらには「加圧防止センサー」が搭載され、ブラッシング圧が強いとライトの点滅でお知らせしてくれます。
さらに、磨き残しをチェックする仕上げ磨き機能、ブラシヘッドの交換お知らせ機能など、電動歯ブラシとは思えないハイスペックを備えています。
オールラウンドで多機能付きのオーラルケアを求める方は、こちらの商品をぜひチェックしてみてください。
デリケートな歯周ケアにおすすめ!歯科医師会が推奨する電動歯ブラシ
次にご紹介するのは、弱った歯茎や歯肉のケアにおすすめする電動歯ブラシです。
【パナソニック:音波振動ハブラシ ドルツ EW-DL35】
参考価格:8,504円(税込)
こちらは音波式による電動歯ブラシで、歯茎の健康が気になる50代以降の世代に高い人気があります。
歯周トラブルケアに対応する特徴は、細さ0.02mmの「極細毛ブラシ」です。
歯周トラブルでは、炎症を起こした歯肉に歯周ポケットができますが、そのポケット内に溜まった汚れや細菌を極細毛ブラシによって掻き出すことができます。
また、歯周ポケットは繊細ですから、入り込みすぎ防止として毛先に3mmの段差が設けられています。
そして、さらに注目したいのは、歯科医師会が推奨する「音波振動ヨコ磨き」の機能です。
まず、プラークを効率良く落とすためには、歯面に対してブラシを垂直に当て、細かく微振動する動作(スクラビング法)が求められますが、この「ヨコ磨き」の動きはそれに適った機能であると推奨されています。
これは、ブラシを45度の角度で当てて磨くバス法の磨き方にも応用でき、歯周ポケットケアにも活躍します。
ヘッドが回転、もしくは振動する一般的な電動歯ブラシから考えると、非常に画期的な歯磨き機能といえますね。
歯科医師会が推奨する電動歯ブラシで、パフォーマンスの高い歯周ケアをしてみませんか。
着色汚れが気になる方に!ホワイトニング効果でおすすめの電動歯ブラシ
続いてご紹介するのは、ホワイトニング効果を求める方におすすめする電動歯ブラシです。
【イッティ:LEDoc.(エルイードック)電動歯ブラシ】
参考価格:21,816円(税込み)
こちらの商品はヘッドが回転する回転式電動歯ブラシで、超高速回転用、通常歯磨き用、歯間用、舌磨き用の4つのオーラルケアに対応したブラシがセットになっています。
特に注目されているのが、超高速回転モードのホワイトニング効果です。
付属されている超高速回転用のブラシには、歯医者のホワイトニングで使用される「青色LED」が搭載されており、10,000回転/分の超高速回転モードで磨くことでより白い歯をキープすることができます。
歯科医院で行われるホワイトニングは費用も時間もかかりますから、大変画期的な電動歯ブラシといえるでしょう。
また、通常は磨き用は7,500回転/分、歯間用は10,000回転/分、舌磨き用は5,000回転/分と、ケアする部分に適した回転数でより効果的なプラーク除去が期待できるでしょう。
歯の着色に悩んでいる方には、ぜひLEDoc.を使ってみてはいかがでしょうか、
歯磨きタイムを音楽で楽しく!子どもにおすすめの電動歯ブラシ
最後にご紹介するのは、子どもにおすすめする電動歯ブラシです。
子ども用は、ヘッドがコンパクトで小回りの利きやすいもの、ブラシの毛先がやわらかいものを選びますが、記載される「対象年齢」を確認して選ぶことがおすすめされます。
子どもは作業的な歯磨きに退屈してしまいがちですから、興味を惹きつける機能が搭載されたものを選びましょう。
【Fairywill:電動歯ブラシ 子供用 音楽付き】
参考価格:1,274円(税込み)
こちらは対象年齢が3~13歳のキッズ専用の音波式歯ブラシで、メロディーを流して楽しい歯磨きタイムを演出します。
メロディーはなんと7曲から選ぶことができるので、飽きやすい子どもに嬉しい機能ですね。
スイッチを押すと、ヘッド部に搭載されたLEDライトが点灯し、見えにくい口内を明るく照らします。
そして、もう一度スイッチを押すとメロディーが流れ、ブラシ部の振動が始まりブラッシングをスタートします。
電動歯ブラシの使用推奨時間、2分間を目安に電源が自動的にオフになるタイマー付きなので、だらだら歯磨きを予防することができまう。
また、替えブラシは、小さなお口に配慮した小型ヘッド、そして成長に合わせたレギュラーサイズの2種類から選べます。
メロディー付きの電動歯ブラシで、親子一緒に楽しい歯磨きタイムを過ごしましょう。
電動歯ブラシで快適な歯磨きタイムを
これまでに、ユーザーの用途別におすすめの電動歯ブラシをご紹介してきました。
また、口内に合わせた選び方に加え、充電式や乾電池式などの給電方式、持ち運びを考慮した携帯式など、シーンに合わせて選ぶこともおすすめです。
これからの歯磨きタイムを快適に送れるような、自分にぴったりな電動歯ブラシを探してくださいね。