歯磨きは1日2回?3回?今さら聞けない歯磨きの疑問を解消!
歯磨き 2020.06.03歯磨きは1日2回が理想的!
毎日歯磨きをしている方がほとんどだと思いますが、ちょっとした疑問を持たれていませんか。
例えば、歯磨きは1日何回したらいいのでしょう。
歯間ブラシやデンタルフロスは、毎日歯磨きのたびにするほうがいいのでしょうか。
理想的な歯磨きの時間も、どれぐらいか案外知らないですよね。
今さら人には聞きづらい歯磨きの疑問を解消していきましょう。
まずは、1日の歯磨きの回数からです。
「必ずこの回数!」と決められているわけではありませんが、朝と夜の1日2回の歯磨きが理想的です。
近年の研究で、丁寧にブラッシングすることで歯垢がしっかりと除去できるのであれば1日1回でもいいという意見もあるようですが、歯のプロでもそれはなかなか難しいのが現実です。
そのため、1日2回を目安にして毎日歯磨きを行うようにしましょう。
特に、就寝中は唾液が減少するため、お口の中に細菌が増殖しやすくなります。
細菌が増殖すると虫歯の原因にもなりますので、就寝前の歯磨きは必ず行うようにしましょう。
ただし、時代によって歯磨きの見識が異なることもありますので、その時の流れを読んでおく必要があることを頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
1日2回の歯磨き・時間はどれぐらい?
歯磨きの際、時間を意識して行っている方はどれぐらいいらっしゃるでしょうか。
実際、どれぐらいの時間を歯磨きにかけたらいいか分からないですよね。
歯磨きは1日2回が理想的ですが、あまりに長い時間だと、忙しい日には雑に磨いてしまいそうな気がしますよね。
歯磨きにかける時間は、一般的に最低でも「3分」と言われています。
歯を1~2本ずつ丁寧にブラッシングしないと、歯垢は取れません。
つまり、大人の歯は28本ありますから、最低でも3分以上の歯磨きは必要ということです。
ただし、磨きすぎには注意が必要です。
必要以上に力を込めて長時間歯磨きをすると、歯や歯茎を傷付けてしまうことがあります。
そのことが原因で虫歯ができてしまうこともありますので、適度な力加減と時間でブラッシングするようにしましょう。
力が入りすぎないようにするためには、歯ブラシを「グー」の手で握るのではなく、鉛筆を持つときと同じように持つとちょうどいい力加減で磨くことができますよ。
仕上げ磨きも1日2回必要!?いつまでするべき?
子供が小さなうちは、仕上げ磨きをしているご家庭が多いかと思います。
その仕上げ磨きですが、小学校へ入学してからも数年間はしてあげるようにしましょう。
特に、歯の生え変わりの時期は段差などが生じて、ただでさえ磨き残しをしてしまいやすくなります。
磨き残しは虫歯の原因になりますから、大人が最後にしっかりと歯磨きしてあげる必要があるのです。
可能であれば、1日2回の歯磨きの際、どちらも仕上げ磨きをすることが望ましいですが、時間や手間のことを考えると現実的に難しいですよね。
そのため、最低でも就寝前の仕上げ磨きだけは行うように心がけましょう。
子供がまだ幼稚園や保育園くらいの小さなうちは大人の膝の上に寝かせて行うといいですが、ある程度成長したら子供を立たせて歯磨きすると、歯磨き剤を飲み込みにくくなりますよ。
子供に歯磨き剤は必要?
その歯磨き剤ですが、子供もやはり使用したほうがいいのでしょうか。
個人差がありますが、乳歯は生後半年くらいから生え始めます。
最初のうちは歯磨きに慣れさせることが先決なので、歯磨き剤を使う必要はありません。
子供が歯磨きを嫌がらなくなり、うがいが上手にできるようになったら、歯磨き剤を使用するようにしていきましょう。
ただし、子供に使う歯磨き剤は使用する量と含まれている成分に注意が必要です。
乳歯が生え始めた頃から2歳くらいまではごく少量で、3歳から5歳くらいまでは5mm以下の量を目安にしてください。
また、虫歯予防に役立つと言われているフッ素濃度は、5歳以下は500ppm以下が望ましいと言われています。
ドラッグストアなどでは子供用の歯磨き剤が市販されていますが、中には1,000ppm以上のものもありますので、購入前にチェックすることをおすすめします。
1日2回だけの歯磨きでも子供は嫌がることがありますが、その場合は子供の好きなフレーバーの歯磨き剤を使用するなど工夫すると、嫌がらずに歯磨きしてくれるようになることもありますよ。
歯ブラシはどう選ぶ?
歯ブラシを選ぶ際は、どのようなことを重視していますか。
案外、どのような歯ブラシを選んだらいいか迷いますよね。
多くの市販されている歯ブラシは、硬さを「やわらかめ」「ふつう」「かため」から選ぶことができます。
ブラッシングが上手で、しっかりと歯垢だけを取り除ける方であれば「かため」の歯ブラシを選んで問題ありません。
しかし、「かため」の歯ブラシは使い方によって歯茎を傷付けてしまう可能性があります。
そのため、できるだけ「ふつう」か「やわらかめ」を選ぶことをおすすめします。
また、奥歯までしっかり磨けるように、ヘッド部分がコンパクトな歯ブラシにしましょう。
さらに、歯磨きは1日2回毎日行いますから、どうしてもブラシが開いてきてしまいます。
できれば、1か月に1度は歯ブラシを交換するようにしましょう。
1か月たたなくても、ブラシがヘッド部分より飛び出すくらい広がっているときは交換のタイミングです。
歯間ブラシやデンタルフロスは毎日しよう
毎日歯磨きすることはもちろんですが、歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことをおすすめします。
自分ではしっかりとすみずみまで歯磨きしているつもりでも、実は磨き残しがあることが多々あります。
歯ブラシではどうしても届きにくい部分があるので、歯間ブラシやデンタルフロスを使うようにしましょう。
一説では、歯ブラシだけの歯磨きとデンタルフロスを使用した場合を比較したところ、約2割も歯垢の除去率に違いが出るということです。
歯間ブラシとデンタルフロスは、場所によって使い分けるようにしましょう。
歯間ブラシは、歯と歯茎の間にある三角形の隙間に使用します。
デンタルフロスは、歯と歯の間、歯と歯茎の間の溝などの、歯間ブラシでは入らないような狭い隙間に使用します。
どちらも、無理やり入れてしまうと歯茎を傷付けてしまうことがありますので注意しましょう。
歯間ブラシもデンタルフロスも1日2回使用することが望ましいですが、それよりも毎日続けることのほうが大切です。
就寝前だけでもいいですから、毎日継続して歯間ブラシやデンタルフロスを使用することをおすすめします。
ちなみに、歯間ブラシもデンタルフロスも、歯磨きの前に行なっても後に行なっても問題ありませんよ。
情報をキャッチして時代の流れを読もう
歯磨きは誰もが毎日していることですから、聞きたくても聞けないことがありますよね。
時代によって、1日何回磨いたらいいか、どれぐらいの時間歯磨きしたらいいかなど、見識が異なることもありますが、近年では「1日2回、最低でも3分磨きましょう」が一般的です。
時代の流れを掴みつつ、毎日の歯磨きを頑張りましょう。
分からないことがあれば、その都度インターネットで検索してみると情報が出てきますので見てみてくださいね。