虫歯を予防するために!正しい歯磨きの方法で歯を磨こう!

歯磨き 2020.06.01
知らぬ間にできてしまう虫歯。 その原因の1つには、普段行う歯磨きも挙げられます。 正しい方法で歯磨きを行っていなければ、歯にはプラークなどが残ったままで、近い将来虫歯になってしまうかもしれません。 ここで正しい歯磨きの方法をお話ししていきますので、ぜひ参考にしてください。

歯磨きをする目的とは?

歯磨きの正しい方法をお話しする前に、まずは歯磨きを行う意味についてお伝えしていきましょう。

子供のころから習慣だったので、何となく今まで続けていた人もいるかと思いますが、歯磨きにはちゃんとした目的があります。

それは、「歯の表面についている細菌を減らすため」です。

実は、虫歯ができてしまう原因はこの細菌にあるのです。

口腔内には膨大な種類の細菌がいますが、その中にはミュータンス菌という菌がいます。

これが虫歯菌といわれるもので、私たちが食事で摂取した糖分から酸をつくり出し、その酸が歯の表面を溶かすことで虫歯ができてしまうのです。

虫歯をつくらないためには酸の生成を抑えることが大切で、酸を抑えるためには虫歯菌を減らすことが重要なので、毎日の歯磨きで少しでも減らしておくことが必須といえるでしょう。

しかし、毎日歯磨きを行っていても虫歯ができてしまう人も中にはいます。

なぜ虫歯ができてしまうかというと、正しい方法で歯を磨いていないことで、細菌や食べかすなどを除去できていないからです。

例えば、どんな方法が間違った歯磨きといわれているのでしょうか。

次の項でその例を挙げていきましょう。

当たり前にようにやっていた歯磨き…実は正しい磨き方ではない?

毎日1日1回は歯磨きをしていることと思いますが、正しい方法で行っている人はどのくらいいるでしょうか。

正しい方法で磨いていないことで虫歯につなげてしまうこともありますから、自分の磨き方が正しいのかどうかは気になるところですよね。

ここでは誤った歯磨きといわれている方法を、いくつか挙げていきます。

当たり前のように行っていたことも、実は間違いだったということもありますから、ぜひ目を通してみてください。

●歯ブラシを水に濡らしてから使う

これは多くの人が行っているのではないでしょうか。

小さいころに、このように教わった人もいるかと思います。

しかし実は、歯ブラシを水で濡らし歯磨き粉をつけてから磨きはじめるのは、注意したい磨き方なのです。

濡らしてから磨くと、歯磨き粉の泡立ちが良くなってしまい、歯をきちんと磨いていなくても爽快感があります。

そのため、磨き残しをしていても気がつかず、細菌を減らせずに歯磨きを終えてしまうこともあるようです。

正しい方法ではない磨き方はほかにも!

ほかにも正しい方法ではない磨き方があります。

●磨く順番を決めずに歯磨きする

歯を磨く順番をきちんと決めていますか。

その日の気分で磨いていたり、てきとうに磨いていたりする人もいるでしょうが、順番を決めていないのも正しい磨き方とはいえません。

筆者も大人になるまで、特に磨く順番は意識したことがありませんでした。

しかし、磨く順番が決まっていないと、どこを磨いたのかわからなくなり、磨き残しが発生しやすくなります。

きちんと歯を磨いて虫歯予防したいのであれば、磨く順番は決めておくほうが賢明です。

●うがいを何回も行う

歯を磨いた後のうがいを何回も行っている人もいるでしょう。

近年の歯磨き粉は、虫歯予防に効果的といわれているフッ素入りのものがほとんどで、フッ素を口腔内に長くとどめることで虫歯になりにくい歯にしてくれるといわれています。

フッ素を長くとどめるには、歯磨き後のうがいは注意が必要です。

口に入れた水と一緒に、フッ素も流されてしまうかもしれませんから、うがいは少ない回数で、かつ少量の水で行うのがおすすめです。

このほか、「毎食後に歯磨きすること」や「朝の歯磨きは朝食後に行うこと」も誤った歯磨き方法といわれていますので注意してください。

基本の歯磨き方法をチェック!

誤った歯磨き方法の例を、前の項まででご紹介してきました。

ここからは、正しい歯磨き方法についてお話ししていきましょう。

まずは歯磨きの回数についてです。

「歯磨きは1日何回すると良いの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、基本は朝と夜の1日2回すると良いといわれてます。

一度磨いたら18時間は問題ないといわれていますので、朝起きて歯磨きをしたら、あとは就寝前に行えばOKです。

食事をした後の口の中が気になる場合は、軽くうがいするようにすると良いでしょう。

次に歯の磨き方についてですが、磨くときの基本は、1か所につき20回以上丁寧に磨くことです。

また、てきとうな順番に磨くのではなく、例えば左奥から右奥へ、歯並びにあわせて順番に磨きます。

磨くときのポイントについては、次の項でお伝えしましょう。

正しい方法で歯磨きするときのポイント!

歯を正しい方法で磨くとき、以下の3つのポイントを意識して行います。

▼小刻みに磨くこと

一度に5本くらいをまとめて磨くことも、磨き残しにつながります。

歯1、2本ずつ(だいたい5~10mmの幅)を小刻みに動かして磨きましょう。

▼歯ブラシの毛先を歯の面にあてること

特に下記のような磨きにくい部分は、きちんと歯ブラシをあてて、丁寧に磨くようにしましょう。

・歯と歯の間
・歯と歯茎の間
・奥歯のかみあわせ
・歯並びがでこぼこしている箇所
・生え途中の歯

例えば歯と歯茎の間は、歯茎に対して歯ブラシを45度の角度にしてあてます。

5mmくらいの幅を小刻みに動かして磨きましょう。

磨きにくい部分にプラークなどもたまりやすいので、虫歯予防のために、毎日の歯磨きでしっかり除去できると良いですね。

▼軽い力で磨くこと

歯ブラシの毛先が広がってしまわないよう、力は入れずに磨きます。

強い力で磨いてしまうと、歯を傷つける恐れもありますから注意が必要です。

鉛筆を持つようにして歯ブラシを持つと、余計な力を入れることなく磨くことができますよ。

虫歯予防に効果的なアイテムを併用しよう!

正しい歯磨き方法で磨いても、歯ブラシでは除去できる細菌やプラークなどは全体の6割程度といわれています。

より効果的に落としたい場合は、複数のアイテムを併用することをおすすめします。

●フッ素入り歯磨き粉

歯磨きで使用する歯磨き粉は、フッ素入りのものを使用するようにしましょう。

フッ素は虫歯菌の活動を抑える働きをしてくれるので、虫歯予防に効果的な成分といわれています。

市販の歯磨き粉にはほとんど含まれていますが、商品によって濃度が違ってきます。

大人の場合は950ppm以上のフッ素濃度がおすすめです。

●デンタルフロス

歯と歯の間の汚れを落とすための、口専用の糸のことをいいます。

歯ブラシで全体を磨いた後に使うのが一般的です。

デンタルフロスを併用することで、細菌などの除去率が高まるので、より虫歯予防に効果が期待できます。

●マウスウォッシュ

歯磨きの仕上げに使うもので、虫歯はもちろんのこと、口臭などの予防にも効果が期待できます。

マウスウォッシュにはさまざまな種類がありますが、パッケージに「虫歯予防に」などと記載されていることが多いので、それを目印に選んでみましょう。

マウスウォッシュ使用後は、口はゆすがず、少なくても30分間は何も口に入れないようにしてください。

以上のアイテムも併用して、虫歯予防に努めてみませんか。

正しい方法で歯磨きをしよう!

いつのまにかできてしまっている虫歯は、正しくない歯磨きが原因ということもあります。

磨く前に歯ブラシを濡らしたり、歯磨き後のうがいを何回も行ったりするのは、誤った方法といわれています。

虫歯を予防するためにも、ここでお話しした正しい磨き方を参考に、毎日の歯磨きを行ってみてください。

虫歯予防をより効果的にしたい場合は、デンタルフロスやマウスウォッシュなどを併用すると良いでしょう。

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