歯磨きの代用でガムを噛むのはOK?おすすめの歯磨きガムとは

歯磨き 2020.03.26
よく、時間がない時に「歯磨きの代わりにガムを噛む」ということを耳にします。 キシリトールのような清涼感のあるガムであれば、歯磨きをした後のようなスッキリ感があるため、愛用しているという人も多いと思います。 実際に、歯磨きの代用としてガムを噛むのはアリなのでしょうか。 今回はキシリトールなどの歯磨きガムに焦点を当て、その効果やおすすめ商品をご紹介していきましょう。

歯磨きの役割とは?

私たちは1日に数回、歯磨きを行うことを習慣にしています。

まずは、歯磨きの役割についてお話ししていきましょう。

歯磨きの主な役割は、歯の隙間についた歯垢や、表面についた汚れなどを取り除くことを目的としています。

歯垢などをそのままにしておくと、菌が繁殖しやすい環境になり、結果として虫歯になってしまいます。

歯についた歯垢は、うがいをした程度では取り除くことはできません。

そのため、歯ブラシで1本1本丁寧に磨いて除去することが大切なのです。

歯磨きの主な役割は「虫歯予防」であることが分かりましたね。

また、使用する歯磨き粉にも注目してみましょう。

歯磨き粉の中には、ホワイトニング効果や、歯茎を健康にする効果が期待できるものも販売しています。

自分の口内の環境に合わせた歯磨き粉を使用すれば、より健康な歯にすることができるため、おすすめです。

しかし、出先ではなかなか歯磨きの時間が取れないという人も多いでしょう。

場合によっては、歯磨きの代わりにキシリトールガムを噛むということもありますよね。

このキシリトールガムにはどのような特徴があるのか、次項で詳しく見ていきましょう。

歯磨きガムのおすすめ!キシリトールガムとは?

ここでは、キシリトールガムの特徴を見ていきましょう。

コンビニや薬局でよく見かけるキシリトールガムは、スッキリとした味わいですが、口に入れた時にほのかな甘みを感じますよね。

実は、この甘みは砂糖ではありません。

「キシラン」や「ヘミセルロース」と呼ばれる、トウモロコシやシラカバから採れる天然素材の甘味料なのです。

天然の甘味料なので体に害はなく、またカロリーが砂糖の75%とヘルシーです。

虫歯ができるメカニズムですが、口に入れた食べ物には糖分が含まれていることが多く、この糖分に虫歯菌が反応します。

虫歯菌は繁殖を繰り返して、歯垢になるとともに口内を「酸性」にします。

この酸によって歯の表面が柔らかくなり、虫歯にしてしまうのです。

キシリトールガムが歯に良いと言われている理由は、「砂糖が入っていない」ことがあげられます。

「砂糖が入っていない=糖分がない」ということになりますから、餌がないことで虫歯菌をだんだんと弱らせていく効果が期待できるのです。

こういった虫歯菌への良い効果は、キシリトールガム特有のものです。

もし歯磨きガムを選ぶなら、キシリトールガムを強くおすすめします。

キシリトールガムの効果とは?歯磨きの代用になる?

キシリトールガムの特徴として、天然素材の甘味料を使用しているため、虫歯菌の餌にならないということが分かりました。

キシリトールガムが虫歯予防に有用なのは、ほかにも理由があります。

それはガムを噛むことで「唾液の分泌量が増える」ということです。

唾液には浄化作用があり、歯の表面にあるエナメル質を再生させる効果が期待できます。

そのため、長時間ガムを噛み続けることが、虫歯ができにくい口内環境を作り出すことに繋がるのです。

キシリトールガムは虫歯菌を弱らせるだけでなく、歯の再石灰化を手助けすることもできることが分かりましたね。

そんなキシリトールガムですが、残念ながら歯磨きの「代用」として使うことはできません。

歯磨きは、歯ブラシのブラッシングにより歯垢をきれいに落とすものです。

歯の隙間も、歯ブラシのかかとや先を使って汚れをかき出すことができます。

しかし、キシリトールガムの場合、唾液の分泌量が増えることで、ついている歯垢の半分程度は落とすことが可能ですが、細かい場所の汚れまでは取ることができません。

そのため、キシリトールガムは歯磨きと「併用」して、あくまで補助といった形で使うことをおすすめします。

歯磨きにプラス!キシリトールガムのおすすめの摂取方法

ここでは、キシリトールガムのおすすめの摂取方法をご紹介していきます。

キシリトールガムを活用するなら、キシリトールが100%配合されたものを選びましょう。

●1日3回摂取する

キシリトールガムは、1日何度かに分けて摂取した方が虫歯予防の効果が強くなります。

そのため、1日3回、1粒を食事の後に噛むことをおすすめします。

虫歯になりやすい体質の人は、1日5回くらいを目安に摂取しましょう。

ガムを口に入れたら5分以上は噛み続け、唾液の分泌量を増やすことを意識しましょう。

●歯磨きの前に噛む

食後にキシリトールガムを噛むことは先述しましたが、歯磨きの前に摂取するようにしてください。

これには理由があり、キシリトールガムには歯についた歯垢をサラサラにする効果が期待できるためです。

それにより、歯磨きで歯垢が落としやすくなるのです。

忘れずに歯磨き前に摂取しましょう。

キシリトールガムの効果を感じるのはいつ頃?

歯磨きの前にキシリトールガムを噛むと、虫歯予防の手助けをすることは先述した通りです。

では、キシリトールガムを摂取し始めてから、虫歯予防の効果を感じ出すのはいつ頃なのでしょうか。

まず、キシリトールガムは毎日摂取することが重要です。

摂取量が少量であっても、毎日使い続けることで虫歯予防の効果を得ることが可能でしょう。

そして、毎日摂取を続けると「3ヶ月」くらいで虫歯予防の効果が出始めると言われています。

キシリトールガムを摂取し始めると、まず2週間くらいで歯垢が減り始めます。

そして少しずつ虫歯菌を減らしていき、3ヶ月くらいたつと虫歯になりにくい口内環境ができあがるのです。

3ヶ月すぎてキシリトールガムの摂取を辞めてしまうと、再び虫歯菌が増えてしまうので注意してください。

キシリトールガムは、継続しなければいけないことを覚えておきましょう。

次項では、おすすめの歯磨きガムをご紹介していきます。

おすすめの歯磨きガムをご紹介

ここでは、おすすめの歯磨きガムをご紹介していきます。

歯磨きガム選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

【モンデリース・ジャパン:リカルデント グレープミントガム】

・容量:140g

グレープミント味のリカルデントガムです。

初期虫歯の原因である脱灰を抑制し、再石灰化の促進を手助けする効果が期待できます。

長時間噛み続けていても味がなくならない点も、人気が高い理由の1つです。

【クラシエ:歯みがきガム】

・容量:9枚入り

マイルドミント味の歯磨きガムで、防災グッズとして長期保存が可能です。

噛み応えがあるので長時間噛み続けることができ、唾液の量を増やすことができます。

虫歯予防だけでなく、ドライマウスの人にもおすすめです。

【オーラルケア:歯科専用 キシリトールガム クリアミント】

・内容量:153g

クリアミント味のキシリトール100%の歯磨きガムです。

歯科衛生士と共同開発しており、虫歯予防である脱灰の抑制や再石灰化の手助けする効果が期待できます。

さっぱりした甘さが特徴なので、甘みが苦手な人におすすめのキシリトールガムです。

過信しすぎない!歯磨きガムは歯磨きにプラスして使おう

歯磨きの時間が取れない時、歯磨きガムに頼ろうとする人は多いでしょう。

しかし、本来ガムは補助的な役割なので、歯磨きの代用として使うことはできません。

歯磨きにプラスして使うことで、虫歯菌を弱らせ、虫歯ができにくい歯に変えることができるのです。

将来、健康な歯で過ごすためには、毎日のケアが大切です。

ぜひ毎日の歯磨きにガムを取り入れましょう。

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