2歳のイヤイヤ期!毎日の歯磨きは夜だけの1回でも大丈夫?

歯磨き 2020.02.21

歯磨きは虫歯予防に欠かせません。

それは大人も子供も同じですが、大人と同じようにいかないのが2歳くらいの子供の場合です。

イヤイヤ期と呼ばれる自我が発達するこの時期は、歯磨きを嫌がることも多く、頭を悩ませる親御さんが多いと耳にします。

そこでこの記事では、2歳の子供の歯磨きが「夜だけの1回」でも大丈夫なのか、詳しくお話ししていきましょう。

2歳の子供の歯磨きは夜だけの1回でも大丈夫?

2歳くらいの子供はイヤイヤ期を迎えることが多く、何に対しても拒否反応を示すことが多いです。

着替えや食事、お風呂の拒否など、些細なことで泣いて嫌がることが日常的でしょう。

そんな期間中でも、毎日の歯磨きは行わなければなりません。

歯磨きは虫歯予防になるため、大人も子供も毎日しっかり行う必要があります。

とは言え、泣いて嫌がる子供をなだめながら、1日に何度も歯を磨くのは骨が折れますよね。

2歳の子供の歯磨きは、夜だけの1回にしても大丈夫なのでしょうか。

結果から言うと、2歳くらいの年齢であれば夜の1回だけの歯磨きだけでも大丈夫でしょう。

個人差がありますが、子供は唾液の分泌量が大人よりも多いため、浄化作用により虫歯になりにくい傾向があります。

そのため、1日に数回歯を磨いて雑にこなすよりも、1回に時間をかけて丁寧に隅々まで磨いた方が、虫歯予防に繋がるのです。

1日1回だけなら親御さんのストレスも軽減し、しっかりと子供の歯磨きと向き合うことができますよね。

子供の歯磨きは「回数よりも時間と質が大切」だということを覚えておきましょう。

夜だけの1回でも大丈夫!夜の歯磨きが重要である理由

前項で、2歳の子供の歯磨きは「夜だけの1回でも大丈夫」とお話ししました。

ここでは、それについてもう少し詳しく見ていきましょう。

1日1回の歯磨きなら、子供の機嫌が良い日中に行いたいと思う親御さんもいらっしゃいますよね。

しかし、1日1回の歯磨きにするのなら、必ず「夜寝る前」に行うようにしてください。

これには唾液の分泌量が関係しており、夜中は1日の中で「唾液流量が少なくなる」時間帯にあたります。

唾液が少なくなることで、朝起きたときの口内の虫歯菌が増殖し、虫歯になりやすい環境になってしまうのです。

そのため、夜寝る前の歯磨きは、まず子供本人に歯磨きさせ、その後親御さんが必ず仕上げ磨きを行ってください。

虫歯になる原因の1つは、歯に残った歯垢によるものです。

歯垢は歯にこびりつくため、お茶を飲んだり、うがいをしただけでは落ちません。

歯ブラシで丁寧に磨き、毎日しっかりと落としきることが重要です。

子供の歯磨きを1日1回にするのなら、夜寝る前に重点的に磨き、汚れを落とす必要があることを覚えておきましょう。

2歳の子供が夜歯磨きをしないで寝てしまった場合は?

2歳の子供はまだお昼寝が必要な場合も多く、夕方いつのまにか寝てしまっていたということも多いでしょう。

そのまま朝まで寝てしまうと、夜だけ行っている歯磨きをし損ねることになります。

歯磨きをしないで寝てしまうと、唾液の分泌量も減ることから、虫歯になってしまうと思う親御さんは多いと思います。

しかし、1~2日、夜歯磨きをしないで寝てしまったからといって、すぐに虫歯になることはありません。

一般的に、歯垢が虫歯になるまでは48時間以上かかると言われています。

そのため、夜歯磨きできなかった場合は、翌朝起きたタイミングできれいに歯磨きしてあげましょう。

夜、歯磨きのために無理矢理子供を起こして、機嫌の悪い中歯を磨くのは大変ですよね。

そのような時は、無理せずに翌朝歯磨きをしてあげてください。

また、日常での注意点としては、歯磨き前に寝てしまうことが多い子供の場合は、ジュースなどの砂糖の入った飲み物を午後は控えることをおすすめします。

これだけで虫歯になるリスクを下げることに繋がりますよ。

子供の仕上げ磨き!正しいやり方をマスターしよう

2歳の子供の歯磨きは、夜だけの1回でも大丈夫とお伝えしました。

しかし、それは正しい歯磨きをすることが条件です。

一般的に、歯磨きには「3分」くらいの時間かけるのが目安だと言われています。

歯垢を取り除く必要な時間として、1つの歯に5秒くらいかけて、20回ほどこするのが望ましいようです。

それらを踏まえ、ここでは仕上げ磨きのやり方を詳しくご紹介していきましょう。

【正しい仕上げ磨きのやり方】

①子供を仰向けに寝かせる

まず、親御さんのひざに子供の頭を乗せ、仰向けに寝かせます。

子供のあごに手を添えて、口の中をのぞき込むようにして磨いていきます。

②下の歯から磨く

最初は下の奥歯から磨いていきます。

奥歯の上を磨き、次に前側、裏側も磨きます。

反対側の奥歯も同じように磨いたら、最後に前歯の前側→裏側を磨いてください。

③上の歯を磨く

下の歯が磨き終えたら、今度は上の歯です。

先ほどと同じように、奥歯から磨いていきます。

奥歯の上→前側→裏側と磨いていき、反対側の奥歯も同じように磨きます。

最後に、上の前歯の前側→裏側を磨いたら歯磨きは完了です。

1つの歯に5秒くらいかけて、丁寧に磨くことを心掛けましょう。

夜だけでも大丈夫!2歳の子供の歯磨きを楽しい時間にするためには?

2歳の子供の歯磨きを夜だけの1回にしても、その歯磨きさえ嫌がることもあるでしょう。

子供が歯磨きを好きになるためには、「歯磨き=楽しい」と思わせる工夫が大切です。

そこで、楽しい歯磨きの時間にするためのポイントを以下でご紹介します。

●歯ブラシを選ばせてあげる

歯ブラシを数本用意しておき、子供に選ばせてあげましょう。

キャラクターものやカラフルな色など、子供がその日の気分で楽しんで選ぶことができます。

●大人も一緒に歯磨きをする

大人が歯磨きしている姿を見せることも効果的です。

小さな子供はマネすることが好きなので、一緒に歯磨きタイムにすると、子供も歯磨きを楽しめるでしょう。

●絵本などを日ごろから見せる

昨今、歯磨き関連の絵本などは多く出回っています。

「歯磨きをしないと虫歯になるよ」などと、絵本を使って分かりやすくお話ししてあげても効果があります。

●ごほうびにシールを貼る

歯磨きシートを作り、子供が歯磨きをしたら、ごほうびとしてシールを貼らせてあげましょう。

さまざまなシールを用意して、選べる楽しみを作ってあげることもおすすめです。

通常であれば朝・晩の2回の歯磨きが理想!

ここまで、2歳くらいの子供であれば、しっかり歯磨きすれば夜だけの1回でも大丈夫だとお話ししてきました。

しかし、それはあくまで「唾液の分泌量が多い時期の幼児」の場合です。

それ以外の子供や大人の場合は、夜だけの歯磨きでは虫歯になるリスクが上がってしまいます。

理想的な歯磨きの回数としては、「朝・晩の2回」が望ましいでしょう。

毎日、1日3回歯を磨いている人は多いでしょうが、実はしっかり磨けば1日2回でも十分歯垢を取り除くことが可能なのです。

その理由ですが、まず夜1回だけの歯磨きを行った場合、1日の口内の汚れをその1回ですべて取り除くのは難しいです。

磨き残してしまう可能性が高いでしょう。

朝も歯磨きすることで、磨き残しの予防と、夜中に増えた虫歯菌を除去することに繋がります。

そのため、歯磨きは1日に2回行い、歯磨きにかける時間は、先述したように「3分」を目安に行ってください。

しっかり歯磨きを行うことで、歯垢を落としきることに繋がります。

毎日しっかりと歯磨きを行いましょう。

2歳の子供の歯磨きは夜だけでも大丈夫!

2歳くらいの子供は唾液の分泌量が多い傾向があるため、夜1回だけの歯磨きでも虫歯になりにくいでしょう。

その際はしっかりと歯磨きを行い、歯垢を落としきることが条件です。

また、子供の歯磨きが楽しい時間になるよう、さまざまな工夫をしてあげてください。

もう少し成長したら、歯磨きは朝・晩の2回に増やし、虫歯にならないように毎日習慣づけてあげることが大切ですよ。

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