子供の口臭は歯磨きで解決する?気になる子供の口臭ケア対策

歯磨き 2020.01.14
意外と思われるかもしれませんが、子供にも口臭があるケースがあります。 子供の口臭の原因は、大人とは異なるといわれています。 そこでこの記事では、歯磨きなどの子供の口臭ケア対策について解説していきます。 子供の口臭が気になっていた方、必見です。

子供の口臭の原因とは?

大人だけではなく、子供でも口臭がすることがあります。

子供の口臭の原因は複数あります。

まずは、口臭の原因を掴むことからはじめ、口臭ケア対策を行っていきましょう。

■原因①:歯磨き

歯磨きがしっかり行えておらず、お口の中に歯垢が残っていると、そこからニオイが発生してしまいます。

■原因②:鼻づまり・口呼吸

鼻づまりしていると、どうしても口呼吸になっていまいます。

そうすると、お口の中が乾燥し、雑菌が繁殖して虫歯になりやすいといわれています。

また、風邪等の感染症にも罹患しやすくなってしまいます。

■原因③:虫歯

虫歯があると、口臭の原因となる可能性があります。

■原因④:体調不良・ストレス

体調不良やストレスにより、抵抗力が低下し、口臭の原因となるといわれています。

子供の口臭の原因はこれらに当てはまることが多いですから、原因を掴んで、次項からの口臭ケア対策を行ってみましょう。

子供の口臭ケア対策~まずは歯磨き!

歯磨きがしっかりと行えていなさそうであれば、子供の口臭ケア対策として、まずはしっかり歯磨きを行いましょう。

歯磨きの目的は歯垢を除去することです。

子供自身に歯磨きをさせることも大切ですが、ある程度大きくなるまでは、必ず大人が仕上げ磨きをしてあげましょう。

そのとき、子供が歯磨きを嫌いにならないように配慮することが大切です。

まず、強くブラッシングするのはやめましょう。

そして、子供は上の前歯と上唇の間にあるスジ(上唇小帯)に痛みを感じることがあるため、その部分は指でおさえてブラッシングするようにします。

どうしても歯磨きを嫌がる場合は、歯磨き動画や歯磨き絵本、歯磨きアプリなどを活用してみましょう。

楽しく歯磨きができることがわかると、子供も自ら進んで歯磨きをしたいというようになるかもしれませんよ。

また、歯磨きができたらほめてあげましょう。

ほめられると、嫌だと思っている歯磨きもやる気になってくれるのではないでしょうか。

歯磨きする際は磨き残しがないようにスタートする場所を決めて、1~2本ずつを丁寧に磨いていきます。

目安として、一か所約20回くらいブラッシングするといいでしょう。

特に、歯ブラシが届きにくい奥歯は、より丁寧にブラッシングすることをおすすめします。

口臭の原因が口呼吸なら歯磨きプラスαでケアが必要!

子供の口臭の原因が口呼吸なら、歯磨きだけではなく、他にもケアが必要です。

まず、鼻づまりがないか確認しましょう。

鼻づまりがある場合は、鼻をかむことをこまめに声掛けしたり、鼻水吸い器で吸ってあげましょう。

鼻づまりがなかなか治らない場合は、医師に相談することも必要でしょう。

鼻づまりではなく、日頃からお口がポカンと開いてしまっている場合は、お口の筋肉を鍛えます。

お口の筋肉を鍛えるには、いろいろと方法があります。

子供が喜ぶものとしては、「シャボン玉」や「風船」がおすすめです。

シャボン玉や風船をふくことで、自然にお口の筋肉が鍛えられるのです。

また、子供の成長段階に応じて食事の硬さを変えてみましょう。

食材を大きめにカットするなどの工夫をしてみるのもおすすめです。

さらに、飴を最後まで噛まずになめさせるのもいい方法ですよ。

飴をなめるには舌を動かす必要があります。

舌を動かすということはお口の筋肉の運動にもなります。

舌の運動にもお口の筋肉の運動にもなるので、案外おすすめの方法です。

ただし、飴をなめた後は歯磨きをさせるように心がけましょう。

お口の筋肉が鍛えられ鼻呼吸がしっかりできると、お口の乾燥を防ぐことができます。

また、鼻呼吸をすると鼻毛や鼻の粘膜がウイルスの侵入を防ぐので、鼻の中の空気を綺麗にすることもできるのです。

つまり、体調不良になりにくいともいえるのです。

体調不良も口臭の原因となることから、口呼吸ではなく鼻呼吸が望ましいのです。

歯磨きが不十分な子供の口臭原因NO.1!?「虫歯」

子供の口臭の原因として多くを占めるのが、虫歯といわれています。

歯磨きが不十分だと、虫歯ができてしまう可能性は少なからずあります。

虫歯菌の中でもよく耳にする「ミュータンス菌」ですが、このミュータンス菌が独特のニオイを放つのです。

また、歯垢や歯石がたまったままの状態が続くと、それも口臭の原因となってしまいます。

子供は歯医者が嫌で、痛みが少しの場合はいわないこともあります。

そのまま親も気がつかず放置してしまうと、虫歯が進行してしまい、やはり口臭の原因ともなってしまうのです。

このようなことから、歯磨きはもちろんのこと、定期的な歯科検診も子供に受けさせることが望ましいでしょう。

子供の口臭の原因として、体調不良やストレスも考えられます。

次項では、その点について掘り下げていきます。

体調不良やストレスが子供の口臭の原因になることも!

子供の口臭の原因として、歯磨きが不十分であること以外には体調不良やストレスもあります。

例えば、子供が風邪をひいて発熱すると、お口の中の温度も上昇します。

そのことにより唾液の分泌が抑制され、さらには免疫機能が低下することによりお口の中の雑菌が繁殖しやすくなるのです。

それが口臭につながります。

また、下痢や便秘も口臭の原因になるといわれています。

そのため、腸内環境を整えることも口臭予防ケアの一つといえるでしょう。

さらに、子供は大人とは違い、ストレスを抱えているかどうかは本人でさえなかなかわからないものです。

子供の様子がいつもと違わないか、日頃からよく気にかけることをおすすめします。

いつもと違いを感じたら、子供の好きなことをして気分転換をさせてあげましょう。

ストレスをできるだけ排除し、口臭とは無縁の生活をさせてあげたいものです。

気を付けたい習慣とおすすめ口臭ケア対策

子供の口臭を予防するには、できるだけ長い時間、お口の中を清潔に保つべきでしょう。

だらだらといつでもお口の中に食べものがある状態だと、虫歯になる可能性もあります。

そのため、食事やおやつの時間はしっかりと決めて、それ以外はなるべく食べさせないようにすることが望ましいです。

また、お口の中を好環境に整えるために唾液は欠かせません。

唾液がしっかりと分泌されるには、水分をとることが重要です。

子供には少し大変かもしれませんが、できれば一日に1.2~1.5リットルほどの水分をとれるように努力しましょう。

もちろん、さきほどもお話ししましたように、毎日の歯磨きも必ず行うようにします。

できれば、食事後に毎回歯磨きすることが理想的です。

子供の口臭対策は日頃からしっかりと行おう

いろいろな原因で、子供にも口臭が発生してしまうことがあります。

子供でも、お友達から「お口がクサイ」といわれると、大人と同じように傷つくものです。

そのため、毎日の歯磨きはもちろんのこと、虫歯のリスクを減らすことや、体調不良やストレスがないかを日頃からチェックしてあげるようにしましょう。

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