洗口液と液体歯磨きは別物!違いを知り歯のケアを効果的に!
オーラルケア 2020.01.04オーラルケア用品はさまざま!
日頃からオーラルケアに力を入れている方も多いかと思います。
オーラルケアとは虫歯などを予防するために、口腔内を清潔に保つケアをすることをいいます。
オーラルケアの代表ともいえるのが歯磨きで、毎日の習慣になっている方も多いのではないでしょうか。
虫歯を予防するためにも歯磨きはとても大切ですから、オーラルケアの中でも重要な役割を担っているといえるでしょう。
しかしオーラルケアは歯ブラシで歯を磨くことだけではありません。
ほかにも、
●歯間ブラシやデンタルフロスで歯の隙間の汚れを落とすこと
●舌専用ブラシで舌の汚れを落とすこと
なども挙げられます。
近年はオーラルケア用品の種類も豊富で、より効果的に口腔内を清潔するのに役立っています。
そして、今回はそんなオーラルケア用品の中でも「洗口液」と「液体歯磨き」についてお話をしていきます。
まずこれら2つの違いからご説明していきましょう。
実は違う!洗口液と液体歯磨き!どのような違いがあるの?
オーラルケア用品の一種でもある「洗口液」と「液体歯磨き」。
これらはドラッグストアなどで購入でき、一見同じものに見えることもあります。
しかしこれら2つは、決して同じものではありません。
どのような違いがあるかを見ていきましょう。
まず、洗口液は、デンタルリンスやマウスウォッシュとも呼ばれ、口臭予防や口中浄化などの効果が期待できるものです。
口の乾燥対策にも効果が期待でき、使用後はすっきりとした爽快感を味わえます。
しかしこの洗口液は歯磨きの代わりとなるものではありませんから、通常の歯磨きにあわせて行う必要があるでしょう。
次に、液体歯磨きについてです。
液体歯磨きはその名の通り、歯を磨くときに使用するものです。
普段使用されることの多い、チューブ状の歯磨き剤の代わりとして使用することが可能です。
そのため、洗口液と液体歯磨きの違いは、「歯磨き剤の代わりになるか、ならないか」ということになりますね。
使い方にも違いがあった!洗口液の使い方とは?
洗口液と液体歯磨きの違いとして使用目的が挙げられましたが、使い方にも少し違いがあるようです。
ここからは、これらの使い方についてお話をしていきます。
はじめは、洗口液の使い方からです。
一般的な洗口液の使い方は、まず指定された量の洗口液を口に含みます。
含んだまま、20~30秒ほどブクブクうがいをし、吐き出します。
これで完了です。
吐き出した後は、水で口をすすがなくて大丈夫です。
(製品によって使用方法が違う場合もありますので、使用前に必ず確認しておきましょう。
)
より効果的に洗口液を使用するならば、洗口液を使用するタイミングも把握しておくと良いでしょう。
歯磨きをする前に洗口液を使用する方もいるそうですが、歯垢などの汚れが残ったままするのはあまり効果的とはいえません。
効果的なタイミングは、通常の歯磨きが終わった後です。
口臭予防だけでなく、磨き残し対策としても効果が期待できますから、歯磨きの仕上げとして洗口液を使うことで、より雑菌の繁殖がしにくい口腔内になるでしょう。
また、1日の中で睡眠中は雑菌が繁殖しやすい時間帯といわれていますので、就寝前に使用するのもおすすめです。
洗口液のより効果的な使い方を知ろう!
洗口液の使い方についてご説明しましたので、ここではより効果が見込める洗口液の使い方についてお話しします。
●歯垢などの汚れはできるだけ落としておくこと
洗口液は口腔内の菌を殺菌することも使用目的のひとつとされています。
とはいえ、歯磨きの代わりとなるものではないので、歯垢が残っていても落とすことはできません。
そのため、使用する前に、歯磨きで汚れを可能な限り落としておくことが大切です。
●舌苔(ぜったい)を綺麗にしておくこと
舌苔とは、舌にこびりついている白い苔状のものをいいます。
これには雑菌などの汚れがついていることが多いので、洗口液を使用する前に落としておくと良いでしょう。
舌苔専用のブラシを使用して、舌も綺麗にしてから洗口液を使用しましょう。
●洗口液を使用した後の飲食は控えること
洗口液の効果を高めつつ維持させたい場合は、当然ながら飲食は控えたほうが良いでしょう。
少なくとも洗口液を使用してから30分程度は、食べ物・飲み物は口にしないほうが良いですね。
●使用回数は守ること
効果を高めたいからと、1日に何回も洗口液を使用する方もいます。
ところが口腔内には、一定数であれば無害な菌、あるいは必要な常在菌も存在しています。
何度も洗口液を使用してしまうと、これらの菌も排除してしまい、口の中の環境を乱してしまう恐れもあるのです。
こうなってしまえば逆効果となってしまいますから、1日の使用回数は守るようにしてください。
洗口液についてお話をしたところで、次の項からは液体歯磨きについてお話をしていきます。
使い方にはどのような違いがあるのでしょうか。
どんな違いがある?液体歯磨きの使い方
洗口液の使い方についてお話をしましたので、ここからは液体歯磨きの使い方についてお伝えしていきます。
一般的な液体歯磨きの使い方も、はじめは指定された量を口に含みます。
口に含んだら20~30秒ほどブクブクうがいをし、吐き出します。
ここまでは洗口液の使い方とあまり違いはありませんね。
しかしこの後に違いがあります。
吐き出した後には、歯ブラシでブラッシングしていきます。
ひととおり磨き終わったら、水で口をゆすいで完了です。
中には、口に含んだままブラッシングする液体歯磨きもありますので、使用方法を確認してから使用するようにしましょう。
液体歯磨きのメリットとしては、液体なので口の隅々まで歯磨き剤を行き渡らせることができることです。
また、研磨剤が入っていないので、歯の表面を傷つけにくいこともメリットとして挙げられます。
ところが、研磨剤を含んでいないことで、洗浄力が劣るというデメリットもあります。
茶しぶなどで歯に着色が見られる場合は、研磨剤の入っていない液体歯磨きでは落とすことが難しいといわれています。
そのため、着色が気になる場合は、研磨剤入りの歯磨き剤を使用すると良いかもしれません。
効果的に液体歯磨きを使用するには選び方もポイントに!
液体歯磨きを効果的に使用するためには、洗口液同様、舌磨きは大切です。
そのため、液体歯磨きを使用する前に舌苔をきれいにすると良いでしょう。
とはいえ、舌磨きのやりすぎも良くはないそうなので、週に2、3回で1日1回を目安に行うようにしましょう。
また、どんな液体歯磨きを選ぶかもポイントです。
液体歯磨きだけでもさまざまな種類があり、成分やフレーバーなどに違いがあるそうです。
自分に合った液体歯磨きを選び、効果的に使用するようにしましょう。
液体歯磨きを選ぶポイントは、下記の3つです。
【ポイント①:口臭の消臭機能】
口臭と一口にいっても、いくつか原因が挙げられます。
●生理的な口臭
緊張しているときには、口の中が乾きやすいといいます。
また、加齢に伴い口も乾きやすくなります。
こういったものが、生理的な口臭に該当します。
●外因的口臭
にんにく臭といった食事した後の口臭などが、外因的口臭です。
●口腔内の異常による口臭
虫歯などができてしまったときの口臭です。
このような口臭もしっかりと消臭してくれる液体歯磨きを選びたいですね。
【ポイント②:液体歯磨きの成分】
例えば、液体歯磨きはアルコールを含むものと、含まないものに分かれます。
アルコールタイプは口の中がピリピリとすることもありますので、合わない方はノンアルコールタイプの液体歯磨きを選ぶことをおすすめします。
しかし、ノンアルコールタイプでも強い殺菌剤が入っていることもあるようです。
強すぎて口の中が荒れてしまうこともあるそうですから、マイルドな成分の液体歯磨きを選ぶと良いかもしれません。
【ポイント③:快適な使用感】
歯磨きは毎日行うものです。
そのため、ストレスフリーで行えることが大切といえます。
刺激の強さやフレーバーなど、お好みのものを選ぶと、より快適に歯磨きができるといえるでしょう。
これら3つのポイントを参考に、自分にぴったりの液体歯磨きを選んでみてください。
洗口液と液体歯磨きの使い方を確認しオーラルケアに役立てよう!
洗口液と液体歯磨きは、歯磨き剤として使用できるかできないかの違いがあります。
そして使い方も異なり、洗口液は口に含みブクブクうがいをして吐き出せば完了です。
液体歯磨きは、ブクブクうがいをして吐き出した後に、歯ブラシで歯を磨くのが一般的な使い方です。
それぞれより効果的な使い方があるので、使用方法を確認したうえで、オーラルケアに役立てましょう。