子供が歯磨きできない!おもしろ動画とオススメアイテム

歯磨き 2019.12.11
どうして子供は、何回教えても、注意しても、歯磨きがきちんとできないのでしょう。 自分で磨けるようになれば、眠る前の疲れ切った時間に仕上げ磨きをしなくても済みますよね。 子供が小学生くらいで、仕上げ磨きをそろそろ卒業しようと考えている親のために、「歯磨きが大切な時期」「楽しい気分になる動画」「お助けグッズ」などをお伝えします。

しっかり歯磨きできない子供には仕上げ磨きを

小学校にあがる年齢になると、自立心が芽生える子供が多く、仕上げ磨きを嫌がることもあります。

「もう自分で磨けるだろう」と考えて、小学校にあがる前に仕上げ磨きをやめる場合もあるようですが、6歳頃の子供の口の中では、大きな変化が起きています。

親が毎日、歯の仕上げ磨きとチェックをしながら、「正しい歯磨き」を教えなければいけない時期です。

この頃には、抜けかかった乳歯、まだ抜けそうにない乳歯、生え始めた永久歯などいろいろな歯があります。

なんとなく歯ブラシを動かすのではなく、歯並びをきちんと見ながら、細かい部分まで磨かなければいけません。

歯磨きを怠ったことで痛い思いをしたことがない子供は、まだ歯磨きの大切さを実感していないでしょう。

しっかりと歯磨きできない子供が多いのも無理はありません。

親が子供の口の中に興味を持ち、歯磨き指導を行い、元気な歯を守ってあげることが大切ですね。

親は頑張ってる!虫歯にならないように歯磨き

厚生労働省の調べ(歯科疾患実態調査)によると、子供の虫歯率は徐々に減っているようです。

文部科学省で公表されている「学校保健統計調査」でも、昭和の終わり頃に生まれた子供の虫歯(12歳児)は4~5本だったのに対し、2015年には0.9本まで減っています。

日本を、スウェーデンやアメリカのような歯科先進国と呼べる日も近いかもしれませんね。

歯に対しての意識が高まっている分、「子供の歯をキレイにしなければ」というプレッシャーを、強く感じている親も多いのではないでしょうか。

子供が自分で歯磨きできないのに、仕上げ磨きをしようとすると逃げたり、途中で口を閉じてしまったり、おしゃべりし始めたりして、ストレスを感じることもあるでしょう。

「磨けていない気がするけど今日はもういいか…」とあきらめてしまう日もあるかもしれません。

しかし、小さな歯が虫歯になってしまうと大変です。

幼い頃に虫歯で痛い思いをすると、歯医者さん嫌いになりやすいと言われています。

多くの歯医者さんでは、歯に器具を当てる練習から始めたり、笑気吸入鎮静法などの痛くない工夫をすることで、子供が恐怖心を抱かないように細心の注意を払っています。

しかし、口の中に異物が入る感覚や、歯が削られる感覚をゼロにできるわけではありません。

また、子供の虫歯は親の責任だと考えられています。

歯医者さんの前で、日々の仕上げ磨きの方法について打ち明けるのは楽しい時間ではないかもしれません。

忙しい人は、予約のために予定を調整するのも大変です。

自宅でのケアで虫歯ゼロの元気な歯を維持できれば、子供も親も、そうしたストレスを感じずに済むでしょう。

虫歯になりやすいのはどこ?歯磨きできない子に電動歯ブラシは正解なのか

子供の歯で特に虫歯になりやすいのは、

・奥歯のかみ合わせ
・六歳臼歯
・歯と歯の間
・歯の裏
・歯と歯茎の間

だと考えられます。

生え始めの永久歯があり、歯並びに凹凸があると磨き残しができやすいものです。

仕上げ磨きをしても、完璧に磨ききることができないこともあるでしょう。

虫歯のもととなる歯垢(プラーク)は、ベタベタと歯にこびりついています。

歯垢は歯と同じような色ですし、仕上げ磨き中にだ液でいっぱいになってしまうと、全て落ちているか確認しにくいですよね。

ネバネバしていて落ちにくい歯垢を取り除くために、子供用の電動歯ブラシが使われることもあります。

「小刻みに歯ブラシを動かす」という、子供にとっては難しい動きを電動歯ブラシで補うことができるでしょう。

人気キャラクターとコラボしていたり、アプリと連動していたりして、「子供に歯磨きへの興味を持ってもらう」という意味でも有効なアイテムです。

とはいえ、素敵な電動歯ブラシを購入すると、子供は遊び感覚で歯磨きし続けるかもしれません。

電動歯ブラシでの歯磨きに慣れてしまい、電動ではない歯ブラシで、しっかり磨くことを覚えないのも考えものです。

大人になって、普通の歯ブラシを選びたくなることも考えられます。

歯医者さんでも、子供に電動歯ブラシをすすめるケースはめずらしいのではないでしょうか。

したがって、電動歯ブラシで磨かせている場合でも、手用歯ブラシの磨き方を教えることが望ましいでしょう。

子供が歯磨きできない悩みを抱え込まないで

まだ歯磨きが上手にできない子供の歯を、毎日チェックして磨いてあげるのは大変なことだと思います。

前項で、「子供の虫歯は親の責任と考えられている」と書きましたが、全てのケースでそれが当てはまるわけではないでしょう。

歯磨きを担当している親以外の家族が、子供に甘いお菓子やジュースをたくさん与えていたり、子供が虫歯になりやすい体質だったりして、歯のケアが特に大変になるケースもあるようです。

細かい作業が得意な子供もいれば、細かいことは気にしない子供もいます。

そのため、親は努力しているのに子供の歯が虫歯になってしまうこともあるのです。

もし、日々努力しているのに報われずつらい気持ちになるようなら、家族や歯医者さん、友達などに相談してみてください。

家族にも「子供の歯をみんなで守る」という意識を持ってもらえると、気持ちが軽くなると思います。

歯医者さんに行けば、フッ素の塗布や歯磨き指導をしてもらえることが多いです。

奥歯にシーラント(虫歯ができにくいコーティング)などを行ってもらえるケースもあります。

幼いころから同じ歯医者さんに通い続けていると、子供が歯医者さんと仲良くなり、怖いと思わなくなることもあるようです。

また、子育て経験がある家族や友達に、悩みを打ち明けるのもおすすめです。

ひどい疲れを感じているときに、嫌がる子供をなだめて歯磨きを続けた経験を覚えている親は多いはずです。

歯磨きできない子供には楽しい動画を見せてみよう

子供がしっかりと歯磨きできないのは、「歯磨きが楽しくない」という理由もあるでしょう。

できるだけ歯磨きを楽しい気分で行えるように、さまざまなことを試してきた親も多いのではないでしょうか。

歯磨きについての絵本、アプリ、オモチャなどがありますが、ネタ切れに悩むこともあると思います。

そんな時におすすめなのが、無料の歯磨き動画です。

「はみがきのうた」や、人気キャラクターの動画など、幼稚園児向けの動画が多いですが、小学生が楽しめる動画もあります。

子供は面白い動画に興味津々ですので、「歯磨き」という苦手なテーマでも見るでしょう。

特におすすめなのが、「歯みがきの歌:はみが鬼(はみがき)がやってくる」や、「Brush Your Teeth」です。

シュールでかわいい動画と、英語の勉強もできるユニークな動画ですので見てみてはいかがでしょうか。

また、同じ年くらいの子供が歯磨きをしている動画や、歯磨きをテーマにしたストーリーがある動画もおすすめです。

どうしてもマジメに歯磨きしてくれない子供には、エネルギーを使って叱るかわりにこうした動画を見せれば親も疲れずに済みます。

自分できちんと歯磨きできないことを分かってもらう

子供に「歯磨きがしっかりできない」ということを自覚させるのもおすすめです。

磨き残しがあると歯が赤く染まる液体を使ってみたことはあるでしょうか。

おそらく、幼稚園や小学校で歯磨き指導の際に使用されることもあるでしょう。

染めだし液、歯垢染色ジェルなどと呼ばれるグッズです。

染めだし液は、ショッキングな見た目になることもあり、健康面でのデメリットが心配されることもありますが、厚生労働省では染めだし液の性質について下記のように定めています。

・粘膜を刺激しない
・防腐効果、殺菌効果がある
・味がまずくない
・自然に色落ちする
・顔や服が汚れにくい

他にも、「色が目立つ」などの条件を満たしたものが販売されることになっています。

ジェルタイプは歯に伸ばしやすくおすすめです。

製品紹介で書かれている使い方や注意点を守って、定期的に使ってみてください。

歯磨きが苦手なら定期的に歯医者さんに通おう

子供が一人で磨いても、仕上げ磨きをしても、虫歯ができてしまう場合があります。

小学生くらいの子供の歯は、新たに磨かなければいけない部分が増えますし、大きさにバラつきがあります。

染めだし液で磨き残しのチェックをしたり、鏡を見ながら歯ブラシの動かし方を教えたり、こまやかな指導を行えば、虫歯になりやすい子供でも防ぐことができるかもしれません。

また、定期的に歯医者さんで見てもらって、キレイな歯を維持する手助けをしてもらいましょう。

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