デンタルフロスと歯間ブラシの違い!歯の隙間での使い分け!
デンタルフロス 2019.09.22デンタルフロスと歯間ブラシの必要性!歯ブラシだけではダメ?!
普段の歯磨きに歯ブラシを使っている方は多いでしょう。
歯ブラシを使っての歯磨きは、汚れや歯垢を取り除くのに有効です。
ただ、歯と歯の間をしっかり磨くには、歯ブラシだけでは難しい場合があります。
歯ブラシだけの歯磨きでは、磨き残しができてしまう可能性があるのです。
それを解消するためには、デンタルフロスや歯間ブラシを使うと良いでしょう。
虫歯ができやすい個所の一つに歯と歯の間がありますが、虫歯を効果的に防ぐためにもデンタルフロスや歯間ブラシを上手に使うことが大切なのです。
歯磨きに長い時間をかけたとしても、歯ブラシが届かないのでは意味がありません。
1本1本の歯を隅々まで磨けてこそ、虫歯を防げるというものです。
今までの歯磨きで虫歯ができやすかった人や磨き残しの心配がある人は、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってみることをおすすめします。
普段の歯ブラシでの歯磨きとは違い、歯全体が綺麗になったことを実感できるかもしれません。
デンタルフロスと歯間ブラシの違い!
デンタルフロスと歯間ブラシはどちらも歯の間を綺麗にするためのグッズで、歯ブラシだけではケアできない箇所を磨くことができます。
デンタルフロスと歯間ブラシの違いは、どのような歯の状態で使うかによります。
デンタルフロスは、歯と歯の隙間が狭い場合に使われます。
歯と歯が綺麗に並んでいて隙間があまりないような歯並びの方がいますが、そのような方はデンタルフロスが有効に働くでしょう。
歯ブラシではケアできない歯と歯の間を綺麗にすることができるはずです。
歯間ブラシは、歯と歯の間に隙間がある場合に使われます。
歯と歯の間に隙間がある場合、歯ブラシの毛先を隙間に通して磨くのは難しく、そのような方には歯間ブラシが有効に働くでしょう。
歯と歯の隙間に効果的に届き、汚れを取り去ることができるはずです。
もし歯ブラシで歯と歯の間を磨こうとすると、隙間が狭いところに歯ブラシは通りませんし、隙間が広い場合には無理に歯ブラシの毛先を隙間に通して歯ブラシを傷めてしまうことが考えられます。
そして、それは歯と歯茎のためにも良くありません。
歯を全体的に磨くのは歯ブラシ、歯と歯の間を磨くのはデンタルフロスや歯間ブラシの役割だと覚えておきましょう。
デンタルフロスの種類!それぞれの違いは?
こちらでは、デンタルフロスの種類についてお伝えします。
デンタルフロスは素材が主にナイロン・ポリエステル・ポリエチレンなどでできており、糸状に作られています。
形状は糸巻タイプ・ホルダータイプに分かれ、ホルダータイプはさらにF字タイプとY字タイプに分かれます。
糸巻タイプは、一本の糸状になったデンタルフロスを好みの長さに切って歯の間に差し込んで使います。
こちらは糸状のデンタルフロスをしっかり手でつかむ必要があるため、慣れるまでは少し時間がかかるかもしれません。
ただ、どのような歯並びの方でも対応できたり、必要な分だけ切って経済的に使えたりするのは良い点でしょう。
ホルダータイプはデンタルフロスがプラスチックの持ち手の先につけられており、使うことは難しくない場合が多いです。
ホルダータイプはF字タイプとY字タイプに分かれますが、持ちての部分がF字かY字かの違いがあります。
また、F字タイプは前歯に使いやすく、Y字タイプは前歯や奥歯にも使いやすいのが特徴です。
次項では、歯間ブラシの種類についてお伝えします。
歯間ブラシの種類!形状に大きな違いはない
歯間ブラシは、素材が主に金属かゴムに分かれます。
金属製の歯間ブラシは隙間の汚れを取り除く能力は高いかもしれませんが、歯や歯茎を傷める可能性があります。
それに対して、シリコンなどのゴム製の歯間ブラシは歯や歯茎に優しく作用するため、歯や歯茎のトラブルを抱えているような人にもおすすめできます。
形状は、L字型とI字型に分かれます。
どちらも持ち手があり、L字型はブラシ部分が持ち手に対して垂直になっており、I字型は持ち手の先にブラシ部分がまっすぐについています。
形状には大きな違いはなく、歯間ブラシが持ち手に対して垂直についているか平行についているかという違いがあります。
形状や使いやすさの点では、デンタルフロスのホルダータイプと似ているでしょう。
L字型は前歯や奥歯に使いやすく、I字型は前歯に使いやすいのが特徴です。
また、歯間ブラシにはサイズがあり、7種類に分けられます。
一番隙間が狭いタイプは4Sで、3S・SS・S・M・L・LLの順に隙間が大きくなります。
自分の隙間のサイズに合った歯間ブラシの使用が大切です。
デンタルフロスの使い方を覚えよう
ここからはデンタルフロスと歯間ブラシの使い方についてお伝えしていきます。
まずは、デンタルフロスの使い方からです。
【糸巻タイプの使い方】
①デンタルフロスを40cm程度に切る
②両方の中指にデンタルフロスを2~3回巻きつける
③巻きつけて余ったデンタルフロスは10~15cmの長さにする
④フロスを親指や人差し指で支えながら、歯と歯の隙間に差し込む
⑤歯の表面をこするように引き上げる
糸巻タイプで注意したい点は、歯にデンタルフロスを差し込む度に使う部分を変えてほしいところです。
使ってある部分は菌や汚れがついているため、できるだけ使っていない部分を新しく出して使いましょう。
【ホルダータイプの使い方】
①歯と歯の隙間にデンタルフロスを差し込む
②歯の表面をこするように引き上げる
ホルダータイプで注意したい点は、引き上げるときに無理をしないことです。
無理して引っ張ると、歯や歯茎に負担がかかることがあります。
どちらが使いやすいかは慣れもありますが、ホルダータイプは糸巻タイプと違い持ち手があるため、初心者の方や子供にはホルダータイプが良いでしょう。
歯間ブラシの使い方をマスター!サイズ選びにも注意
ここからは、歯間ブラシの使い方をお伝えします。
歯間ブラシは、デンタルフロスのように狭い歯の間を磨くのとは違い、歯と歯の間にできた隙間に差し込んでから使います。
【歯間ブラシの使い方】
①歯間ブラシを歯の隙間に差し込む
②前後に2~3回動かす
歯間ブラシを歯の隙間に差し込む際、歯茎を傷めてしまわないよう斜め上に向かって差し込みましょう。
そして、歯に沿わせるように歯間ブラシを前後に動かしてください。
歯に沿うことによって隙間を隅々まで磨くことができます。
また、奥歯を磨く際は内側と外側の両方から差し込むと、汚れを落とすのに効果的です。
歯間ブラシで注意したい点は、歯と歯の隙間に合ったタイプを選ぶことです。
初めて使用する場合は、小さいサイズから使ってみましょう。
大きいサイズでは、無理やり差し込むことによって歯や歯茎を傷めることにもなりかねません。
一番小さいサイズでも入らない場合は、デンタルフロスに替えてみてください。
デンタルフロスと歯間ブラシ!使用は歯と歯の隙間の大きさで決める
歯ブラシだけでは磨き切れない歯と歯の隙間に、デンタルフロスと歯間ブラシは使います。
デンタルフロスと歯間ブラシの違いは、歯と歯の隙間の大きさによります。
デンタルフロスは歯の隙間が狭い場合に、歯間ブラシは歯と歯の間に隙間ができてしまった場合に使います。
デンタルフロスと歯間ブラシの種類や使い方をご紹介しましたので、ご自分に合ったものを選んで使用してみてください。