前歯に違和感!隙間ができたり茶色に変色する原因って?

詰め物 2019.05.23

上の前歯に隙間がある、茶色に変色してきた歯は笑った際に相手に見える箇所のため、このような状態だと笑うことに対して遠慮がちになってしまいます。

仕事で人に会う機会が多いかたは特に、白い歯に戻したいものですね。

そこで、茶色に変色した歯や、歯と歯の間に隙間ができる原因、対策についてご紹介します。

お茶・コーヒー・紅茶で目立つ前歯や隙間に茶色に着色する

前歯の隙間が大きい(すきっ歯)ことから人目が気になる、また、歯が茶色に着色してしまい人前で大きく口を開けて笑えない等、悩まれる方は少なくありません。

特に歯が茶色に着色する人はお茶、コーヒー、紅茶等の飲み物を好む方に多い傾向です。

その原因はステインとよばれ、ポリフェノールやタンニンといった成分で構成され、コーヒー・紅茶に多く含まれます。

ポリフェノールやタンニンが歯のエナメル質についた「ぺリクル」(唾液に含まれるたんぱく質で構成された物質)に付着します。

そして、じわじわと色素が浸透していき歯磨きだけでは落とすことが困難になります。

また、ぺリクルはタールと結びつきやすい性質があり、タバコを嗜好する方は注意が必要です。

タバコを吸ってすぐに着色するわけではありませんが、歯磨き残しのタールがあるとつぎの喫煙によりタールがじわじわと着色してしまいます。

ポリフェノールやタンニン、タールが原因の着色を予防するには、日々のきちんとした口腔内のケアが欠かせません。

ステインを含む食品により前歯や隙間が茶色に着色する

前歯や歯の隙間に付着し茶色に着色する原因になる「ステイン」を含むものは、私たちの食生活に欠かせない日常にあふれている食品に含まれています。

代表的なものはブドウ、柿、ブルーベリーなどの果物類、黄緑色野菜、ココア、チョコレートなどです。

アルコール類では、ワインがステインを含んでいますのでワインを嗜む機会が多い方は注意が必要です。

これらの食品に含まれる色素成分は「ビタミンB群」や「ファイトケミカル(ポリフェノール、タンニン、アントシアニン、カテキン、リコピン)」です。

ビタミンB群は食事後、食べたものをエネルギーに変え代謝を促進し、血液、細胞を作るためには欠かせません。

そして、ファイトケミカルは抗酸化作用や免疫力向上作用を持ち、身体の老化や病気の原因となり得る細胞の老化を防ぎます。

つまり、果物類や黄緑色野菜等の「色素成分」は人間の身体のために積極的に摂取すべき成分になります。

歯に着色しますが身体の調子を整えるためには必要成分のため、上手にお付合いしていく必要があるのです。

前歯にできた隙間が茶色に!お茶等のタンニン・タールの付着予防方法

前歯や歯間の隙間にタンニン・タールが茶色に付着することを予防するには歯を磨くことです。

歯を磨くことで、着色の原因がタンニン・タール以外の特殊な着色でなければ洗い落とせます。

特に食事後やコーヒータイム後欠かさず歯磨きすることで、着色成分を洗い流せ効果的です。

もちろん、歯の隙間に挟まった食べかすも除去でき虫歯予防にも役立ちます

どうしても毎食事後に歯磨きができない方には以下のような予防法もあります。

それは、ガムを噛むということです。

ガムを噛むと唾液が分泌され、着色成分が除去できるので着色予防になります。

そして、手元にガムがないときもあります。

そんな時は、口に水を含み歯の隙間を意識しブクブクすることで着色成分を洗い流し、歯磨きができない、ガムもない場合の着色予防になります。

一方喫煙によるヤニ(ニコチン、タール)は植物に含まれる樹脂です。

しかし、ヤニは歯だけではなく喉や肺などの内臓に留まり、有害物質を出し続けステインだけではなく、歯茎の変色や歯周病、虫歯の原因にもなり身体に悪影響を及ぼしかねません。

前歯に隙間があると会話に支障がでることも

前歯の歯と歯の間に隙間がある状態を俗に「すきっ歯」と言います。

隙間の度合いにもよりますが、前歯に少し隙間がある位ならチャーミングに感じたりします。

日本ではちょっと気にしますが、フランスでは「幸運の歯」ともよばれ、福を呼び込みお金を招く等とうらやましがられています。

ただし、歯がないように見えることや、歯が茶色に変色していたら審美的な面からも気になる方もいらっしゃるでしょう。

特に、前歯に隙間があると会話の中で「さ」や「た」行の発音に支障があります。

それは、サ行を発音するとき前歯の裏に息をあてるので、隙間から漏れると上手く発音でず、聞き取りが困難になるためです。

また、英語も同じで「s」や「th」の発音にも影響があります。

歯の裏に息を当てる発音がありますから、やはり聞き取りにくくなると思います。

また、奥歯に隙間が有ると食べ物が挟まりやすく、口臭の原因や、磨き残しがあると虫歯や歯周病になるリスクも上がります。

次の章では歯に隙間ができる原因についてもう少しご紹介しましょう。

顎や歯の大きさも関係!前歯に隙間が出来る原因に

前歯等の歯の間に隙間ができる原因は、虫歯等で歯が茶色に変色する後天的原因だけでなく先天的な要因もあります。

歯と顎のバランスに問題がある場合、歯のサイズは正常でも顎が大きい場合や、顎のサイズは正常だが歯のサイズが小さく歯の間に隙間ができる場合があります。

また、歯の元になる歯胚が作られず、永久歯が先天的に生えてこない場合があります。

通常、永久歯は親知らずを除き28本生えてきますが、歯の本数が足りないと歯の間に隙間ができます。

先天的な要因の「過剰歯」という症状は、正常な歯の本数より多く顎の中に埋没し、正常な歯並びを阻害して歯の間に隙間を作る原因となります。

次に、習癖により舌で前歯の裏を押す癖(舌癖)があると前歯が押し広げられ、歯の間に隙間を作る事があります。

また、口腔ケアを怠ると、「歯周病」を発症し歯を支える骨が溶けて歯がぐらつき、動きやすくなり歯の隙間を生じることも。

忙しいからと、抜けた歯や合わない詰め物を治療せず噛み合わせが悪いまま放置していると、特定の歯だけに特異な力がかかります。

そして、歯周組織にダメージを与えることで歯に隙間ができます。

この場合、外傷性咬合(がいしょうせいこうごう)という症状になります。

ラミネートべニア等で前歯等の隙間を埋める

前歯等の歯の間にできた隙間の対策をご紹介します。

まず、ダイレクトボンディングというプラスチック樹脂の「レジン」を直接歯に盛り付ける治療法です。

審美性を求めると自費治療になり、歯の間が3mm以上広い場合、適用になりません。

次に「ラミネートべニア」ですが、歯の表面を薄く削り人工歯を張り付けていきます。

現在の歯の色が茶色でも、希望する色に調整可能です。

しかし、歯ぎしりや食いしばり等の強い力がかかると割れたり、欠けるときがあります。

自費治療のため治療費は高額になります。

また、既に歯の神経が抜かれていたりすると「クラウン」治療になり、人工歯を被せる処置をします。

保険適用、自費治療を選べその素材にはセラミック、プラスチック、金属等があります。

特に、セラミッククラウンは自然歯の色に近く審美性に優れていますので、近年注目の対策方法です。

その他、上記のいずれも難しい場合、歯列矯正やワイヤーで歯を動かし隙間を埋める方法も有ります。

前歯の着色や隙間を改善し好感度アップを図ろう!

他人からは気にならない歯の隙間でも、本人にとっては一大事でコンプレックスに感じるものです。

ご紹介した方法で、歯の隙間や着色といったコンプレックス解消に繋がります。

また、歯が茶色に変色する原因は人が健康な生活を送るために必要な栄養源になる食物もあるため、「これは食べてはいけない」といった極端な方法は避けましょう。

着色を予防するには口腔内のケアが欠かせません。

食事後の歯磨きや、口の中をゆすぐ等の対策を怠らず、いつも白く、きれいな歯を保てれば好感度もアップします。

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