デンタルフロスのワックスあり・なしの違いや使用する利点

デンタルフロス 2018.10.18

普段の歯磨きでしっかり磨いたつもりでも、ブラシが行き届きにくい所などは、磨き残しや歯垢や食べかすが残っていることがあります。

そこで、デンタルフロスを使って歯磨きの仕上げをしてみませんか?

デンタルフロスは初心者に使いやすいものから、慣れた人向けのロールタイプがあります。

また、デンタルフロスにワックスが付いているタイプもありますが、ワックスあり・なしだとどう違うのかなどもお伝えしていきます。

デンタルフロスの種類

「デンタルフロス」と聞くと、アルファベットのFやYの形をしたものに、繊維がついているフォルダータイプのものや、ロールタイプといって好きな長さに切って使用するものが浮かびますね。

1つずつ特徴や機能をお伝えします。

【フォルダータイプ】

フォルダーに2センチ程度のフロスが取り付けてあり、自分でカットしたりすることなくすぐに使えます。

初めてデンタルフロスを使用する人には、持ちやすさや使いやすさからも、フォルダータイプがオススメといえます。

F字のフォルダータイプは、前歯など正面から見える部分の歯に使いやすいです。

一方、Y字のフォルダータイプは、奥歯などに引っ掛けやすい形状をしているのが特徴です。

それでは、ロールタイプの特徴もお伝えします。

【ロールタイプ】

フォルダータイプとは違って、フロスが切れていないため、自分でカットして使用する必要があります。

最初は扱いづらさがあっても、慣れてしまえば最も簡単で経済的です。

ちなみに、ロールタイプはワックスあり・なしと、エクスバンドといわれるタイプにわかれます。

様々な種類のあるデンタルフロスですが、使用するとどんなメリットがあるのでしょうか。

デンタルフロスの使用をおすすめしたい理由

フォルダータイプ、ロールタイプのワックスあり・なしを問わず、デンタルフロスは「フィラメント」といわれる細かい繊維を束ねたものでできています。

この束ねた繊維で、歯と歯の間にある歯垢や、食べかすなどを掻き出すことができるという仕組みです。

そのため、デンタルフロスを使用すると、歯と歯の間の歯垢除去率が向上するという点が最大のメリットです。

歯ブラシでは、歯と歯の間の歯垢を完全に除去することは難しいとされています。

そこで、デンタルフロスと歯ブラシを併用することで、100%の歯磨きに近づけることができます。

ちなみに、デンタルフロスと歯ブラシを組み合わせると、歯ブラシのみに比べて1.5倍にまで歯垢除去率が上がるとされています。

さらに、歯垢は虫歯だけでなく、歯周病の原因にもなり得ます。

毎日のブラッシングと併せて歯垢をできるだけ除去し、歯周病を予防しましょう。

デンタルフロスで口臭がわかる?!

他にも、口臭の予防や、詰め物の不具合を早期発見できるという点からしても、デンタルフロスをおすすめしたいです。

口臭の主な原因は、食べかすや歯垢などの汚れとされています。

しかも口臭は、自分ではなかなか気づくことができないため、気が付いたときには周りの人からは「臭い」と感じられているかもしれません。

そうならないために、デンタルフロスを使って歯垢や食べかすを取り除くことはもちろん、使用したデンタルフロスのニオイを嗅いでみるのがよいでしょう。

もしも、デンタルフロスから嫌なニオイがするようであれば、口臭がしている可能性がありますが、毎日のブラッシングで、歯垢を取り除くことである程度改善ができるとされています。

更に、デンタルフロスを使用していると、いつも同じ場所でフロスが引っ掛かったり、繊維が切れてしまうことがあります。

気になって歯医者で診てもらったら「虫歯だった」、「詰め物に不具合があった」などの状態の早期発見にも繋がります。

このように、デンタルフロスを使用すると様々なメリットが得られることがおわかりいただけたでしょう。

次項からは、ロールタイプのワックスあり・なしのデンタルフロスについてお話しします。

ロールタイプのワックスありとなしの違い

デンタルフロスを使用するにあたって、様々な種類があることを前項でお伝えしました。

初めてデンタルフロスを使用するのであれば、扱いやすいホルダータイプがオススメですが、慣れてきた人は「ロールタイプ」がよいといえます。

その理由は何といっても経済的であるためです。

ホルダータイプとは違い、ロールタイプは1回使用する際に掛かる費用を安く済ませることができます。

ロールタイプは「ワックスあり」「ワックスなし」に大きくわけることができますが、その違いはどんなことが挙げられるのでしょう。

【ワックスありの方が使用感がスムーズ】

繊維にワックスが塗られているため、スムーズに滑り込むように歯と歯の間に入っていきます。

そのため、デンタルフロス特有の「キシキシ」するような感覚を、あまり感じずに使うことができます。

また、歯と歯の間に無理に繊維を滑り込ませることが少なくなるので、歯茎を傷める可能性が低くなることも利点といえます。

【ワックスなしの方が汚れを多く取れる】

ワックスありを使用していて、慣れてきたら、ワックスなしのロールタイプに変えるとよいでしょう。

理由として、ワックスありのタイプはスムーズに歯と歯の間に入り込むことが出来る一方で、歯垢を掻き出す機能としてはワックスなしに比べて劣るとされているためです。

ワックスがフロスに塗られていると、繊維自体が既にまとまった状態となっています。

まとまった状態よりも、繊維自体が乾燥してわかれている方が、歯垢を絡め取りやすいといえるでしょう。

ワックスあり・なし以外にもエクスバンドタイプがある

ワックスありのデンタルフロスか、それともワックスなしのもの以外にも「エクスバンドタイプ」というロールタイプもあります。

こちらは、ロールタイプの中でも、最も汚れが取れるともいわれているデンタルフロスで、繊維が少し変わっています。

繊維に唾液がつき、摩擦が生じるとスポンジのように膨らみます。

膨らんだ繊維が、歯と歯の間にある歯垢をごっそりと絡め取ってくれます。

しかし、膨張することによって、隙間が狭いところに入り込むのは苦手なため、ワックスありのものやそうでないものと併せて使用すると、もれなく綺麗にできるでしょう。

ロールタイプにも様々な種類があるので、自分の歯の隙間や状態に合わせて選んであげることが大切です。

ワックスあり・なし問わず使用する上で注意したいこと

ワックスありのものや、ワックスなしもの、更には、繊維が膨張するものなどロールタイプには様々な種類がありますが、使用する上で注意してもらいたいこともあります。

・歯茎を傷つけないようにおこないましょう。

デンタルフロスを使用する際は、鏡で自分の歯を見て、どの場所に繊維を滑り込ませるのかをきちんと確認しながらおこないましょう。

歯と歯の間が狭いと、つい力を込めて繊維を押し込んでしまいがちです。

無理に滑り込ませて、歯茎を傷めることのないように使用しましょう。

・わからないことがあったら歯医者に相談しましょう。

使い方がわからないからと、適当にデンタルフロスを使用してしまうと、歯茎を傷めてしまうことに繋がりかねません。

それから、デンタルフロスを使用していて、歯に引っかかったり、繊維が切れてしまう場合は、虫歯や歯石などがある可能性もあります。

そのため、デンタルフロスを使用する上でわからないことや、不安なことがあれば、歯医者に相談しましょう。

デンタルフロスを普段の歯磨きに取り入れよう

デンタルフロスは細かい繊維状となっていて、歯と歯の狭い所の清掃に適しています。

そのため、大人から子供まで全ての人に使用をオススメしたいです。

使用する際は、無理に押し込まず優しく取り扱い、歯茎を傷つけないようにしましょう。

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