歯磨きコップを使わないのはあり?衛生的にうがいをするには
歯磨き 2020.05.03歯磨きのときにコップを使う?使わない?
歯磨きの後に口をゆすぐ際、コップを使う方は多いかと思います。
中には、そのコップに歯ブラシを立てておく方もいらっしゃいますよね。
歯磨きコップを使う場合は、衛生的に保管するように注意をしなくてはいけません。
洗面所は湿気が多く、コップが乾きにくいのでどうしても不衛生になりがちです。
歯ブラシ立てとしても活用している場合は、歯ブラシから滴る水がコップの中に溜まってしまうこともあるでしょう。
コップを濡れたまま放置していると、水垢がついたり、ぬめりやカビが発生してしまったりします。
そのコップでうがいをすれば口の中に細菌を入れてしまうことになるので、定期的に洗ってきれいにしておく必要があるのです。
このような歯磨きコップの手入れを面倒に感じる方は、コップを使わないというのもひとつの手でしょう。
しかし、これまで育ってきた環境でずっとコップを使ってきた場合などは、コップを使わないことに少し抵抗を感じるかもしれませんね。
歯磨きコップを使わない場合のメリットとデメリットをそれぞれお話ししていきましょう。
歯磨きコップを使わないメリット
まず、歯磨きコップを使わないことによるメリットをご説明します。
▼コップを洗う手間が省ける
コップを使わず、毎回手で水をすくってうがいをするようにすると、定期的にコップを洗うという手間が省けます。
洗うのにかかる時間はほんの少しとはいえ、しょっちゅう洗わないといけないと面倒に感じることもありますよね。
うっかりコップを洗い忘れて、不衛生なコップを使ってしまう心配もありません。
▼洗面台を広く使える
コップの収納を考える必要がないので、洗面台を広く使うことができるのも、メリットのひとつでしょう。
家族でひとつのコップを共有している場合は、コップをひとつ洗面台に置けば済みますが、各自が別々のコップを使う場合はだいぶ場所を取ってしまいますよね。
洗面台にものが増えれば風通しも悪くなり、コップが余計に乾きにくく、不衛生になってしまう可能性もあります。
コップを使わなければ、そのような心配もなくなるでしょう。
また、ものを減らすことで洗面所がすっきりとした印象になります。
洗面所は来客が使うこともありますから、きれいでおしゃれな空間にしておけると良いですね。
歯磨きコップを使わないデメリット
では反対に、歯磨きコップを使わないことによってどのようなデメリットがあるのでしょうか。
▼うがい前に手を清潔にする必要がある
不衛生なコップを使うのを避けられても、不衛生な手で水をすくってしまっては、結局細菌を口の中に入れてしまいます。
口をゆすぐ前に手を洗って清潔にする必要があるので、その点ではひと手間増えてしまうともいえるでしょう。
▼水をためにくい
手で水をすくうので、どうしてもコップのようにたくさんの水をためることはできません。
少ない水では口の中をしっかりゆすげた気がしないという方には、少し物足りなく感じるかもしれません。
▼袖が濡れてしまうことも
慣れないうちは、すくった水が手を伝って袖が濡れてしまうこともあるようです。
また、冬は水が冷たいので、手で触れたくないと感じる方もいるかもしれませんね。
そのような場合は、コップを使うほうが便利に思えることもあるでしょう。
紙コップを使えば歯磨きコップの問題点を解決できる!?
以上のようなデメリットから、歯磨きコップを使わないことをためらってしまう方もいると思います。
そのような方は、紙コップを使ってみてはいかがでしょうか。
歯科医院で口をすすぐときに使うような、小さなサイズの紙コップが市販されています。
これなら毎回新しいコップを使えるので衛生的ですし、歯磨きコップのように定期的に洗う煩わしさもありません。
重ねてコンパクトに置いておけるため、洗面台にたくさん置いてもかさばらないのも嬉しいポイントです。
また、親戚や友人などが家に泊まりに来たときにも遠慮なく使ってもらえますね。
このように、紙コップを使えば歯磨きコップを使うデメリット・使わないデメリットをそれぞれ解決できるでしょう。
ただし、紙コップを使うことによるデメリットもないわけではありません。
それは紙コップを買うコストがかかってしまうことと、毎回捨てるためにゴミが増えてしまうことです。
これらのデメリットが特に気にならなければ、紙コップを使うことを検討しても良いのではないでしょうか。
掃除の手間を省く!歯磨きコップの置き方
衛生的にうがいをするために、コップを使わないで手で水をすくうことと、紙コップを使うことを挙げてきました。
しかし、それでもやはり、衛生面と掃除の手間の問題さえ解消できるなら、お気に入りの歯磨きコップを使用したいという方もいると思います。
そのような場合は、
・できるだけ汚さず衛生的にコップを保管する方法を考える
・水切れが良く汚れにくい工夫のされたコップを使う
という方法が考えられます。
コップを保管するときに注意すべき点は、洗面台に直に置くのを避けること、そして上向きにコップを置かないことです。
洗面台にコップを直に置いてしまうと、接地面が乾かずにぬめりやカビが発生してしまい、コップも洗面台も汚れる原因となります。
また、上向きにコップを置くと、コップの中に水が溜まってしまい不衛生になりやすいでしょう。
歯ブラシをコップに入れて保管するのもおすすめはしません。
これらを考慮すると、おすすめの保管方法は、吸盤付きのフックを洗面台の空いているスペースや鏡などに取り付け、そこにコップをさかさまになるように引っ掛ける方法です。
こうすればコップの中に水が溜まらず、洗面台との接地面が乾かない心配もないでしょう。
コップを直置きするより、空間を広く使うことができるのもポイントです。
歯磨きコップを使用したい方は、ぜひこのような保管方法をしてみてくださいね。
水切れが良く汚れにくい工夫のされたコップについては、次項で見ていきます。
水切れの良いおすすめ歯磨きコップ
水切れが良く衛生的に工夫の施された歯磨きコップであれば、汚れにくく、掃除する手間も軽減できるでしょう。
いくつかおすすめの歯磨きコップをご紹介します。
【オカ:PLYS base タンブラー】
取扱店:Mat&Rug Factory
参考価格:550円(税込)
こちらは、幅広の取っ手が付いている歯磨きコップです。
取っ手を下にして立てて置くと、コップの中の水が自然と流れ落ちる仕組みになっているので、コップの内側を早く乾燥させることができます。
取っ手はフック状になっているので、タオルバーなどにかけて水を切ることも可能です。
【クオリー フリップカップ】
取扱店:nideau
参考価格:1,100円(税込)
こちらはコップの口部分が緩やかなカーブになっており、さかさまにして直に置いても接地面が少ないのが特徴です。
飲み口が接地面につかないので、乾きやすく清潔に使用できるでしょう。
また、コップをさかさまにすると歯ブラシ立てとしても使えるので、省スペースになります。
このような衛生的な工夫がされたコップを使用することも選択肢に入れて、歯磨きコップを使うか使わないか、考えてみてくださいね。
それぞれメリット・デメリットがある!
今回は、衛生的にうがいをするにはどうすれば良いのかをお話ししました。
歯磨きコップを使うにしても、使わないにしても、それぞれメリット・デメリットがあります。
また、紙コップを使うのはとても楽で便利ですが、コストがかかることやゴミが増えることを難点だと感じる方もいるでしょう。
どの程度なら許容範囲なのかを考えて、自分にとってベストな方法を選んでくださいね。