フロスで奥歯の歯間を磨いたら臭い!そのニオイの原因とは?

デンタルフロス 2020.04.16
歯ブラシでは届きにくい奥歯などの歯間には、フロスを使って磨くという人も多いかと思います。 使った後で、「フロスが臭い」なんて経験をした人もいるのではないでしょうか。 実はフロスが臭くなるのには理由があるのです。 今回は使った後のフロスが臭くなる原因についてお話をしていきます。

奥歯の歯間などの磨きにくい場所にはフロスがおすすめ!

毎日1回は歯磨きをするという人はほとんどかと思います。

歯磨きをするにあたって、多くの人が歯ブラシだけで磨いていることと思いますが、実は歯ブラシだけで磨いても歯に付着したすべての汚れを落としきることは難しいといわれています。

例えば、以下のような箇所は歯ブラシでは届きにくいそうです。

・歯と歯の間
・奥歯のかみ合わせ
・歯と歯茎の境目
・抜けてしまった歯の周り
・歯と歯が重なってしまっている部分

このような箇所は歯ブラシでは届きにくく、磨き残しが発生しやすい箇所といえます。

だいたい6割ほどしかプラークをはじめとした汚れを落とせていないそうなので、歯ブラシだけの歯磨きでは不十分といえるかもしれません。

そんなとき活躍するのがフロスと呼ばれるものです。

フロスは細い繊維を束ねて糸状にしたもののことをいいます。

上記で挙げた磨き残しが発生しやすい箇所の中でも、特に「歯と歯の間」の汚れを取り除きやすくなります。

フロスは歯ブラシで全体を磨いた後に使うのが一般的ですが、奥歯などの歯間に使った後のフロスから「臭い」と感じることがよくあるそうです。

ではなぜ臭いニオイが、使った後のフロスからするのでしょうか。

次の項でご説明します。

奥歯などの歯間を磨いた後のフロスが臭い!

奥歯や前歯も含めた歯と歯の隙間は、歯ブラシではなかなか届くことができない箇所です。

歯ブラシで全体を磨いてもどうしても磨き残しが発生してしまうことがあるため、特に歯と歯の間にはフロスを使うことが効果的だと、先ほどお伝えしましたね。

そんなフロスで奥歯などの歯間を磨いた後、「臭い!」と感じることがあるそうです。

フロスは歯ブラシで磨いた後に使うことが多いので、歯磨き粉の香りがするのは理解できますが、臭いニオイがするのには疑問に感じるかもしれません。

しかし実は、使った後のフロスが臭いのは当然といわれています。

なぜなら、フロスにはプラークがついているからです。

お伝えしましたように、フロスは歯ブラシで取り除けなかったプラークなどの汚れをかき出すので、フロスで歯間を磨けばプラークつくことがおわかりいただけるかと思います。

そのプラークからニオイが出ているので、使った後のフロスが臭いと感じるのはしかたのないことなのです。

プラークが臭い原因は何?

奥歯などの歯間に使った後のフロスが臭い原因はプラークということはわかりましたが、ではプラークはなぜ臭いのでしょうか。

まずプラークとは、歯の表面についている白もしくは黄白色のかたまりのことをいい、歯垢とも呼ばれています。

プラークが臭い原因は、プラークのかたまりに含まれている細菌が関係しています。

プラークには虫歯菌をはじめ、さまざまな種類の細菌が含まれています。

その細菌が、口の中にある食べかすが持つたんぱく質をどんどん分解していきます。

このたんぱく質分解時に、独特のニオイを発生させるわけですが、このニオイが臭いそうなのです。

どのようなニオイなのかというと、卵が腐ったような腐敗臭のニオイがするといわれています。

腐敗臭のようなニオイがフロスからするとなれば、相当臭いことが想像できるのではないでしょうか。

プラークが臭い原因はほかにも!

奥歯などの歯間に使った後のフロスが臭い原因は、ほかにも挙げられます。

それは、ニオイの強い飲食物を口にした場合です。

ニンニクやニラ、コーヒーなど、ニオイの強い飲食物を口にした場合、そのニオイが食べた後のプラークを臭くしてしまっている可能性もあります。

それをそのままにしておけば、口の中は臭い状態のままですし、いずれ虫歯につながる恐れもありますから、やはり毎日の歯磨きで取り除いておきたいですよね。

また、フロスの使いはじめは、今まで取ることができなかった古いプラークがついてくるので、より「臭い!」と感じる人が多いそうです。

しかし、使い続けて習慣化することができれば、ニオイは少しずつマシになってきます。

古いプラークがなくなり、フロスについてくるのがここ短期間の新しいプラークの場合は、それほど臭いニオイはないそうなので、毎日の歯磨きで不快にならないよう、フロスを習慣化できるようになると良いですね。

奥歯などのプラークが臭いのは口腔内トラブルが原因!?

人それぞれニオイの感じ方には差があることと思いますが、奥歯などの歯間に使ったフロスがかなり臭い場合は、プラークが原因でない可能性もあります。

まず、虫歯などのトラブルの場合です。

あまりにもフロスについたプラークが臭い場合は、虫歯などのトラブルの可能性も否定できません。

トラブルの状態によっては、強烈な悪臭がすることもあります。

以前と比べてプラークのニオイが臭い場合は、一度歯科医院を受診することをおすすめします。

次に、口臭が原因の場合です。

口臭が臭い場合でも、使ったフロスのプラークにニオイがついている場合がありますので、一概にプラークが臭いとはいえません。

ちなみに口臭が臭い原因は、下記などが挙げられます。

●ストレス

●加齢

●消化器官の調子が悪い

●耳鼻咽喉系の調子が悪い

ほかにも口臭の原因とされるものはありますが、どれもセルフブレスケアを行って効果がない場合は、病院で診察してもらうと良いでしょう。

臭いフロスを使い続けるのに抵抗がある人におすすめ!

はじめでもお話ししましたように、歯ブラシでは届きにくい奥歯などの歯間にフロスを使ったら、臭いプラークがついてしまうのはしかたのないことです。

しかし中には、「臭いフロスを持ち続けるのはちょっと…」という人もいるかと思います。

そのような人には、香りつきのフロスを使用することをおすすめします。

香りつきのおすすめフロスをご紹介しましょう。

【ルネッタ:フレグランスフロス 50m】

おしゃれなコスメのようなたまご型のかわいらしいパッケージなので、女性も手に取りやすいフロスといえます。

280本以上の極細繊維の束になっており、これがプラークをしっかりと絡めとり、虫歯や口臭の原因を取り除いてくれます。

・ココナッツ&バニラ
・ノンフレーバー
・ピーチ&ストロベリー
・アップル&ハニー
・ベルガモット
・ストロベリー

以上の6種類のフレーバーから選ぶことができるので、その日の気分で香りを替えてみるのも良さそうです。

【オカムラ:Drops(ドロップス) 】

こちらも6種類のフレーバーから選ぶことができます。

・アップル&ハニー
・エクストラミント
・ココナッツ
・ストロベリー
・ピーチ
・レモン

特殊な糸で歯ブラシでは届かなかったプラークなどの汚れをきれいに取り除いてくれます。

フルーティー香りとともに、歯間や奥歯などを磨いてみてはいかがでしょう。

リフレッシュ効果を求める人には、清涼感が強いエクストラミントがおすすめです。

使ったフロスが臭いのはプラークや口腔内トラブルが原因!

歯ブラシだけでは、プラークをすべて取り除くことは難しいといわれているので、より取り除けるようフロスを使うことをおすすめします。

しかし、フロスを奥歯などの歯間に使うと、フロスから臭いニオイがすることがあります。

それは主にプラークが原因で、細菌がたんぱく質を分解したときなどに発生します。

ただし、口腔内トラブルが原因の場合もありますので、ニオイが気になるようであれば一度歯科医院を受診することをおすすめします。

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