イヤイヤ全盛期2歳!歯磨き断固拒否の子供にどう対応する?
歯磨き 2020.04.14イヤイヤ期真っただ中の2歳児に無理矢理歯磨きはNG!
子育てしているとよく耳にすることの多い「魔の2歳」は、自我が急成長する時期です。
まだうまく気持ちを伝えられなかったり、自分のやりたいことを通したいという気持ちから、強く感情が出てくるようになったりします。
まさにそれが、イヤイヤ期の到来です。
どのようなことにもイヤイヤしますから、歯磨きも例外ではありません。
歯磨きは歯が生え始めたらスタートするのが理想的ですから、生後半年くらいから始めることが多いです。
最初のうちは問題なく歯磨きできていても、イヤイヤ期にはそうもいきません。
虫歯にならないようにと、親心で歯磨きを入念にしようにも、毎日のように拒否されると親の心も折れますよね。
しかし、嫌がっているのに無理矢理歯磨きをしようとしたり、感情に任せて怒ったりするのはやめましょう。
無理に行うことで、子供の感情は抑え込まれてしまい、歯磨き嫌いになってしまう原因になりかねません。
どうにか子供も親もストレスなく歯磨きできるように、いくつかアイデアをご提案していきます。
魔の2歳児の拒否反応が和らぐ歯磨き動画
イヤイヤ期真っただ中の2歳児は、歯磨きのたびに「暴れる」「逃げる」「泣く」「口を開けない」「歯ブラシを噛む」…など、強く拒否反応することが多いです。
毎日そのようなことが続くとお互い歯磨きの時間が憂鬱になり、親子関係も心配になってきますよね。
歯磨きが楽しい時間になるように、少し工夫してみましょう。
昨今では、タブレット端末の普及により、動画配信サービスを楽しむご家庭も多いです。
その動画配信サービスの中に、歯磨き拒否反応が和らぐような動画があるのです。
動物が歯磨きしていたりなど、かわいいアニメーション動画が種類豊富にありますので、日替わりで歯磨きをしながら見せてみましょう。
お歌付きのアニメーション動画だと、より子供が食い入るように見始めます。
子供のお気に入りの動画を、ぜひ探してみてくださいね。
お気に入りのぬいぐるみと一緒に歯磨き!
2歳くらいになると、お気に入りのぬいぐるみといつも一緒という子供がいます。
もしも、お気に入りのぬいぐるみがあるならば、歯磨きタイムが楽しい時間に変わるかもしれませんよ。
ぬいぐるみを活用する方法を2つご紹介しましょう。
◆ぬいぐるみと一緒に歯磨きをする
子供の横にぬいぐるみも寝かせて、一緒に歯磨きしてみましょう。
お気に入りのぬいぐるみに、「ウサギさん、お口を大きく開けてゴシゴシ!」などと話しかけながら歯磨きをするフリをしましょう。
ぬいぐるみに歯磨きをするフリをしたあと、子供にも同じように歯磨きします。
お気に入りのぬいぐるみと一緒に歯磨きすることが、いつもとは違う気分になり、機嫌よく歯磨きさせてくれることがありますよ。
◆ぬいぐるみが子供に歯磨きをする
ぬいぐるみが親の代わりに歯磨きをすると、とても喜びます。
コツは、ぬいぐるみの声を少し高めのトーンにすることです。
ぬいぐるみのキャラクターになりきり、楽しい雰囲気で歯磨きすると、歯磨き断固拒否の姿勢が和らぐことでしょう。
歯磨き拒否の2歳児が大人しくなるかもしれない方法とは!?
歯磨き断固拒否の子供に少しでも楽しい気持ちになってもらえるように、以下の方法も試してみてください。
◆鏡を見せながら歯磨きをする
イヤイヤ全盛期の2歳児だけではなく、小さな子供は鏡が大好きです。
鏡を見ることが好きな子供には、鏡を見せながら歯磨きしてみましょう。
案外、大人しく歯磨きさせてくれるようになるかもしれません。
◆お互い磨き合う
子供にも歯ブラシを持たせて、親も子供もお互いに歯磨きしてみましょう。
歯磨きされるだけではなく、自分もパパやママに歯磨きすることで、機嫌よく歯磨きをさせてくれるようになる子供が多いですよ。
ただし、この方法の場合は親のヨダレがたれてしまいます。
あらかじめヨダレ対策用のタオルを用意して、磨き合うようにしましょう。
拒否反応消滅が現実に!ご褒美作戦!
歯磨きだけではなく、いろいろ手を尽くしてもイヤイヤ期真っただ中の2歳児は拒否反応を強く出すことが日常茶飯事です。
すでに実行済みのご家庭も多いかもしれませんが、「ご褒美作戦」を歯磨きにも取り入れてみましょう。
歯磨き以外の場合、「これをしたらお菓子をあげる」などと、子供の好きなお菓子をご褒美にすることが多いですよね。
しかし、歯磨き後にはそうもいきません。
そこで、歯磨きを頑張った「おすすめご褒美」のご紹介をしましょう。
◆シール
2歳くらいのまだまだ小さなうちは、シール好きの子供が多いです。
子供がお気に入りの動物や乗り物、キャラクターなどのシールをご褒美にしてみましょう。
◆歯磨きタブレット
歯磨き後にはお菓子を与えることができませんが、歯磨きタブレットであれば問題ありません。
子供からすると歯磨きタブレットもお菓子と同様の位置付けですから、喜ぶことが多いようですよ。
歯の再石灰化を促すキシリトールが配合されているタブレットを食べさせると虫歯予防効果もあり、一石二鳥ですね。
歯磨き好きになってもらうためのコツ
冒頭に申し上げましたように、嫌がる子供に無理矢理歯磨きすることは避けることが肝心です。
嫌な気持ちが先行してしまい、どうにもこうにも歯磨きさせてくれなくなることが多々あるためです。
歯磨き好きになってもらうためには、少しコツがあります。
○ほめる
子供が頑張って歯磨きできたら、よくほめてあげましょう。
大好きなパパやママからほめられると、気分よく歯磨きをしてくれるようになることがあります。
○短時間で行う
歯磨きは短時間で行うように心がけましょう。
長時間、お口を開けて寝かせられることは子供からすると嫌なものです。
ただし、歯磨きを短時間で行う際には磨き残しをしてしまうことがありますので、すばやくかつ磨き残しがないように気を付けて磨きましょう。
○機嫌のいいときに行う
イヤイヤ期真っただ中の2歳児は、ふとした拍子に機嫌が悪くなり、どのようなことにも拒否反応を示すことが多々あります。
特に、機嫌が悪いときの歯磨きはNGです。
機嫌がいいタイミングを見つけて、そのすきに歯磨きをするようにしましょう。
○歯磨きグッズを子供に選ばせる
歯ブラシや歯磨き粉などの歯磨きグッズを、子供に選ばせてみましょう。
たったこれだけのことですが、すすんで歯磨きしてくれるようになることがありますよ。
これらのコツを組み合わせたら、憂鬱な歯磨きタイムも楽しい時間に変えることができるかもしれません。
歯磨きタイムを楽しい時間に変えよう!
どんなことにも拒否反応を示す、イヤイヤ期真っただ中の2歳児に毎日歯磨きさせるのは本当に大変ですよね。
親も子供もストレスになってしまいがちな歯磨きですが、少し工夫すると、歯磨きタイムが楽しい時間に変わります。
子供によってどの方法がいいかは異なりますから、ぜひいくつか試してみてくださいね。