朝と夜歯磨きしたあとはマウスウォッシュを使おう!効果は?
オーラルケア 2019.12.12歯磨きは朝・昼・夜の3回が基本?
デンタルケアの商品には、マウスウォッシュやデンタルフロス、歯間ブラシなどがありますが、基本となるのが歯ブラシです。
皆さんは、1日のうち何回歯を磨いているでしょうか。
日本人の約95%が毎日歯磨きをするといわれていますが、回数は人それぞれでしょう。
夜1回の人もいれば、朝と夜の2回、朝昼夜の3回行う人もいます。
ある調査では、磨く回数の中で特に多いのが、1日のうち2回という統計が出ています。
以前、歯磨きでは「1日3回、3分間、食後に歯を磨く」という3・3・3運動が推進されていました。
しかし、近年では歯磨きの回数よりも質と時間を重視すべきとの考えがあります。
つまり、歯磨きの回数を重視するよりも、歯の磨き方を身につけ、しっかりと歯垢を取り除いてあげることが重要ということですね。
歯を磨くことはとても大切なことですが、歯を磨きすぎたことで歯や歯茎を傷つけてしまう恐れも考えられます。
そのため、磨けば磨くほどよいという考えは、正しいとはいえないかもしれません。
歯磨きだけでは不十分!?マウスウォッシュの目的とは
ただ、歯ブラシでしっかりと歯を磨けていたとしても、歯と歯の間や奥歯などはブラシが届きにくく、歯垢が残りがちです。
実際、歯磨きだけでは歯の汚れは6割程度しか落とせてないともいわれています。
そのため、歯ブラシと併用してデンタルケア商品を使用していく必要があると考えられているのです。
近年は、デンタルケア商品が多様化され、マウスウォッシュやデンタルフロス、歯間ブラシなどさまざまなアイテムを見かけます。
今回は、その中でもマウスウォッシュに焦点を当ててお伝えしていきましょう。
●マウスウォッシュの目的とは
マウスウォッシュを利用したことがある方はお分かりかもしれませんが、使用したあとは非常にお口の中がスッキリとします。
そのため、食後や朝の起床時、就寝前などさまざまなシーンで活用されています。
そしてマウスウォッシュは、虫歯や口内トラブルを治すためのものではありません。
口内の細菌を退治して、口臭や虫歯を予防することを目的としています。
ただ、マウスウォッシュをなんとなく使用している方も多いのではないでしょうか。
マウスウォッシュにもやはり使い方があり、誤った方法で使用している場合、本来の効果が得られない可能性もあります。
では、続いてマウスウォッシュの使い方について解説していきましょう。
マウスウォッシュは歯磨き前?それとも歯磨き後?
では、マウスウォッシュの使い方をご紹介していきます。
先ほどお伝えしたように、マウスウォッシュの目的は口内の細菌を退治し、虫歯や口臭を予防するためのものです。
そのため、朝食後でも夕食後でも、まず歯ブラシでしっかりと歯垢を取り除いてから使用してください。
歯磨きをする前にマウスウォッシュをする方もいらっしゃるようですが、歯垢が残った状態ですとマウスウォッシュが持つ洗浄効果が十分に得られない可能性があります。
歯磨きで、できるだけ歯の汚れを落とすことで、お口の隅々までマウスウォッシュが行き届き、細菌を退治してくれます。
また、歯磨きの際は舌の汚れも掃除しておくことをおすすめします。
舌を見ると白っぽいまたは、黄色っぽい苔のようなもので覆われていることがあります。
これを「舌苔(ぜったい)」といいますが、舌苔は細菌や食べかすなどの汚れが集まってできたものです。
舌苔も歯垢と同様に菌が増殖する原因になりますから、歯磨きを行ったときはこの舌苔も同時にケアしていきましょう。
そして、舌苔をケアするときは、舌を傷つけないためにも、歯ブラシではなく専用の舌ブラシを使用することをおすすめします。
マウスウォッシュは「朝・昼・夜」のうちどこでする?
「朝の歯磨きは、朝食後に行う」という方は多いのではないでしょうか。
しかし、虫歯や口臭の原因となる細菌は、夜寝ている間に増殖し、朝の寝起きには寝る前の200倍の数になるといわれています。
寝起きの朝は口内の細菌が爆発的に増えた状態であるため、その状態で朝食を食べてしまうと、体内に細菌を取り入れてしまうことになります。
そのため、近年では朝起きてすぐに歯磨きをすることを推奨している歯科医も多いです。
それに加え、マウスウォッシュで口内の細菌を一掃しましょう。
また、マウスウォッシュは朝だけでなく、就寝前に使用するのもおすすめです。
何度もいうように、マウスウォッシュは口内の細菌を退治する効果があるため、就寝中に使用すると寝ている間に増殖する細菌の数を抑えることに繋がります。
このことから、マウスウォッシュは朝と夜の2回行うと効果が得られやすいでしょう。
マウスウォッシュは朝と夜の2回!注意点は?
マウスウォッシュの効果を得るためには、歯磨きのあとに行うことと、朝と夜に使用することが分かりました。
では続いて、マウスウォッシュの注意点を述べていきます。
●歯磨きの代わりにはならない
マウスウォッシュは口内の細菌を退治し、虫歯や口臭を予防してくれますが、歯磨きの代わりにはならないため、歯ブラシと併用して使うものと考えましょう。
当然数十秒のうがいでは、歯の汚れを落とすことは難しいですので、しっかりと歯ブラシでブラッシングして予防してください。
●マウスウォッシュのやり過ぎ
マウスウォッシュをやり過ぎてしまうと、口内に必要な常在菌をも退治してしまう可能性があります。
常在菌が減少してしまうと、口内環境が乱れてしまう原因にもなるため、多くても1日3回までにとどめましょう。
●口内トラブルがあるときは使用を避ける
口内に出血があったり、炎症が起きていたりする場合、マウスウォッシュを使うと刺激になることがあります。
そのため、このような状態の場合は、使用は避けたほうがよいでしょう。
マウスウォッシュ以外で取り入れたいデンタルケア
ここまで、マウスウォッシュの効果や使い方をご紹介してきました。
今までマウスウォッシュを使用していなかったという方や、なんとなく適当に使用していたという方は、参考にしてみてくださいね。
また、デンタルケアの商品にはマウスウォッシュ以外にもおすすめしたいものがあります。
ここでは、おすすめのデンタルケア商品をご紹介していきます。
●デンタルフロスや歯間ブラシ
デンタルフロスと歯間ブラシは、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間の隙間や、奥歯などの歯垢を効率的に取り除いてくれる商品です。
歯ブラシと併用することで、より虫歯の予防や口臭予防に効果的となります。
デンタルフロスや歯間ブラシは、毎食後3回行うのが理想的ではありますが、時間がないのであれば、1日1回でも大丈夫です。
また、1日1回行う場合は、朝よりも細菌が増殖しやすい夜の就寝前に行うとよいでしょう。
歯磨きはデンタルケアの基本ではありますが、歯と歯の間などの小さい隙間はブラシが届きにくく、歯垢が取り除けていないことも多いです。
歯ブラシとデンタルケア商品を併用することで、健康な歯を維持することに繋がります。
自分に合ったデンタルケア商品で、歯のケアを習慣にしていきましょう。
歯磨きと併用してマウスウォッシュを使おう!
今回は、デンタルケア商品の1つ、マウスウォッシュについて取り上げました。
マウスウォッシュは、虫歯や口臭予防にも繋がるため、ぜひ歯ブラシと併用していきたいデンタルケアアイテムです。
また、マウスウォッシュの効果をしっかり得るためには、使用方法にも目を向けてみましょう。
そして、マウスウォッシュといっても、さまざまな種類がありそれぞれ効果も異なります。
購入する前に、どのような成分が含まれているか、どのような効果があるのかもしっかりと確認しておきましょう。