加齢臭に重曹風呂が効く?!重曹風呂に期待される効果とは?
加齢臭 2019.10.25重曹風呂が効く?!加齢臭とはどういうもの?
加齢臭は、「ノネナール」という物質が関係しています。
ノネナールは、皮脂の中にあるパルミトレイン酸が酸化することで発生します。
40歳くらいから徐々に増え始めるため、中年になると発生しやすい臭いだと言うことができるでしょう。
加齢臭は男性だけのものと思いがちですが、女性も中年になると臭う可能性があります。
女性ホルモンには皮脂を抑える特徴がありますが、中年になるとだんだん女性ホルモンの分泌量は減り、男性ホルモンが優位になります。
男性ホルモンは皮脂の分泌を増やす作用がありますので、女性でも中年になると臭いやすくなってしまうのです。
加齢臭の臭いはよく枯草のような臭いと表現されますが、実際の臭いはそれよりもひどく感じるかもしれません。
中年の男女が出してしまう臭いは加齢臭だけではなく、他の臭いも発している可能性があるからです。
そのことについては、後でお伝えします。
他人に臭っているかもしれないと思うと、気が気でない方もいますよね。
加齢臭対策には、重曹風呂が有効かもしれません。
生ゴミや靴などの消臭にも使われる重曹ですが、重曹風呂としてどのように作用するのでしょうか。
重曹風呂に使われる重曹!期待される効果とは?
加齢臭はどこから臭うことが多いかと言うと、大きい部分では背中・胸が挙げられます。
他にも、頭・首や耳の後ろ・脇などからも臭うことが分かっています。
これらの部位から発生する臭いを軽減させるには、重曹風呂が有効かもしれません。
こちらでは、重曹がどのように加齢臭に作用するのか確認していきましょう。
重曹は、弱アルカリ性でできています。
臭いの成分は酸性・アルカリ性どちらもありますが、加齢臭の原因物資は酸性です。
重曹風呂は、酸性である加齢臭の原因物質とアルカリ性の重曹が混ざることによって中和され、臭いがなくなると考えられています。
また、重曹には期待される効果や良い点が他にもあります。
重曹は自然素材でできており、お風呂に入れても安全なことが多いでしょう。
入浴剤のような色や匂い移りもありません。
また、重曹は掃除にも使われることから、入浴後の掃除が楽になる効果もありそうです。
臭いだけでなくお風呂の汚れにも効果を発揮してくれれば嬉しいですよね。
比較的安く手に入る重曹ですので、お財布にも優しいと言えます。
実践してみよう!重曹風呂の作り方や注意事項
加齢臭への効果が期待される重曹風呂を実践してみましょう。
材料は重曹のみですので簡単に作ることができます。
【重曹風呂の作り方】
①お風呂にお湯を溜める(一般的には200ml)
②重曹を大さじ1~3杯入れる
③よくかき混ぜて出来上がり
重曹風呂はとても簡単に作ることができますが、使用には注意事項があります。
◯毎日使用しない
重曹風呂の効果を感じた人は毎日使用したいと思ってしまいそうですが、肌のためには良くありません。
重曹の作用で肌がアルカリ性に傾きすぎてしまい、肌のトラブルを招きかねないのです。
週1~2回程度がおすすめの回数ですが、肌の状態をよく確認しながら利用しましょう。
◯重曹を沢山いれない
重曹の効果を上げようと重曹を沢山入れてしまう方がいるかもしれませんが、これはNGです。
アルカリ性が強くなってしまい、肌が弱ってしまう可能性があります。
◯乾燥肌や敏感肌の方は注意
乾燥肌や敏感肌の方は、重曹風呂の刺激が肌に強すぎる場合があります。
お風呂につかった後は、シャワーでしっかり洗い流すことが大切です。
重曹風呂以外でできる加齢臭対策!
重曹は簡単に手に入りますし用途が他にもあることから、重曹風呂としても気軽に利用できそうですよね。
こちらでは、重曹風呂以外でできる加齢臭対策をご紹介します。
◯朝シャワーを浴びる
朝臭いが気になるような方は、朝シャワーを浴びる対策が良いかもしれません。
肌の皮脂や汗を洗い流すことによって、臭いが軽減される効果が期待されています。
◯外出時には汗を拭く
外出時のこまめな汗拭きは、雑菌の増殖を避ける効果が期待されています。
汗と一緒に皮脂や雑菌を拭き取ることができるはずです。
◯薬用石鹸の使用
普段使っている石鹸やボディーソープで臭いが軽減されにくい場合は、薬用石鹸を使ってみると効果があるかもしれません。
ノネナールを分解除去するために、殺菌作用を持つ薬用せっけんを使用するのです。
◯服についた臭いには酸素系漂白剤を使用
服についてしまった臭いは、普段の洗濯洗剤では落ちない場合があります。
粉末の酸素系漂白剤を40度くらいのお湯に入れ、服を1時間程度つけてみてください。
あとは、普通に洗濯すればOKです。
臭うのは加齢臭だけじゃないかも?!ミドル脂臭とは?
中年の男女が発してしまう臭いとして加齢臭が挙げられますが、気になる臭いにミドル脂臭もあります。
ミドル脂臭は、「ジアセチル」という物質が関係しています。
ジアチセルは、汗の中にある乳酸が常在細菌に代謝分解されることによって発生します。
そして、ジアチセルと皮脂臭が混ざり合うと、ミドル脂臭特有の強い臭いを発生させることが分かっています。
ミドル脂臭は30~40代のミドル世代に多く、古くなった油のような臭いがします。
発生箇所は後頭部からうなじにかけてが中心ですので、ミドル脂臭を疑うのであれば枕の臭いを嗅いでみると分かりやすいかもしれません。
ただ、頭部からは加齢臭も発生している可能性があり、どちらも混ざることで臭いがより強く感じられることがあるでしょう。
ミドル脂臭は頭部から発生しやすいため、重曹風呂と言うよりもシャンプーの選び方や使い方に気をつけるほうが先決だと言えます。
加齢臭・ミドル脂臭と共に疲労臭にも注意!
加齢臭・ミドル脂臭とお話ししてきましたが、もう一つ中年の男女に気にしてほしい臭いがあります。
それは、疲労臭です。
疲労臭は、体に疲労が溜まることによって発生するアンモニアの臭いです。
疲れなどから働きが悪くなった肝臓によってアンモニアが血液によって全身に渡り、汗などと共に出てきます。
そのため、汗をかきやすい夏の時期には特に臭いを感じやすいと言えるでしょう。
アンモニアのツンとした独特の臭いは加齢臭・ミドル脂臭と同じように他人に不快な臭いとなりますので、臭い対策は必要です。
対策としては、身体を清潔にするということに尽きると思います。
汗に混ざって発生する疲労臭ですので、身体や頭をしっかり洗うことで発生した臭いを取り去っていきましょう。
後は、疲労臭の根本の原因である疲れやストレスを溜めすぎないということが大切です。
加齢臭対策での重曹風呂につかって、疲れも一緒に解消してください。
加齢臭に重曹風呂を!その他の対策も実践しよう
加齢臭は中年の男女にみられる臭いのことで、皮脂が変化したノネナールという物質が関係しています。
重曹風呂が加齢臭対策として期待されているのは、アルカリ性である重曹に酸性である加齢臭が作用し中和させることです。
お風呂に大さじ1~3杯程度入れて混ぜるだけですので、簡単に試すことができます。
その他の対策も実践して加齢臭を軽減させていきましょう。