加齢臭と洗濯には深い関係が?しつこいニオイには重曹を!
加齢臭 2019.08.02洗濯しても落ちない?!加齢臭の原因とは?
「加齢臭の対策しているけど、中々改善されない」「重曹で洗濯したのに、ニオイが落ちない」といったような、加齢臭でお悩みの方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、対策していてもニオイが改善されないのは、加齢臭の理解度が足りていないのかもしれません。
そこで、加齢臭の原因とは何なのかをご紹介していきます。
加齢臭は、一般的に40歳ごろから現れる体臭の一つです。
そのニオイの原因は、「ノネナール」と言われる物質です。
これは、皮膚の常在菌によって皮脂が分解されることで、発生するニオイ物質です。
また、体の酸化も加齢臭の原因となることがあり、それには活性酸素が関与していると考えられています。
加齢臭は、主に皮脂分解されることで発生するので、汗からのニオイとは違い、一年中注意が必要な体臭です。
さらに、ニオイが強く発生する体の部位としては、背中に皮脂が多いことから、背中からのニオイが強くなる傾向にあります。
他にも、耳の後ろや首の後ろ、胸の辺りもニオイが発生しやすい部位となります。
このように、加齢臭の原因は、皮脂や活性酸素などにより発生してしまっていたのです。
加齢臭には重曹?重曹に期待できる効果とは?
加齢臭で悩んでいる方は、重曹での洗濯が加齢臭に効果が期待できるということをご存知の方もいらっしゃると思います。
しかし、重曹がなぜ加齢臭に効果が期待できるのか理解せずに使用している方もいるのではないでしょうか?
そこで重曹の一般的な効果から、加齢臭になぜ効果が期待できるのかご紹介していきます。
重曹の特徴として、一つ目にアルカリ性であることが挙げられます。
これにより、加齢臭の原因である酸性物質の脂肪酸などを中和することができ、ニオイの予防になります。
二つ目に挙げるのは、研磨作用です。
これにより皮膚の古い角質を取ることができ、肌をきれいにすることができると考えられています。
三つ目は、皮脂などの汚れを落とす効果です。
重曹が持つ性質のアルカリ性は、皮脂汚れを浮かしやすくさせます。
このように重曹には様々な効果があるため、一般的に掃除に使用されることもあります。
しかし、掃除だけでなく、加齢臭の予防にも効果が期待できるのです。
しつこいニオイは重曹で洗え!重曹と洗濯の関係とは?
先ほどは、重曹のご紹介をさせていただきました。
ここでは、重曹での洗濯の効果についてご紹介していきます。
始めに、なぜ服に加齢臭が付いてしまうのか説明します。
ニオイが付いてしまう原因として、ノネナールや皮脂が服にこびりついてしまっている可能性が考えられます。
したがって、通常の洗濯では、繊維の奥まで付いてしまったそれらを除去することができず、ニオイが残ったままとなってしまうのです。
そこで活躍するのが、重曹です。
重曹はアルカリ性で、ノネナールや脂肪酸が酸性であるため、ニオイを中和できます。
それだけでなく、溜まってしまった皮脂の汚れなどを繊維の奥まで除去することができ、ニオイを改善することがあるのです。
しかし、重曹を用いているのに、ニオイが改善されない方もいらっしゃると思います。
そのような方は、重曹を溶かしたぬるま湯に30分から1時間ほど浸け置きすることをお勧めします。
浸け置きや、ぬるま湯で行うことで、重曹の洗浄効果も上がりますので、中々改善されない方は是非試してみてください。
洗濯だけじゃない!重曹風呂で体をリセット!
重曹がかなりの優れものであることをご理解してきたかと思います。
しかし、重曹は洗濯に使うだけではありません。
実は重曹は、風呂に用いることもできるのです。
重曹をただ湯船にとかして、つかるだけの簡単な方法ですが、様々な効果が期待できます。
一つ目は、何度も出てきているニオイ物質の中和です。
二つ目は、角質や皮脂を落としやすい状態にすることです。
これにより、肌をすべすべにできるかもしれません。
最後は、スクラブ効果です。
重曹は細かい粒子でできているため、皮膚への負担が少ないです。
そして、この効果で落としやすくなった、角質を除去することが見込めます。
このように、重曹風呂には様々な効果が期待できるのです。
しかし、気を付けなければならないこともあります。
皮膚は普段弱酸性であるので、菌の繁殖を防ぐことができています。
重曹のアルカリ性によって皮膚表面がアルカリ性に傾くと、その繁殖を防いでいた菌が増えてしまうことがありますので、毎日重曹風呂に入ることはお勧めできません。
このように、重曹には注意事項もありますので、その点に注意しながらの入浴で加齢臭に対応してみてください。
重曹だけじゃない!ミョウバンと重曹の違いとは?
実は体臭に効果があるのは、重曹だけではありません。
体臭に効果が期待できる物質、それは「ミョウバン」というものです。
ミョウバンは簡単に言うと、金属が硫酸塩の状態になったものです。
したがって、ミョウバンは酸性の物質です。
ミョウバンは洗濯には使用しません。
しかし、ミョウバンの制汗作用により、ミョウバンを10倍ほどに薄めた水をガーゼに湿らせて気になるところを拭くことで、ニオイの予防が期待できます。
これにより、加齢臭と汗のニオイが混ざることを防げれば、強いニオイを予防することができるでしょう。
また、先ほどご紹介した重曹風呂から出た時に、ミョウバンで濡らしたガーゼで体を拭くことで、皮膚を弱酸性に戻すことができれば、効果的に加齢臭を予防が期待できます。
このように、重曹だけではなく、ミョウバンを用いることが加齢臭対策になるでしょう。
食生活も大切!加齢臭と食べ物の関係
「重曹での洗濯などを行ってきたけど、加齢臭が改善されない。」
このように悩まれている方で、食べるものに気をつけている方はいらっしゃいますか?
加齢臭は、皆さんの食べるものによってニオイを予防することもできれば、逆にひどくなってしまうこともあるのです。
ここでは、加齢臭に関係する食べ物についてご紹介していきます。
加齢臭を予防が期待できる食べ物として、アルカリ性の食材があります。
アルカリ性の食材とは、具体的に、野菜類、海藻類、キノコ類などです。
アルカリ性の食事を摂取することで、ニオイの原因の一つである乳酸の産生を抑制することができると考えられています。
反対に、加齢臭をひどくしてしまう食材として、酸性の食材があります。
酸性の食材として、肉類や魚類、卵、穀類が挙げられます。
このような食材を食べる時には、注意が必要です。
意識して普段から食べる量を抑えることで、加齢臭が改善するかもしれません。
このように、加齢臭と食べ物には関係があるため、ニオイで悩まれている方は食生活を改善することをお勧めします。
重曹やミョウバンは注意事項を守って加齢臭を予防しよう!
重曹やミョウバンには加齢臭を改善する効果が期待されています。
洗濯や入浴に使うことで、加齢臭を取り除くことができるかもしれません。
しかし、重曹やミョウバンには注意事項があり、それに沿って使用しなければ逆にニオイの原因となってしまうこともあります。
したがって、これらを使用するときは、注意事項を守りながら使用することをお勧めします。
また、食べ物によって加齢臭がひどくなっていることもありますので、食べ物にも注意しましょう。