40代からの加齢臭対策!運動で汗と一緒に老廃物を流そう
加齢臭 2019.05.10加齢臭のメカニズムと運動の関係・臭い成分についての対策
加齢臭はワキガ臭等の体臭と違い、酸化に対する抑制力が低下し始める40代(男女共)を境に発生します。
人体は、身体の潤いを保つため皮脂腺から皮脂が排出されており、この皮脂は空気中の酸素により酸化されます。
皮脂に含まれる「脂肪酸」も酸化されますが、脂肪酸は40代から増加し始め、増加した脂肪酸が「ノネナール」という加齢臭独特の臭いの主成分に変化します。
そして、50代半ばから加齢臭が本格的になり、体幹(胸、背中)、顔のTゾーン、耳の後ろなどからも臭いが発生するのです。
加齢臭は女性からも発生しますが、臭いは目立ちません。
それは、女性ホルモンには抗酸化作用があり、特に対策をしなくても脂肪酸の酸化、分解が抑えられ加齢臭が目立たないからです。
また、同じ運動をして汗をかいても、男性の方が皮脂の分泌量が多く、汗腺の新陳代謝が活発なためです。
加齢臭独特の臭いはローソク、古本、枯草等と表現され、その他タバコ、着用している服の臭いなどが混じり不快な臭いになります。
しかし、幼少期におじいさん、おばあさんに可愛がられて育った方等は特に不快には感じず、懐かしい匂いと思い出す方もいます。
加齢臭に影響するストレス対策、運動で心身共にリフレッシュ
加齢臭の悩みを抱え始める中高年と言えば、仕事上重要なポストに就いて、毎日ストレスの波にさらされる日々になります。
ストレスを感じると、体内では活性酸素が発生し皮脂腺から排出された皮脂成分の脂肪酸の分泌が増えます。
そうすると、活性酸素と脂肪酸が結びつき、結果的に加齢臭の原因になるノネナールも増え、きつい臭いが発生することになります。
ストレスをため込んだまま日々の生活を送ると、加齢臭にとどまらず様々な身体のトラブルを招き、仕事にも悪影響を与えます。
ストレス発散の対策は沢山ありますが、高額な料金を払ってスポーツジムに通うことだけが対策ではありません。
散歩等、適度な運動で身体を動かして良い汗をかき、自分の好きなミュージックを聞いて心身共にリラックスする等、工夫次第でストレスは軽減できます。
また、加齢臭が気になる年代は身体の変化にも注意が必要になりますので、こういった機会に身体の見直しをしてはいかがでしょうか。
加齢臭は食事による影響も?運動後の汗のような臭い
加齢臭は年齢と共に発生し、個人間、程度の差はありますが基本的に避けて通れません。
しかし、食習慣の影響によって加齢臭を強くしている場合があります。
例えば、揚げ物、炒め物、スナック菓子類は「過酸化脂質」という物質が多く含まれています。
過酸化脂質を体内に大量に取り込むと、加齢臭の元になるノネナールが発生し加齢臭が強くなります。
また、男性が好む肉、チーズなどのタンパク質、脂質等を多く含む食べ物は適量に摂取するなら問題ありません。
しかし、食べ過ぎると体内で大量に硫化水素やアンモニアを発生させますので、運動で汗をかいてそのままにした時のような不快な臭いとなります。
食べ物による加齢臭の影響を少しでも抑えるための対策は、抗酸化食品(緑黄色野菜、緑茶)、アルカリ食品(酢、梅干し、海藻等)を積極的に摂取することです。
そして、揚げ物等に含まれる過酸化脂質は動脈硬化、高血圧、脳梗塞等の生活習慣病に起因しますので、食生活見直しのきっかけとしてください。
加齢臭とは違う「オヤジ臭」!30代男性特有の臭いの原因
加齢臭=オヤジ臭と思われがちですが、実はオヤジ臭は加齢臭より不快な臭いを発生します。
「使い古しの油」のような臭いが特徴です。
男性で10~20代にはない「ペラルゴン酸」という物質が、30代半ばから身体の体幹部から分泌されます。
ペラルゴン酸の酸化により、飽和脂肪酸という物質になることで臭いの原因になります。
今までご紹介した加齢臭の原因とは、別の物質です。
発生源は後頭部、首や耳の後ろ側になり、鼻と反対側なので自分では気づきにくい特徴を持っています。
朝、起きがけの枕の臭いがペラルゴン酸です。
これが、オヤジ臭の臭いの元です。
この年代の男性は、皮脂分泌量が最大になることもあり、とりわけ女性が気づきやすい臭いで、オフィスで働く男性としては対策が必要ですね。
また、働き盛りで仕事に追われた時にかく冷や汗は、運動後のさらっとした汗と違い、べっとりとした汗が出ます。
この汗もオヤジ臭の原因になります。
体臭・加齢臭対策!運動で汗腺を鍛えよう
体臭、加齢臭の対策として、運動により汗腺(かんせん)をトレーニングして機能を回復させる方法もあります。
体温調節の機能のため汗腺から放出される汗ですが、本来汗自体臭いはありません。
汗は「エクリン腺」と「アポクリン腺」という2種類の汗腺から放出されており、エクリン腺からは体温調節時(運動、辛い物を食べた時)に放出されます。
そして、汗の成分は水分が99%、残りがナトリウムでサラサラとして無臭です。
アポクリン腺は胸や脇の下、おへそや陰部など、特定の部位に存在します。
アポクリン腺から分泌する汗は、細胞の一部分の脂肪やアンモニアの成分を含んでいて、細菌がこの汗を分解することで独特の臭気を放ちます。
現代はエアコンに頼り切りの生活が多く、運動不足等で汗腺の機能が衰えてしまうことにより、限られた個所(顔、額、背中)から汗をかくようになります。
本来、エクリン腺という無臭の汗をかくはずの器官から、べたべたした汗が分泌されるようになり、汗が臭うようになるのです。
適度な有酸素運動により、汗腺本来の機能を取り戻しさらさらの汗を取り戻しましょう。
加齢臭・オヤジ臭対策!入浴、シャワーのポイント
加齢臭・オヤジ臭を抑えるには、臭いの原因として共通する「皮脂」または、酸化した物質(ノネナール等)を落とすことが大切です。
皮脂は肌に付着しやすく水に溶けにくい性質なので、運動後のシャワーくらいでは皮脂は落ちません。
しかし、皮脂をしっかり落とすためにゴシゴシとこするなど、余分な力を入れて洗ってはいけません。
皮脂は肌を保護する役割を持っているため、皮脂を落としすぎると不足分を補おうと皮脂の分泌を促してしまいます。
すると、皮脂の分泌が増えてしまい、かえって体臭が強くなってしまいます。
皮脂を適度に落とし体臭を抑えるには、身体を「ゆっくり丁寧に」洗い、毛穴の奥の汚れまで取り除くように洗いましょう。
また、意識して皮脂を落とす必要がある部位は、耳の後ろ、首の後ろや背中になります。
夜は丁寧に身体を洗い、朝はシャワーで体臭対策をしましょう。
加齢臭・オヤジ臭の強さの判断、臭いを発生させない皮脂対策
日中、仕事に関わる周囲の人に、自分の体臭が影響を与えていないか気になります。
しかし、鼻が自分の臭いに慣れているため強さが判断できません。
「大丈夫かな?」と不安があっても他人に聞くこともできませんので、一日着用していた自分の下着をビニール袋に入れ、臭いを嗅いでみてください。
それが、他人が嗅いでいるあなたの体臭になります。
周囲に影響を与えるような体臭でしたら、運動による汗腺トレーニングで体臭を気にしない日常生活を送りましょう。