加齢臭を枕から撃退!効果的な洗濯方法とニオイ対策を知ろう

加齢臭 2019.09.24

ぐっすり眠りたいのに、枕からの加齢臭が気になって気持ち良く眠れない方もいるのではないでしょうか。

確かに、中高年を過ぎると加齢臭は起きがちな生理現象ですが、枕カバーを工夫して洗濯することで、悩ましいニオイを撃退することができます。

そこでこの記事では、枕についた加齢臭をスッキリ解消する洗濯方法をご紹介します。

また、加齢臭に関わるシャンプー選びについても併せてお伝えします。

枕から臭う加齢臭!枕に染みつく原因は?

ロウや古本、枯れ葉のようなニオイで表現される加齢臭は、おじさん臭とも言われる中高年男性に多い体臭です。

自分のニオイに自覚して気づくことは難しいですが、枕が臭うことで初めて自分の加齢臭を認識する方も多いはずです。

一度そのニオイに気づくと、快適に休みたいせっかくの睡眠タイムも気持ち良く眠れません。

では、そもそもなぜ枕から加齢臭がするのでしょうか。

枕カバーの洗濯方法をご紹介していく前に、まずは加齢臭について知っておきましょう。

まず、加齢臭とは、皮膚の皮脂腺から分泌される皮脂を原因にそのニオイを放ちます。

もともと、皮脂は悪いものではなく、皮膚表面を外部の刺激から守り、潤いを保持する役割を果たしています。

中高年世代になると、加齢臭のもとになる「ノネナール」と「ジアセチル」という物質が皮脂に含まれるようになります。

この2つの物質は、中高年をピークに増加すると同時に、食生活やストレスなどの生活習慣の乱れによって大量に発生し、両者のニオイが混ざり合うことでより強烈な加齢臭を生み出します。

特に、頭皮は粘性の高い皮脂が多く発生するため、枕に加齢臭となって染みつきやすくなるのです。

枕カバーを効果的に洗濯!つけおき洗いで加齢臭を撃退

枕についた加齢臭を解消するには、洗濯してニオイを落とすことが手っ取り早い方法ですが、大事なのはその洗い方です。

普通に洗濯して加齢臭が落ちれば良いですが、ニオイがなかなか落ちない場合、まずは洗濯前に「つけおき洗い」をすることがおすすめです。

つけおき洗いでは、洗濯洗剤を溶かしたお湯に、30分~1時間ほど枕カバーをつけおきする方法です。

このとき使用する洗剤は、タンパク質を分解する「酵素入り洗剤」が望ましく、「リパーゼ」という物質が皮脂汚れに効果的に働きかけます。

また、酵素入り洗剤の効果をより発揮させるには、洗剤を溶かすお湯を40度程度のぬるま湯にすることが大事です。

ただし、40度を目安に酵素が活発に働く一方で、それ以上の高温は逆に酵素の働きが悪くなるので、温度の調整には注意が必要です。

この方法でニオイが解消できたら、2~3日に一度は通常の洗濯で加齢臭を防止するようにしましょう。

枕カバーの加齢臭がなかなか落ちない!酸素系漂白剤で洗濯しよう

つけおき洗いでも枕カバーの加齢臭が落ちない場合は、「酸素系漂白剤」を使ってつけおきします。

酸素系漂白剤とは、シミ抜き・漂白・除菌・消臭の4つの効果から汚れにアプローチしつつ、色落ちをさせない、強力かつ完全性の高い大変便利な洗濯アイテムです。

特に、動物性油脂や皮脂汚れに効果を発揮してくれるので、枕カバーについた加齢臭をしっかり撃退してくれるはずです。

酸素系漂白剤には「液体タイプ」と「粉末タイプ」がありますが、枕カバーをつけおき洗いする際は「粉末タイプ」のほうがおすすめです。

と言うのも、粉末タイプは液体タイプに比べて、漂白効果・殺菌効果がより強力になっているため、その分加齢臭のもとになる皮脂汚れをさっぱり落としてくれます。

また、粉末タイプの酸素系漂白剤をより効果的に発揮させるには、50度以下のお湯に溶かすことがポイントです。

ただし、粉末タイプは漂白効果が優れている分、素材へのダメージも大きいため、ウールやシルクなどの枕カバーの場合は、素材に対して穏やかな液体タイプを使用するほうが良いでしょう。

枕本体を丸ごと洗濯!洗う前に中材をチェック

これまでに、枕カバーに染みついた加齢臭をキレイに落とす洗濯方法についてご紹介しました。

それに加え、枕カバーだけでなく、枕本体を洗濯・乾燥させることも、普段から心がけたい加齢臭対策です。

と言うのも、頭皮の皮脂による加齢臭が染みついているのは、なにも枕カバーだけではなく、寝汗と共に枕の中材にまで浸透していきます。

つまり、枕の中材は湿気と皮脂汚れの細菌で籠りがちになるため、週に一度は枕本体を乾燥させるか、洗濯することが大事です。

枕の中材には、ウレタン・羽毛・高反発ファイバー・ラテックス・そば殻など、実に様々な種類の素材が使われており、洗濯できるかできないかは素材によって変わってきます。

洗濯ができる素材は水洗いし、できない素材はよく揉みほぐして日陰干しをするのが良いでしょう。

【水洗い可能】

ポリエステルバイプ・わた・ボールファイバー・高反発ファイバー・プラスチックボールなど

【水洗い不可】

高反発・低反発ウレタン・ラテックス・そば殻・ポリエチレンビーズなど

ただし、ウレタン素材は水洗い可能なタイプもあるので、素材表記をよくチェックしてみてください。

また、羽毛やダウンは手洗いが可能ですが、手間がかかるため日陰干しをおすすめします。

枕本体を丸ごと洗う洗濯手順は?

では続いて、水洗いができる枕の洗濯方法について詳しく見ていきましょう。

①洗濯絵表示のチェック

まず、洗濯する前に、真っ先にチェックしておきたいのは洗濯絵表示です。

洗濯絵表示には、水温や流水について表示されているので、その取り扱いに沿って洗濯をしていきます。

水温に特に制限がなければ、殺菌に適した高い温度で洗濯することをおすすめします。

②洗濯ネットに入れる

中材の劣化を抑えるため、洗濯ネットに入れます。

③洗濯

中性の液体洗剤を使い、素材への影響を考慮して漂白剤や柔軟剤の使用は避けます。

枕は一旦水分を染み込ませ、浮かないようにしっかり沈めることがポイントです。

④乾燥

日焼けや変色を避けるため、基本的に日陰干し、もしくは乾燥機で乾かすのが望ましいでしょう。

ただし、乾燥機を使う場合は、洗濯絵表示をチェックするようにしてください。

以上の手順で枕を水洗いしていきます。

枕カバーだけでなく、本体となる枕もしっかり洗うことができれば、より効果的に加齢臭を抑えることができるでしょう。

加齢臭のもとになる頭皮のケア!シャンプー選びのポイント

気になる枕の加齢臭は、枕カバーや枕本体を洗濯することでニオイを撃退できることが分かりました。

これらの加齢臭対策以外にも、ニオイのもととなる頭皮のケアを適切に行うことで、枕へのニオイ移りを抑えることが期待できます。

まず、加齢臭の原因物質であるノネナールは、一般的なシャンプーでは落とすことができない分、非常に厄介なニオイです。

だからといって、洗浄力の強いシャンプーを使えば、必要以上に皮脂を取り除いてしまう可能性があり、頭皮はそれを補おうと過剰な皮脂を分泌してしまいます。

そうなると、より加齢臭が悪化する可能性が考えられます。

そのため、皮脂を適切に落としながらも、頭皮環境を整えてくれる「アミノ酸シャンプー」を選ぶことがオススメです。

アミノ酸シャンプーには、ココイル系・ベタイン系・メチルアラニン系の3つのタイプに分かれるので、以下の違いを参考に自分に合ったタイプを選ぶと良いでしょう。

・ココイル系

髪や頭皮へのダメージが少なく、肌が敏感な方におすすめですが、その分洗浄力が低い特徴があります。

・ベタイン系

弱酸性で保湿性が高い特徴があり、頭皮が乾燥する方に適しています。

ただし、ココイル系と同様に洗浄力は低めです。

・メチルアラニン系

頭皮へのダメージを和らげながらも、余分な皮脂をしっかり落としてくれる万能型です。

ただし、価格が高いデメリットがあります。

工夫した洗濯で加齢臭対策をしよう

枕の加齢臭に悩んでいる方は、まずは枕カバーをつけおき洗いすることをおすすめします。

酸素系漂白剤を使ってつけおき洗いすることで、気になるニオイをより効果的に落とすことが望めます。

また、枕カバーをしていても、皮脂は寝汗と共に枕の中材にまで浸透していきます。

水洗い可能な枕であれば、本体を丸ごと洗って加齢臭対策を心がけてみてください。

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