湯シャンはやっぱり臭う?臭いが気になるはじめの時期の対策

頭皮臭 2018.10.05

頭皮の臭いは気になる!湯シャンが臭うのはなぜ?

自分のにおいは、慣れてしまって自覚できないものですが、周囲に不快感を与えているのなら、なんとかしたいですよね。

そもそも男性の頭皮というのは、皮脂が多くそれが酸化して臭うことも多いです。

それが、さらに強く臭いはじめてしまうとあっては、由々しき問題です。

湯シャンは、「頭皮によい」という口コミもあり、試している方やこれから試したい方もいると思いますが、臭い対策を考える必要があるのです。

湯シャンが臭うのは、普段シャンプーを使っている方がたまに湯シャンしたり、シャンプー派から湯シャン派の移行の時期が多いです。

シャンプーは、強力に皮脂を取り除くことができるので、肌になくてはいけない皮脂もとってしまいます。

また、皮脂腺が発達していき、皮脂の分泌量が増えてしまうことになります。

そうして皮脂腺が発達した状態で湯シャンをすると、皮脂残りや新たな皮脂の分泌などで臭いが発生してしまいます。

皮脂は悪者ではない!湯シャンをはじめたての頃

皮脂というのは、臭いの原因だったり毛穴詰まりからの薄毛の原因だったりすると考えて、その対策として徹底的に落としたくなる気持ちは分かりますが、よいものでもあります。

まず、うるおいをキープして乾燥を防げますし、肌荒れも防ぐことができます。

そして、肌が弱酸性を保つことで常在菌が元気になり、雑菌の繁殖を防ぎます。

そう、臭いの原因は、この雑菌の影響も大きいのです。

人間の皮膚に生息する1兆以上の常在菌には、乳酸菌やビフィズス菌などのよい菌も存在し、外部からの雑菌を防いでくれています。

湯シャンに変更する一つの理由として、皮膚の常在菌を落としすぎないことが挙げられますが、湯シャンしはじめたばかりの頃は、頭皮のバランスが一時的に崩れてしまうようです。

まだ常在菌が少なく、雑菌が増えやすい頭皮環境なので、臭いが発生することも多いのですね。

湯シャンを続ければ臭いは少なくなる

湯シャンの臭いの原因として、皮脂や雑菌のことをご説明しました。

要点をまとめると、「シャンプーで皮脂を落としすぎていて、皮脂がたくさん分泌する頭皮環境になっていること」「常在菌が頭皮に少ないため、雑菌の繁殖がセーブできないこと」ということになります。

こうした原因があるのですが、湯シャンを継続していくうちに、だんだんとバランスが整い、臭いが少なくなっていくことが多いです。

皮脂が過剰に落とされず、分泌量も減っていき、また、常在菌によって雑菌が増えるのも防げます。

5ヵ月過ぎるくらいには、臭いはほとんどしなくなることでしょう。

また、シャンプーをすぐにやめるのではなく、シャンプーする日としない日を作ってみると、自然に変えることが可能です。

洗浄力が弱いタイプ(アミノ酸系)にシャンプーを変えて、少しずつ湯シャンにしていくというのも、いいかもしれません。

ただ、すぐ湯シャンに切り替える場合でも、臭いが軽くなる対策はあります。

次項からは、湯シャンをはじめたばかりの臭い対策をご紹介します。

湯シャンの臭い対策!ブラッシングと綿手袋

湯シャンの臭い対策で、まずご提案したいのが、「ブラッシング」です。

毛量が多い場合ですが、丁寧にブラッシングすることで、余分な皮脂が取り除かれ、臭いを防ぐことができます。

頭皮にある皮脂を髪全部に行き届かせることで、髪を保護することができ、湯シャンで髪がギシギシになるのも防げます。

そのため、湯シャンとブラッシングはセットで考えていただきたいことです。

20分~30分と長時間ブラッシングしている方もいますが、櫛の汚れを見て、ブラッシングの効果を実感するようです。

また、「湯シャン時に綿手袋をつける」というのも臭い対策になります。

綿の繊維があるため、素手よりも、皮脂や汚れを落としやすくなるからです。

臭いがきつい、はじめの頃にだけ使ってみてもいいでしょう。

1か月くらいで、少しずつ臭いは落ち着いていきます。

湯シャンの臭い対策!ドライヤーとローション

湯シャンの臭い対策として次にご紹介するのは、「ドライヤーでしっかりと乾かす」ということです。

乾いていない頭皮には雑菌が繁殖しやすく、臭いの原因になります。

それを防ぐために、湯シャン後はできるだけ早めに髪を乾かしましょう。

最初にタオルで水気をある程度拭き取り、その後ドライヤーで乾かしてください。

ただ、乾かしすぎにも注意が必要です。

毛先までパリパリに乾かさず、根元をしっかり乾かしたらしっとりとしているくらいで、やめておきましょう。

そして、湯シャンの臭いは「全体をむらなく洗い流すこと」によっても少なくなります。

シャンプーだけで洗っている方は、一度大きめのタライにお湯を入れ、そこに頭を入れて洗ってみてください。

さらに、「湯シャン専用クレンジングローション」があります。

こちらは洗浄力が弱いクレンジング剤で、皮脂や常在菌のバランスを整え、臭いやかゆみを防ぐ効果があります。

その他には、シャワーヘッドを「塩素除去機能付き」のものに取り換えることもおすすめです。

水道水には病原菌を取り除くために、塩素が含まれているものです。

これは、臭い対策というよりは、頭皮環境改善のためのご提案ですが、塩素は蓄積すると頭皮トラブルのもとになってしまいます。

そのため、シャワーヘッドの交換は大切な頭皮を守ることにつながります。

また、「髪の毛にエッセンシャルオイルやバームをつけて臭いをごまかす」という方法もあります。

女性の湯シャン派の方は、バラの香りのバームやラベンダーのにおいがするオイルなどを使用していることもあります。

髪の毛にいい香りがすると、湯シャンだとはバレないかもしれませんね。

湯シャンの臭い対策!食べ物に気をつける

湯シャンの臭い対策には、食生活に気をつけるということも挙げられます。

食品の中には「抗酸化力」が高いものがあり、それらを意識的に食べることで、頭皮の皮脂が活性酸素で酸化するのを予防します。

抗酸化力の高い食品には、新鮮な果物や野菜、大豆製品などがあります。

例えば、下記のような食品です。

・トマト
・じゃがいも
・緑黄色野菜
・アボカド
・キウイ
・ブルーベリー
・いちご
・さくらんぼ
・みかん
・カカオ
・赤ワイン
・ナッツ類
・大豆
・豆腐
・たまねぎ
・魚介類

また、牡蠣やレバーに含まれる亜鉛にも、高い抗酸化力があります。

逆に摂らない方がいいのは、動物性の脂肪です。

火を通してから時間が経った肉、脂身の多い肉料理などは特に気をつけましょう。

皮脂が余計に多く分泌されてしまいます。

そして、喫煙や紫外線の浴びすぎ、ストレスなどでも活性酸素は増えてしまいますので、こうした習慣の見直しも行うといいでしょう。

湯シャンの臭い対策を行って頭皮を健康に

湯シャンには、「抜け毛や薄毛予防の効果もある」と言われています。

年齢や頭皮によって合う合わないはありますが、臭い対策に関して言えば、今回ご紹介した方法で軽減できるでしょう。

後頭部や首の後ろ近くは洗い残しが多いので、重点的に洗うことをおすすめします。

また、皮脂残りが気になる場合は、お湯の温度を少し上げてあげるといいようです。

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