歯間ブラシのサイズや規格を知って歯間ブラシを正しく使おう
歯間ブラシ 2019.01.28歯磨きよりも歯間ブラシを使う方が大事?
みなさんは、歯を磨くこと以外の歯や口内を綺麗にする方法をご存知ですか?
歯磨き以外にも、歯や口内を綺麗にする方法はたくさんあります。
その方法の一つが「歯間ブラシ」を使用することです。
歯間ブラシとは、ナイロン製の毛の付いた細い針金を使って、歯と歯の間の隙間(歯間)に残った歯垢や食べカスなどを取り除くものです。
市販されている歯間ブラシの毛は、ほとんどのものがナイロン製です。
ナイロンは水切れが良く、乾燥しやすいという特徴があります。
ごく一般的な歯ブラシも、ブラシ部分に使用されている毛はナイロン製ですから、口に入れたときの使用感は想像しやすいかと思います。
先ほど、歯間ブラシとは、「歯間に残った歯垢や食べかすなどを取り除くもの」とお伝えしましたが、歯間に残った歯垢や食べかすは、歯を磨くだけでは十分に除去できません。
そのため、歯磨きと並行して歯間ブラシを行うことが推奨されています。
次に、歯間ブラシのサイズや規格についてご紹介していきます。
一般的な歯間ブラシのサイズや規格<I型>
歯間ブラシには、いくつか種類があり、ブラシ部分のサイズの大小や、それぞれ規格も異なります。
例えば、歯間ブラシの先端部分が針金やナイロンではなくゴムでできているもの、などがあります。
ここでは、歯間ブラシの主流の形である「I型」「L型」についてご紹介していきます。
まず、「I型」についてです。
I型歯間ブラシとは、歯間に入れるブラシ部分がまっすぐ立っている形状のものです。
このまっすぐの形状になぞらえて、「I型」という名前がついています。
I型歯間ブラシは全長約5cmほどのものが多いです。
全長約5cmのうち、先端1cmほどが歯間に入れるブラシ部分で、残りの部分が持ち手です。
この、I型歯間ブラシは前歯に使用します。
前後に動かして汚れを取り除きます。
まっすぐな形をしたI型歯間ブラシなら前歯の歯間にスムーズに入り込むことができます。
次に、歯間ブラシ<L型>をご紹介していきます。
一般的な歯間ブラシのサイズや規格<L型>
前項では、前歯の歯間に使う、I型歯間ブラシをご紹介しました。
ここでは、歯間ブラシ<L型>をご紹介していきます。
L型歯間ブラシは、奥歯の歯間を掃除できます。
L型歯間ブラシの全長は10cmほどで、左右に動かして汚れを取り除きます。
ブラシ自体がL字に曲がっているわけではなく、持ち手の先端に細いブラシ部分が付いていることでL字の形に見えます。
少し外側に反った棒状の持ち手部分の先端に、ブラシが横向きに付いています。
持ち手部分は10cmほどあるので、奥歯にも届きやすいです。
人間の歯間には、わずかなすき間がありますが、歯間が狭い場合、歯間ブラシが入りずらい場合があります。
特に歯のケアを怠っていた方は、歯間にこべりついた汚れのせいで歯間ブラシが入らない場合もあります。
歯間ブラシを初めて使う方や、既に使用していて違和感を感じている方は、歯医者に行って自分の歯に合う歯間ブラシを選んでもらったり、様々なサイズや規格の歯間ブラシを試したりしてみることをおすすめします。
歯間ブラシのサイズや規格を覚えた後は歯間ブラシの正しい使い方を学ぼう
歯間ブラシの一般的なサイズや規格を覚えた後は、歯間ブラシの正しい使い方を覚えましょう。
まず、前歯には「I型歯間ブラシ」、奥歯には「L型歯間ブラシ」を使いますので覚えておいてください。
①歯間ブラシを使用する際は鏡を見て行いましょう。
洗面所にあるような固定されている大きな鏡よりも、手持ち鏡を利用した方が口内をよく観察しながら除去できますのでおすすめです。
②歯茎を傷つけないように注意し、ブラシ部分を歯茎に沿わせます。
沿わせながらブラシが歯間に当たったら、歯間に対して歯間ブラシを平らにしてそっと入れます。
③前から見て、前後または左右に動かします。
前から見て、I型歯間ブラシの場合は前後、L型歯間ブラシの場合は左右に動かします。
こちらが歯間ブラシの正しい使い方です。
前述の通り、歯磨きだけを行うのではなく、歯間ブラシで歯垢や食べカスなどを除去してから歯を磨いた方が、口内を綺麗に保つことができ、理想的なケア方法です。
では、なぜ歯磨きをするだけでは、歯にとって理想的なケアではないのでしょうか。
次項では、歯に食べカスや歯垢が付いたままになっていると、どうなってしまうのかを確認していきましょう。
歯に汚れが溜まるとどうなる?自分の歯間に合う歯間ブラシを使うことは重要
前述の通り、口内に残っている歯垢や食べカスなどを除去してから歯を磨いた方が、歯磨きのみ行うよりも、口内を清潔に保てます。
では、歯に食べカスや歯垢が付いたままになっていると、どんなことが起こってしまうのか、確認していきましょう。
まず、歯を磨くだけでは、6割ほどの汚れしか落ちないことを覚えておいてください。
落とせなかった食べかすや歯垢はそのまま口内に残ることになり、約48時間後には、歯垢は、より硬い歯石に変わると言われています。
歯石に変わってしまったら、歯医者でしか除去できません。
また、歯の表面についた歯石から細菌が繁殖し、虫歯、歯周病の原因にもなり得ます。
また、歯垢とは成分が異なりますが、歯に詰まってしまった食べカスも、細菌が発生しやすく、大量に細菌を繁殖させた結果、口臭の原因や虫歯、歯周病にかかってしまう恐れがあります。
そこで、歯間ブラシの出番です。
放置しておくと厄介な歯垢や食べカスも、歯間ブラシで綺麗に取り除くことができるのです。
しかし、歯間ブラシが小さすぎても大きすぎても、思うように歯に付いた汚れを取ることができません。
歯の病気にかからないためにも、自分に合ったサイズや規格の歯間ブラシを使うことは重要なのです。
おすすめの歯間ブラシをご紹介!
前項では、口内や歯に汚れがたまってしまうと、虫歯や歯周病にかかってしまう恐れがあることをお伝えしました。
また、歯磨きだけでは6割程度の汚れしか落とせません。
より口内を綺麗にさせるには、自分に合ったサイズや規格の歯間ブラシを使用することが大切です。
そこで、より自分の歯に合った歯間ブラシを選べるよう、おすすめの歯間ブラシをご紹介していきます。
【SUNSTAR:GUM(ガム)ソフトピック 無香料 歯間ブラシ】
・40本入
・サイズSSS~S
・I型
・385円(税込)
ブラシ部分はゴムでできているため、歯や歯茎にとても優しく、初心者の方でも使いやすいです。
持ち運びに便利な携帯ケース付きです。
【小林製薬:小林製薬のやわらか歯間ブラシ 細いタイプ】
・40本入
・サイズSS~M
・I型
・598円(税込)
ブラシ部分はゴム製で、信頼のおける日本製です。
【SUNSTAR:GUM(ガム) 歯周プロケア 歯間ブラシ】
・10本入
・サイズSSS~L
・L型
・399円(税込)
奥歯にスムーズに入り込むよう、高強度のワイヤーが使われています。
持ち手部分の色がサイズによって違うので、サイズの区別がしやすいです。
【デンタルプロ:デンタルプロ 歯間ブラシ】
・10本入
・サイズSSSS~L
・L型
・298円(税込)
サイズ展開が豊富です。
持ち手部分の色がサイズによって違うので、サイズの区別がしやすいです。
歯間ブラシをまだ使用したことがない方は、ゴム製で一番小さいサイズから試してみることをおすすめします。
無理矢理、歯間に歯間ブラシを入れてしまうと、歯や歯茎を傷付けてしまう恐れがあるためです。
既に歯間ブラシを使用している方は、しっかりと汚れを落とすためにも、歯間よりも小さいサイズを使用しないように気を付けてください。
自分の歯に合った歯間ブラシを使って口内を綺麗にしよう
歯間ブラシの目的は、歯磨きだけでは落とせない、歯に詰まった食べかすや歯垢を除去することです。
歯に詰まった食べかすや歯垢を除去することで、口内や歯を清潔に保つことができ、歯の病気になるのを防ぐことができます。
自分の歯に合ったサイズや規格の歯間ブラシを使って、日々口内を清潔に保ちましょう。