歯間ブラシはワイヤーよりゴムが良い?正しい使い方もご紹介

歯間ブラシ 2018.09.15

近年、歯磨きの補助的な役割をする器具の開発が進んできています。

デンタルフロスや歯間ブラシなど、そのなかでも様々な種類があります。

ここでは、歯間ブラシに興味があるけれど、どのような使い方をするのか、どんなものなのかがわからないという方のために、歯間ブラシについてご説明していきます。

また、歯間ブラシのなかでもおすすめなゴムタイプの商品もご紹介します。

歯間ブラシとは?どんな使い方をするもの?

歯間ブラシというのは、歯ブラシで磨いただけでは取りきれていない、歯と歯の間のゴミや汚れを取るための歯ブラシの補助的な役割をするものです。

針金にナイロン毛を付けたものとゴム製のものがあり、食べ物が歯と歯の間につまってしまった場合に、そのブラシを使って、歯間部に残っているゴミや歯垢を取り除くことができます。

また、歯ブラシの補助的な役割をするものとして、デンタルフロスというものがありますが、歯間ブラシとは汚れの取れる部分が違い、役割としても違いがあります。

デンタルフロスは、歯と歯が隣接している部分の汚れを取り除き、歯ぐきの溝の歯面にある汚れを取ることができる用具です。

歯間ブラシは、デンタルフロスに比べて歯間部が広い場合に使用するのに適しています。

詳しい使い方については、後ほどお話ししていきましょう。

歯間ブラシの使用が推奨される理由とは?

歯間ブラシがデンタルフロスと同様に、歯科医にまで推奨されている理由についてお話をしていきましょう。

歯ブラシで取り除くことのできる汚れは、主に歯の表面に付着したものになり、歯と歯の間に入ってしまった汚れを取り除くことは難しいと言われています。

しかし、取れないからと放置してしまうと虫歯の元となってしまいます。

そこで、口腔内の健康を保つために、歯磨きと併用して歯間ブラシも使うという使い方が良いとされています。

先ほど、デンタルフロスはまた違う役割をするものだというお話をしましたが、デンタルフロスの場合は、繊維が引っかかりやすいので、歯に詰め物をしている人は、詰め物が取れる可能性もあります。

また、歯のすき間のサイズに合っていないと汚れが取れないものなので、効果がありませんが、歯間ブラシの場合は、すき間の大きさに合わせやすいので、汚れを取り除くことが可能になります。

さらに、デンタルフロスのような繊維ではなくブラシなので、引っかかる心配もないでしょう。

次章からは、歯間ブラシの選び方のお話をしていきます。

前章で、ナイロン製とゴム製があると述べましたが、その素材の違いも後ほどご説明します。

歯間ブラシの選び方~サイズの違い~

歯科医にも推奨されている歯間ブラシですが、実際に購入を考え選ぶ際には、どのようなことに気をつけたら良いのでしょうか。

まずは、サイズについてポイントをご紹介していきます。

歯間ブラシには、「SSS・SS・S・M・L」とサイズが5種類あります。

メーカーによっては、SSSSやLLサイズというものも用意している商品もあります。

前述したように、歯間ブラシの特長として、自分の歯のすき間に合わせやすいということが挙げられます。

自分の歯のすき間のサイズを把握して、自分に合ったものを使うことが効果的な使い方のポイントです。

・SSSサイズ

通常では、最も小さなサイズとなります。

そのため、歯のすき間が0.8ミリまでの人に向いています。

一般的に健康な歯の人の場合は、歯間が0.5ミリとされていますので、歯の健康状態が普通であれば、このSSSサイズを使うことをおすすめします。

必要以上に大きいサイズのものを使用すると、スムーズに入らなくなるため、歯ぐきやエナメル質を傷つける恐れがあります。

・SS~Mサイズ

歯というのは、奥歯の方が前歯よりもすき間が大きくなっているものです。

そのため、奥歯を重点的に歯間ブラシで磨きたいという人は、「歯間1ミリ向けのSSサイズ」、「1.2ミリまでのSサイズ」、「1.5ミリまでのMサイズ」の中から選んで使用すると良いでしょう。

・Lサイズ

「ブリッジ」を装着している方は、歯ぐきとその人口の歯の間にあるすき間が大きくなっていますので、1.8ミリまでの対応が利くLサイズを選ぶと汚れが除去しやすくなりますので、おすすめします。

サイズの違いがおわかりいただけたところで、次は、歯間ブラシの形や素材(ワイヤー・ゴム)の違いについてもご紹介していきます。

歯間ブラシの選び方~形・ワイヤーとゴムの素材の違い~

先ほどは、歯間ブラシのサイズによる違いをご説明しましたが、歯間ブラシには、形にも違いがあります。

タイプとしては、「まっすぐになっているI字のタイプ」と「ブラシ部分が直角になっているL字のタイプ」のものがあります。

前歯を重点的に使用する時にはI字のタイプで、奥歯の場合はL字のタイプが使いやすいです。

また、歯間ブラシは、素材にも違いがあります。

ナイロン毛がワイヤーで固定されている形の「ワイヤーブラシ」と、やわらかい「ゴムブラシ」の2タイプがあります。

ワイヤータイプは、歯ブラシのように汚れをかき出すことができる上に、長持ちがしやすいです。

ただ、力を入れすぎてしまうと、歯ぐきを傷つけてしまうので、垂直に歯間に差し込むような使い方をしましょう。

そして、ゴムタイプは、やわらかいので歯ぐきを傷つける心配はありませんが、ゴムが劣化しやすく、やわらかすぎて先端が折れやすい場合もあるというデメリットもあります。

ワイヤーかゴムを選ぶには、一度、両方とも試してみてから使用すると良いでしょう。

ワイヤーやゴム製の歯間ブラシの正しい使い方・取り扱い方

ワイヤーかゴム製かに関わらず、歯間ブラシの使い方のポイントとしては、歯に沿うようにあてていくということです。

そして、片側からだけではなく、向きを変えて入れていきましょう。

ただ歯と歯ぐきのすき間に通せば良いというものではありませんので、歯垢をしっかりと取り除くためには、歯に沿うようにあてていくことが大切です。

そして、歯間ブラシを使用した後は、口をすすぎましょう。

歯間ブラシを使うことによって、取れた食べかすが歯に付着したままにならないように、しっかりとすすぐことが必要です。

その後、歯間ブラシのブラシ部分を流水でよく洗い流し、乾燥させましょう。

また、歯間ブラシを使用するのに適しているタイミングは、夜、歯磨きをする前に使うのが良いでしょう。

歯垢をしっかり除去したいからと言って、一日に何度も使用することはおすすめできません。

歯肉を傷つけてしまったり、歯ぐきを押し下げてしまう恐れがありますので、一日一回、寝る前に使用すると良いでしょう。

おすすめのゴムタイプの歯間ブラシと使い方のご紹介!

歯肉を傷つけてしまわないだろうかと心配をしている方には、やはり、ゴムタイプの歯間ブラシを使用することがおすすめです。

ここでは、ゴムタイプでおすすめの商品の特長と使い方をご紹介します。

【小林製薬 やわらか歯間ブラシ】

・形状:I字

・素材:ゴムブラシ

軸にはワイヤーを使用していないので、口腔内を傷つけてしまうという心配はありません。

そして、先端部分は極細の「SSサイズ」、中間部分は「Sサイズ」、根元部分は「Mサイズ」と、1本で3種類もの歯間のサイズに合わせられるようになっています。

そのため、歯のすき間の広さを問わず、ぴったり合わせて使用することが可能です。

容量も40本と大容量なので、交換することをためらわず、清潔を保つことができるでしょう。

また、ゴム製の歯間ブラシのメリットとして、歯ぐきにあてて掃除をすることにより、マッサージ効果もあると言われています。

歯垢や汚れも取れて歯ぐきのマッサージ効果もあり、1本で何役もする大変優れた商品です。

興味のある方は、ぜひ、お試しください。

歯肉や歯ぐきを傷つけずに歯垢を落とすならゴム製のブラシを!

これまで、歯間ブラシについてのお話をしてきましたが、特徴や使い方がおわかりいただけたでしょうか。

歯ブラシで磨くだけでは落としきれない歯垢や食べかすをきれいに取り除くためには、歯間ブラシを使用することをおすすめします。

「歯ぐきを傷つけたりしたくない」という方は、今回ご紹介したようなゴム製の歯間ブラシを選べば、安心して使用を続けることができるでしょう。

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